クローズド・ノート (角川文庫)

著者 :
制作 : 牧野 千穂 
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 3568
レビュー : 546
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043886012

感想・レビュー・書評

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  • 2015年6月12日読了。一度読んだことがあるんだけど、伊吹という名前の印象が強くて忘れられなくて再読です。いい名前だなー。私の子供にもつけたいと思ってます。万年筆の下りの話が楽しくて、香恵の格闘も面白くて、この今井文具店の設定が勿体ないので、またどこかで使ってほしいな。石飛隆作の優しさは結構好きだけど、話の中では結構やっかいなので、微妙。そして何をおいても、伊吹の日記の話はすごくすてきでした。いい先生だなぁと純粋に思っていたら、この話の裏話について最後に書いてあったものを読むと、作者の立場というか思いを汲むと、感動してしまいました。伊吹とは友だちになりたいな。香恵も好きだなぁ。

  • 読み終わった途端に、この本に出会えて良かったと思えるようなお話でした!
    たまたま前に住んでいた人の忘れていった一冊のノートが、色々な人をつなげてくれて、たくさんのことを教えてくれたような気がしました。
    伊吹先生の言葉は、あったかくて心がほっこりしたり、生徒に向けた言葉の数々はすごくかっこよかったです!そのノートに導かれるように香恵は石飛さんと出会ったりしたんだなと思いました!
    石飛さんが、リュウだとわかった途端に香恵の出会いは伊吹先生が導いてくれたのかなとそんな気がしました!
    最後まであっという間に読んでしまいました。香恵の天然なキャラクターが、物語全体をほっこりさせてくれたのかなと思いました。
    とてもいいお話でした!

  • 読み始めて、物語の前半で「隆=隆作」と想像がついてしまうのだが、 その後の小気味良い流れが、退屈させることなく楽しませてくれる。
    主人公の"天然"の効果もあって、心温まる作品に仕上がっていると思う。

  • 文房具店でのバイト、大学生活でのサークル活動、そして伊吹先生のノート。
    香恵に感情移入して、どんどん読み進めていきました。
    偶然にも出くわす石飛さんの存在、友達の彼の矛盾した態度、でもしっかりと自分の気持ちを伝えている香恵はかっこいい!と思う。
    伊吹先生の子ども達に対する思いもすごく真摯で素敵。教師の仕事の大変さがありありと記してあって、でもそこで輝いている伊吹先生は本当に尊敬する。仕事には一生懸命な伊吹先生が、恋愛ではうまくいかずに苦戦してるところは、なんだか共感できます。

  • プロットそのものは、そんなに大仕掛けでもないので、淡々と切なく心に「ともしび」の灯る物語ということで、いいでしょう。万年筆のうんちくは面白いです。

  • 別に…の印象が強かったけど、爽やかでいい小説!人物描写があざやか。

  • なんとなく最初から展開はよめてたけど最後の言葉にほっこり。

  • 殺人のような事件に巻き込まれる話かと思いきや、いい意味で裏切られた。

    大学生活、文房具店でのバイト、男でも自分のときがリンクするほど生々しくほっこり。
    もう今はいないのだろうと思った伊吹先生、これまたあったかい人柄にほっこり。
    亡くなってた現実、とても悲しい。

    主人公と同じく、もっと伝えていこうと思えてくる。

    著者のお姉さんが実際教師で亡くなってるとしり、さらにしんみり。

    すぐ最初のページ読み返した。
    とにかくあったかくなれた。

  • 息吹先生と主人公が重なり合って話が展開していく。
    淡い恋心と日常生活の淡い振り返る気持ちがよく折り重なって描かれている、
    読んでいて心温まる一冊。
    最後は素敵な三角関係になれてよかった。同じ土俵に立てたね。

  • 程よいミステリーってこういうことか。

    たんたんと普通のラブストーリーが続いていくと思いきや・・・。感動したって意味がわかった。特に、あとがき。こういう作品っていいな。

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著者プロフィール

雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)
1968年、愛知県生まれの小説家・推理作家。専修大学文学部卒業後ひとたびは就職。出版社などを経て、1999年内流悠人(ないる ゆうと)という筆名で応募した『栄光一途』が第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、2000年同作でデビューする。
2004年『犯人に告ぐ』が、2004年版「 週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2005年版「このミステリーがすごい!」で第8位、第26回吉川英治文学新人賞の候補として選ばれ、第7回大藪春彦賞を受賞。豊川悦司主演にて映画化・ドラマ化。代表作となる。
2006年に恋愛小説『クローズド・ノート』を発表し、沢尻エリカ主演で映画化。2013年刊行の『検察側の罪人』は2013年度「週刊文春ミステリーベスト10」4位など評価を受け、2018年8月24日木村拓哉・二宮和也共演で映画化。

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