心霊探偵八雲6 失意の果てに(下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2988
感想 : 151
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043887101

作品紹介・あらすじ

お堂で一心が刺された!?監視の目をかいくぐり犯人はどうやって事を成し遂げたのか?石井をはじめ、みなが疑心暗鬼になる中、八雲は拘置所で、殺人を告げた七瀬美雪と対峙する。一方、一心が収容された病院では、院内を少女の幽霊が彷徨っているという噂が!?絡み合う複数の出来事が、ひとつの点で結びついたとき、八雲と晴香は、深い悲しみと向き合い、大きな決断を迫られることに…シリーズ最大の悲劇、ここに完結。

感想・レビュー・書評

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  • う〜ん、、内容的にちょっと無理があるのではなかろうか(~_~;)
    あと後藤刑事と八雲のやりとり、石井刑事の転ぶ所など同じ文章、これまでにも何回も文章に出てきたのでくどいような気がします。

    一心さん、まさかまさかの結末でした。。。

  • シリーズ6作目、下巻。
    憎しみの連鎖を断ち切り臓器提供に同意する決断をした八雲の、その精神力におおいに尊敬の念を抱いた。榊原に最後に言った言葉の数々が泣ける。
    これからも周りの人たちの愛情で支えてあげて欲しい。
    一心さんありがとう、と私も登場人物のひとりになった気持ちで感謝と追悼を捧げた。

    最後の最後で七瀬美雪がまた逃亡したっぽくて、不穏な感じで終わる。もうやめてほしい…

  • 本編も良かったがあとがきも良かった!

    一心は、八雲と晴香のクッション、緩衝材的な役割で癒し的な人物だったと思う。
    居なくなってしまって、今後はどーゆー展開になるのだろう?!

    今回はやっぱり後藤が良かった!
    石井の成長を喜んだり、奈緒や奥さんとの関係であったり。
    もちろん、なんだかんだで八雲の事を想ってる部分もジーンときた!

    次作も楽しみ!

  • 「でも、八雲君は何も言ってくれません」
    「それは、晴香ちゃんも言わないからでしょ」(90ページ)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「わたしは、拘置所に居ながらにして、一心を殺す」
    絶対的な悪意の塊である七瀬美雪は、拘置所の中でそう予告した。
    そしてその予告通り、一心はお堂で刺されてしまう。

    叔父である一心が倒れても、普段と変わらない様子の八雲に、晴香は“自分は頼りにされていない”という苛立ち、落胆してしまう。

    それぞれの事実と個々の思惑とが重なり合うとき、ひとつの真相が八雲の前に姿をあらわす…。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ヒロイン・晴香が初の表紙を飾った下巻!
    鈴木康士さんによって描かれた晴香の姿を見れて、嬉しかったです。
    それだけでなく、表紙をよく見ると、晴香の後ろには一心と奈緒の姿も!
    そして上巻の八雲と対になるようにデザインされていて、なんとも粋な演出です。
    (ちなみに上巻バックには、後藤刑事と石井刑事らしき影が!)

    七瀬美雪の予告通り、刺されてしまった一心。
    しかし八雲は普段と変わらない様子に見え、八雲が何を思っているのか、晴香にはまったく見えません。

    そんな悩みを、新聞記者の真琴にポロッともらした晴香は、真琴から思いがけない言葉をかけられます。

    「でも、八雲君は何も言ってくれません」
    「それは、晴香ちゃんも言わないからでしょ」(90ページ)

    八雲は何も言ってくれない。
    けれど、晴香も自分の思いを伝えていないことに、晴香はやっと気がつくのです。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    本音をうち明けてほしい。
    自分を信用してほしい。
    そう願うことは多いです。

    でも案外見落としがちなのは、「自分の本音をまず、相手に伝えなければいけない」ということです。

    本音でぶつからない相手に、心を開くことはできない。
    ウザがられるかもしれない、傷つきたくはない、でもそう思って自分の思いを語らずにいたら、なにもしていないのと同じ、なのですね。

    晴香、気づけてよかったね。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    それにしても、真紅の両眼をもつ男は、なぜこんなことになっているのでしょう??
    八雲の推測する2~3年前に、男に何かがあったのだろうか?
    すごくすごく気になります。

    この先、きっとその謎も明かされると信じつつ…先へ進むことにします。

    さあ、7巻への道を急ぎましょう!

  • 何か大事な事をわからせてくれる話だった。

  • 残念な結果になってしまったけれど、彼の存在はみんなの心に多くの想い出と、温かさを残していったと思う。これをきっかけに、八雲も一人で悩みや苦しみを抱え込まずに、みんなと支え合っていけたらいいなと思う。それから今回、両眼の赤い男のことで分かったことについては、衝撃的だった。そうなると、今までのことも辻褄が合う。

    「どんな人間にだって、愛する人はいるんです」

  • 一心さん…悲しい、、久しぶりに本読んで泣きました…
    心霊探偵というにはとても深い本です。

  • 「人は死に向かって生きている」

    生きたい、もっと生きたかった、死にたくなかった。
    生き返って欲しい、死なせたくない、、、望みはただそれだけ、、。

    生への純粋な欲望が新たな死を生み、愛情はいつしか憎しみに変わる。
    歪んだ欲望と愛情に蝕まれた八雲の心はどうなってしまうのか…。


    今回、私にとっての一番の見所は、後藤夫妻でした。
    耳の不自由な幼い子供・奈緒を通して二人の絡まっていた愛情が
    ほどけていく瞬間が見えた気がしました。

    石井刑事を思う真琴も何気にいいです。

    八雲と奈緒の強い心に勇気づけられ、
    一心の愛情の深さに心が温かくなった第6弾。
    でも寂しい。すごく寂しい、というのが一番の感想です。

  • 単行本を既読だが、おまけストーリーが楽しみで必ず文庫も読んでいる。
    今回の『夜桜』は特にいい!
    何がいいかは是非ご自身で。

  • 再読かつ、上下巻まとめて読了。

    ……!?え、ああ!?わ!?こんな展開!?え、そうだったっけ!?(←再読なのにすっかり忘れてる)。逮捕された七瀬美雪が拘置所の中から斉藤一心を殺すと宣言し…と冒頭から不穏。今回初の上下巻で、上巻読んだ時点でちょっと心が折れそうでした。なんでこんなに八雲にも奈緒ちゃんにも悲しい展開が続くの…っ!
    前巻の過去編で一心の好感度を最大限まで上げて、八雲の周りの人たちが敵ばかりじゃないとわかる一方でのこの展開……鬼か?それとも地獄か?

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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