ゆめつげ (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043888016

作品紹介・あらすじ

小さな神社の神官兄弟、弓月と信行。しっかり者の弟に叱られてばかりの弓月には「夢告」の能力があった。ある日、迷子捜しの依頼を礼金ほしさについ引き受けてしまうのだが……。

感想・レビュー・書評

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  • 怖かったです。最初集まった人たちがだんだんいなくなるパターン?って思ったけど違いました。

  • 夢告が当たる当たらないというより、短すぎて何だかよく分からず(ここで謎解きくらいしたかった)、脱出シーンはくどく、行方不明の子供の父親が子を探す妻に嘘をつく動機もよく分からず、後半へ行くほど読み進めるのが辛くなりました。意味が分からない部分が山ほどあり誰かに解説してもらいたいくらいです。

  • 久しぶりの読書強化月間。こんなにも本を読むことに渇望していたのかと思うくらい楽しい。2冊目がこの本で良かったです。しゃばけのイメージで読み始めたものの全く違うテイストで最後は学生時代の歴史を思い出しながら読みました。クライマックスには続きを読みたいと思う気持ちだけが残りました。
    続きが読みたいなぁ、待ってます。

  • 初めて畠中さんの小説を読んだ。
    内容的には面白いと思うんだけど、
    読みづらくて飛ばし読み。

    しゃばけシリーズはすごく人気みたいたけど、
    他の作品はこんな感じじゃないんだろうか?

    宮部みゆきさんの作品と似てる気がするけど、
    宮部さんの方が断然読みやすくて面白いなー


  • 「しゃばけ」で人気の畠中 恵。そちらにちょいと乗り遅れたので初登場の角川文庫で。
    江戸末期、上野の小さな神社の神官、川辺弓月と弟・信行。兄の弓月は、夢に入って過去や未来を見る「夢告」の能力をもっていたが、幾分ピンボケで判るようで判らぬことも多い。
    そんな弓月のもとに、ある日、幼い頃に地震に遭い行方不明になった大店の一人息子・新太郎の行方を占って欲しいという依頼が舞い込む。礼金目当てに引き受けたところ、事態は思わぬ方向に…。
    ゆっくりとした語り口ながら事態はどんどん転がって、単なる迷子探しの筈がそれで終わらず、終盤、弓月が決して丈夫とはいえない体に無理を重ねて「夢告」を続けるところは夢と現の間を行ったり来たりでまずまず読ませる。
    江戸時代末期の大政奉還の騒ぎまで塗して、まあそれは文脈上あるとして、最後の夢はそこだけトーンが生々しく、その分後口が複雑微妙。

  • ファンタジーというよりは江戸サイキック?宮部のお初シリーズに負けてしまうのが残念。しかし何故あの時代なのだろうと思っていたけれど、逆にあの時代にしか設定は生きないのか。明治維新の動乱ってやっぱりすごいよなぁ

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/
    図書館・請求記号 913.6/H415/8/

  • 江戸は上野の端にある神社で神官を務める粗忽な
    兄としっかり者の弟。兄に夢告の能力があると
    いう噂を聞きつけて舞い込んだのが、大店の
    行方不明の一人息子の行方を占ってほしいという
    依頼だったのだが…。

  • 夢で占いをする家系に生まれた神官の弓月の元に、江戸の大金持ちの商家の子供の行方を探す依頼が舞い込んだ。
    その子は幼い頃に江戸の大火で行方知らずになったのだが、数年後に候補者が3名集まり、そのうちの誰が本物の子かを当てるという依頼だ。
    ただの占いの筈が、浪人に狙われ、監禁され、国に関わる大きな陰謀に巻き込まれていく。


    幕末の時代の神官職、商家の立ち位置を描いているが、この視点は考えたことがなかったため面白かった。
    江戸時代の謎解きもので、今作は夢告げというファンタジー要素がある。
    読みやすい文章で、スラスラと入り込めた。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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