心霊探偵八雲6 失意の果てに(上) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043887095

作品紹介・あらすじ

"絶対的な悪意"七瀬美雪が逮捕され、平穏が訪れたかに思えたのもつかの間、収監された美雪は、自ら呼び出した後藤と石井に告げる-私は、拘置所の中から斉藤一心を殺す…。拘束された身である美雪には、物理的に不可能な殺人の予告。しかし、彼女の目はなぜか自信に満ち溢れていた。本当にそんなことが可能なのか!?後藤は疑心にかられつつも、一心を守ろうと決意する。八雲の叔父を狙う、美雪のその真意とは-。

感想・レビュー・書評

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  • う〜ん、なんだかいまいちな内容(・_・; 物語も引き込まれた感なかったなぁ〜。
    後藤さん刑事やめるとかなんとか言ってた割に普通に出てきて「?」ってなった。一心さんは果たしてどうなるのか?!!

  • 「嬉しいことも、哀しいことも、苦しいことも、愛する人と分かち合いたい。それなのに、その相手は自分一人で抱えていて何も言ってくれない。」(144ページ)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「八雲の父である両眼の赤い男に、自分の方を振り向いてほしい。」
    絶対的な悪である七瀬美雪の願いは、それのみであった。
    しかし彼の真紅の両眼には、八雲しか映らない…。

    八雲に憎悪の気持ちをもち続ける美雪は、拘置所のなかで後藤刑事らに、ある予告をする。
    「わたしは拘置所に居ながらにして、八雲の叔父・一心を殺す」と…。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    心霊探偵八雲シリーズ、(多分)第2部開幕!
    5巻で捕まった最大の敵・七瀬美雪の不可解な殺人予告から、物語は始まっていきます。

    シビアな状況にあっても本心を語らない八雲の姿に、もやもやした想いを抱いてしまう晴香。

    「嬉しいことも、哀しいことも、苦しいことも、愛する人と分かち合いたい。それなのに、その相手は自分一人で抱えていて何も言ってくれない。」(144ページ)

    彼女のそんな思いは、八雲に届くのでしょうか。
    そして一心は、どうなるのでしょうか!?

    下巻へつづく

  • シリーズ6作目、上巻。
    またまたショッキングな出来事が起きる。脳死状態と判定された一心…でも魂はまだそこにいるという八雲。八雲を信じて、一心がこちらの世界に帰ってくると信じていて良いかな…
    それにしても七瀬美雪は、とても不気味。何としても真相を明らかにして、ちゃんと報いを受けて欲しい。

    後藤の妻とのあれこれ(過去に何があったか、お互いをどう思っているか)も、この巻で明らかになる。一人で抱え込まないこと、大事。何事も共有したいし甘えて欲しい敦子の気持ちも分かるけど、私も後藤のように抱えがちな人間なので、気をつけたい。

  • 今回は上下の2巻セット。
    相変わらずスラスラと読める。

    一心が刺された時は泣いてしまった。
    今回は、後藤がすごくいい感じ!
    特に奈緒との関係が好き!

    後半も楽しみ!

  • どんどん引き込まれます。
    面白い!

  • 「私は、拘置所の中から斉藤一心を殺す」七瀬美雪は言った。果たして、拘置所の中から外部にいる人間を殺害することが可能なのだろうかーー。

    一心を刺したナイフや犯行現場の窓枠から美雪の指紋が見つかってはいるが、なんとなく美雪に捜査を誘導されている気がする。謎を多く残したまま、下巻へ続く…。

  • シリーズ過去最大級に、ミステリアスな展開!下巻に期待!

  • 再読。
    とうとう一心さんが…フラグ立ってたけど、いざとなるとやっぱり辛い展開。
    初見の時より、ここまでの展開が早く感じた。
    え?もう?早すぎるよ一心さん…って感じ。

  • 七瀬美雪の殺人予告、
    病院での幽霊騒ぎ、

    そして、一心が刺された!


    八雲パパも登場で、
    どうなっちゃうのの、激動の巻


    奈緒と、後藤刑事夫妻のやりとりだけが
    心のオアシスだわ〜

  • おお、ついに上下巻になっちゃった。
    そのぶん内容もどーんとシリアスに、
    いよいよ親子対決です。

    八雲の叔父、一心が殺害予告を受け、
    後藤・石井両刑事が寺を警護する。
    しかし、たしかにふたりが見張っていたお堂の中で、
    一心は何者かに刺されて重傷を負い、
    生死の境をさまよう。
    はたして犯人は?
    本当に拘置所から殺害予告した
    稀代の悪女のしわざなのか?

    壁抜け、もしくは透明人間のSPEC( ^ω^ )
    いえいえ、このシリーズでは
    「霊的な存在は物理的な力は発揮できない」
    お約束ですから。
    やはり、そこに生身の人間の
    愛憎が絡んでくるわけでして。

    素直じゃないながらに相思相愛な
    八雲&晴香カップルも微笑ましいが、
    今回は後藤刑事と奥さんとの
    わだかまりが解けるエピソードも良かったです。
    あとは石井刑事だな…
    だいぶしっかりしてきたけど(笑)

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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