心霊探偵八雲 失意の果てに (6 上) (角川文庫)

  • 角川書店 (2010年9月25日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784043887095

作品紹介・あらすじ

”絶対的な悪意”七瀬美雪が逮捕され、平穏が訪れたかに思えたのもつかの間、収監された美雪は、自ら呼び出した後藤と石井に告げる――私は、拘置所の中から斉藤一心を殺す……八雲と晴香に最大の悲劇が!?

感想・レビュー・書評

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  • う〜ん、なんだかいまいちな内容(・_・; 物語も引き込まれた感なかったなぁ〜。
    後藤さん刑事やめるとかなんとか言ってた割に普通に出てきて「?」ってなった。一心さんは果たしてどうなるのか?!!

  • 「嬉しいことも、哀しいことも、苦しいことも、愛する人と分かち合いたい。それなのに、その相手は自分一人で抱えていて何も言ってくれない。」(144ページ)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「八雲の父である両眼の赤い男に、自分の方を振り向いてほしい。」
    絶対的な悪である七瀬美雪の願いは、それのみであった。
    しかし彼の真紅の両眼には、八雲しか映らない…。

    八雲に憎悪の気持ちをもち続ける美雪は、拘置所のなかで後藤刑事らに、ある予告をする。
    「わたしは拘置所に居ながらにして、八雲の叔父・一心を殺す」と…。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    心霊探偵八雲シリーズ、(多分)第2部開幕!
    5巻で捕まった最大の敵・七瀬美雪の不可解な殺人予告から、物語は始まっていきます。

    シビアな状況にあっても本心を語らない八雲の姿に、もやもやした想いを抱いてしまう晴香。

    「嬉しいことも、哀しいことも、苦しいことも、愛する人と分かち合いたい。それなのに、その相手は自分一人で抱えていて何も言ってくれない。」(144ページ)

    彼女のそんな思いは、八雲に届くのでしょうか。
    そして一心は、どうなるのでしょうか!?

    下巻へつづく

  • シリーズ6作目、上巻。
    またまたショッキングな出来事が起きる。脳死状態と判定された一心…でも魂はまだそこにいるという八雲。八雲を信じて、一心がこちらの世界に帰ってくると信じていて良いかな…
    それにしても七瀬美雪は、とても不気味。何としても真相を明らかにして、ちゃんと報いを受けて欲しい。

    後藤の妻とのあれこれ(過去に何があったか、お互いをどう思っているか)も、この巻で明らかになる。一人で抱え込まないこと、大事。何事も共有したいし甘えて欲しい敦子の気持ちも分かるけど、私も後藤のように抱えがちな人間なので、気をつけたい。

  • 今回は上下の2巻セット。
    相変わらずスラスラと読める。

    一心が刺された時は泣いてしまった。
    今回は、後藤がすごくいい感じ!
    特に奈緒との関係が好き!

    後半も楽しみ!

  • どんどん引き込まれます。
    面白い!

  • 「私は、拘置所の中から斉藤一心を殺す」七瀬美雪は言った。果たして、拘置所の中から外部にいる人間を殺害することが可能なのだろうかーー。

    一心を刺したナイフや犯行現場の窓枠から美雪の指紋が見つかってはいるが、なんとなく美雪に捜査を誘導されている気がする。謎を多く残したまま、下巻へ続く…。

  • 今作は最初から不穏な展開で、辛い巻でしたが、先が気になって一気に読みました。いつもと同じようで一味違う後藤の姿やその妻の敦子のサバサバした姿、少し成長した石井の姿が見れて、そこがまた面白かったです!そして今回の謎は、刑務所に収監中の者が、一心を殺害しようとするというもの。どうやって行うことができるのかという謎も面白いです。

  • 七瀬美雪がなんともキャラ立ちすぎて、ちょっとなぁという感じ。当初は「霊が見える」ことの役割はさほど大きくない。もちろん特殊だし、霊から得られる情報は重要なんだけども、推理の切れ味はそれに勝る。

    しかしながら、七瀬美雪が主役級の登場をし始めて以降、どんどんあり得ない感が増して、単なるオカルトになってきた印象。なんか惜しい。

    ただ、主役級以外の登場人物たちが活躍し始めて、楽しさは増したかも。

  • 再読かつ、上下巻まとめて読了。

    ……!?え、ああ!?わ!?こんな展開!?え、そうだったっけ!?(←再読なのにすっかり忘れてる)。逮捕された七瀬美雪が拘置所の中から斉藤一心を殺すと宣言し…と冒頭から不穏。今回初の上下巻で、上巻読んだ時点でちょっと心が折れそうでした。なんでこんなに八雲にも奈緒ちゃんにも悲しい展開が続くの…っ!
    前巻の過去編で一心の好感度を最大限まで上げて、八雲の周りの人たちが敵ばかりじゃないとわかる一方でのこの展開……鬼か?それとも地獄か?

  • 感想は下巻にて。

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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