もえない Incombustibles (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043891023

感想・レビュー・書評

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  • 突然、金属のネームプレートを手渡されたら。
    それだけで気味が悪いわ。
    身に覚えもなく「何なのそれ?」って感じじゃないのか。
    こんなことされたら、気になって気になって調べ始めたくなるよね〜。
    しかし、ひとりで行動するというのはちょっと怖い。
    思い出せて良かったのよね!?

  • 一部の本読み友達に人気の森博嗣さんw
    映画「スカイ・クロラ」は、それと知らずに観ていたものの難しくて、気になりつつも、小説に手を出す気はさらさらなかったのよねーw

    しかしある日、ふと目にした表紙が気になって手に取ってみる。(やっぱり表紙って大事!!)
    「もえない、って・・・燃えない?萌えない?」などと思いつつ裏を返してみると、森ミステリィの異領域を拓く、冷たさと鋭さに満ちた少年小説とのこと。

    ま、薄めだし、頑張れば読めるっしょ!と購入ww

    いんやー、おもしろかった!w
    なんとういか・・・読んでる間の感覚が、世界観のせいなのか、筆致のせいなのか、物語のせいなのか、よくわかんないけど、未体験の世界に迷い込んじゃった感じでーw

    あー、帰って来れてよかった!w

    他の、気に入った作家さんのように、即、次も読む!って感じにはならないものの、またこの世界に浸りに行きたくなっちゃうかもー? という予感w

  • 同級生が自殺した高校生の遺品の中に、自分の名前が彫られた栞が見つかる。彼と殆ど交流がなかった主人公・淵田は、そのことに薄気味悪さを感じつつ、友人姫野とその自殺について調べ始める。

  • これもタイトルに惹かれて読んでみたわけなんですけれども、なかなか楽しめましたね…自分は森氏の初期の作品(すべてがF~)なんかよりもこういった、独立している作品のが好みかもわからんですねぇ…すべFは本当に…いや、自分が文系なのを差し引いても何が面白いのかわけ分かりませんでしたからねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、ミステリ的にはアレかもしれませんけれども、解説にもあった通り、青春小説として読むならそこそこ読ませるものである、と思うんですけれどもねぇ…あと、森氏の作品に漂う静謐な雰囲気とでも言うんでしょうか? 好みであります!

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 霏がかかったようなストーリー
    主人公の印象がとても薄い
    対して、姫野は濃くはっきりと描かれている
    にも関わらず、彼はなんとなく蚊帳の外、というか
    核心からは遠いところにいた、ように感じる

    全体を通して、なんとなく全て煮えきらない。腑に落ちない
    そんな印象
    読んでいる最中、絶えず小さな不安とどことない違和を感じる
    登場人物誰もがはっきりとせず、なんのために登場し、なぜ死んでいったのかが不明瞭で
    「もえない」というタイトルは、金属プレートのことではなく、人々の感情もしくは記憶が
    燃えきらない、不完全燃焼な、という意味なのではないかと思ってしまう。
    読後の感覚が鈍い。

    ミステリーというには少し躊躇われるが、
    少年たちの葛藤や苦悩、青春というのも違う
    心のどこに置いておけばいいのか、難しい1冊
    読み返すかと言われたらおそらく読み返さないし、人にも勧めないが
    普段何気なく見ていたテレビや受け取っていた情報の中の
    小さな狂いが、今までよりも強く自身に反響するだろうと思う。

  • 森博嗣の登場人物はみんな淡白で死にたいする恐怖感や、生に対する執着心が薄いな

  • S&Mシリーズ、Gシリーズとは異なったミステリー。寧ろ、ホラーやサスペンスという印象が強い。

    高校生を主人公に、登場人物のキャラも立っていて読みやすく、後半になるについて引き込まれていくのは他の作品同様。

    ただし、推理物ではなく、もう一度読むかと言われると微妙。

  • 大好きな作家の一人森博嗣の青春ミステリー。殺人事件は起きますが他の作品に比べると全体的にゆるい感じのストーリ展開です。森さんの小説は内容はもちろん好きなんだけど登場人物達の会話のやりとりがたまらない。この作品でもそれは同じでホントあこがれる言葉の使い方です。

  • 森博嗣さん独特の言い回しが、かなり好きだ。例えば、
    『神経が鈍感にデザインされている』
    柔らかく、しかし淡々としているように感じる。
    本書にも、随所に散りばめられている。

    さて内容は、
    クラスメイトの死と、一枚の鉄のプレートから話が始まる。
    礼拝堂の清い白いイメージから、土の暗い黒いイメージへの変移が面白い。
    登場人物たちの話し言葉も違和感がなく、読みやすい。
    かなり好きな部類だ。
    佳境の短文が、主人公の思考や行動と連動していて緊張感があり、次へ、次へと掻き立てられるものがあった。

    森博嗣さんの文章が読みづらいと感じた方は、こちらを読んでみると良いと思う。
    高校生が主人公なので、共感する部分も多いだろう。

  • 怖かった。
    後半になるにつれ回転がとまらなくなるような、はらはらする感じがあった。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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