ゆめつげ (角川文庫)

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  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 2472
レビュー : 241
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043888016

感想・レビュー・書評

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  • 最初は弓月の夢告が要領を得ていなくても面白かった。後で合点がいく事もあったし、続きも気になった。
    弟、信行との兄弟間の力関係も楽しんで読めた。
    けれど、弓月の夢告が人を巻き込み出したり、血反吐を吐くようになると途端に世界に入り込めなくなった。
    彰彦の大層な使命感も蓋をあければ突拍子もなくて現実的とは思われない。
    青戸屋のせがれだって何となくすっきりしない答えだった。
    うーん、ロマンス的な事もないし、弓月の夢告の力が強くなったのがせめてもの救いかな。

  • L

    ファンタジーでミステリーで江戸は最後。なイメージ。
    この煮え切らない子供のような人を主役にするのがこの作家さん手法?お好み?なのか。
    (カッコ)内の気持ちの吐露がうぜぇ…と言ったら失礼だけど、その気持ちについていけない。赤裸々な気持ちを読者に読ませないでほしい。
    時代背景とリンクしたミステリーなのは一読の価値あり。あとは個人の好き嫌い。

  • 2009年3月28日読了。

    江戸上野の神社。神官の弓月。弟の信行。このふたりの対比がまず面白い。若くてしっかり者の弟にのんびりでかなりうっかり者の兄。萌えるわ。そしてその性格とはまた無関係に「夢告(ゆめつげ)」の能力を授かった弓月。過去や未来が見えるというが、なかなか的を射た答えが見えず役立たずと言われる。大店の大変な依頼を受け、ふたりで出かけた先の大きな神社で事件に巻き込まれる。江戸だから時代劇だし神社だから神事っぽいけど、立派なミステリーですね。
    解説によれば作者の畠中さん、元漫画家さんだとか。道理で、台詞回しが独特で飽きさせないと思ってました。

  • 兄弟のやりとりが面白かった。

  • 幕末に志士たちが国のためという命のもとに簡単に人を切り殺していた時代、夢占いという特殊な能力を持つ弓月が夢の世界に入りこみ未来を予言していくというお話。夢告は体への影響が大きく、意味は違うけれど宇宙飛行士が地球に戻った時体への影響が大きく戻るまでにしばらくかかるということを思いだした。また、夢告は近い未来にしか行けないし過去にもいけないけれどタイムトラベルに似ている。私は夢を覚えていることは稀だけれど、夢には何か意味があると思ってしまう。今でも鮮明に覚えている夢がある。それはとても親しい知り合いが亡くなる前日と当日の早朝に見た夢。死ということ、魂の存在ということを考えさせられた。夢が未来を予言するのなら見たい気もするが見ない方が良いとも思える。

  • 江戸時代からタイムスリップする終末が良かった。

  • 畠中さんのご本は、自分的カテゴリーで時代劇にすべきか、ファンタジーに入れるべきか、いつも迷う。って、どーでもいいね。
    夢占をするお兄ちゃんと、実直で真面目な弟の神官兄弟。「しゃばけ」シリーズで良い味出してるお坊さんの名前も出てきたりする、ファンには嬉しいプレゼントも。
    占いを信じる・信じないは別として、すがりたくなる気持ちは理解できるし、また”見える”人の辛さも、いくらかは想像できる。
    現の世の哀しさや苦しさを、見えないものに頼ることで晴らしたい。人間って、なんて愚かで弱くて、愛しい存在なんだろうね。そして、そんなものなどない、と言い張る人達の中で、本当に地に足をつけて立っている人数は、なんて少ないんだろうね。
    優しい優しいお兄ちゃんの次の活躍も読みたいけれど、続きを書かれる予定はあるのかなあ。

  • 幕末、倒幕後の神仏のありようは?明治を予感させる内容がメインに?
    夢告ができる神官の息子、そしてそれを利用使用する人
    幕末の浪士と、資金調達を絡め、行方不明の札差の息子を絡めて進行する

  • これって読んだなぁ
    思ったよりも壮大なお話に

  • 安政の大地震で行方不明になった青戸屋の息子・新太郎を探すためにゆめつげを行う弓月と弟の信行。候補者の3人の子供たちとそれぞれの養い親。寺を抜け出そうとする人間を襲う浪人たち。夢の中に現れない新太郎の謎。青戸屋の息子に隠された秘密。

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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