秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 1355
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043892037

感想・レビュー・書評

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  • 淡々としているけどしっかり怖い、独特の世界観がよいです。

  • 3つの牢獄です。

    恒川さんの世界観がとても好きです。怖くも美しい、だけど心に響くものがある。そんな感じです。読了後に気持がフワァっとするのは何故か・・・。

    レビューを見ていると結構多い通り、私も「神家没落」が一番好きです。

    ☆5では足りません。

  • なんか、おもしろい。
    なんか他の作品も読みたくなる。
    けど、その気持ちは最後までもたん。

    この人の短編集は表題作だけでお腹いっぱいになる。他をを読む気にならん。でもその表題作はおもしろいんよね。むずいね〜。

  • やっぱ恒川さんの本は面白い。
    この世界観,すごく好き。

  • 恒川光太郎作品は初読。
    面白い!
    3編のうち神家没落が一番好み。
    出られないが移動する家。実に面白い舞台装置。
    出来るなら無限の量が詰まった書庫が付属しているならそこは天国に違いない。
    秋の牢獄も楽しみ方が分かれば十分と楽しめるかも。
    幻は夜に成長するは最後の歓喜に震えて笑ったところで救いがあってよかった。

  • 延々と十一月七日を繰り返し続ける話。
    大事件(殺人とか)も淡々と語られてゆくのだけど、それが逆に怖い。
    繰り返し続けるうちにいろいろなものを失っていって、失うことに疲れて新しく得たものも手放して、どんどん無気力になっていって。
    連休最終日に「今日が永遠に続けばいいのにー!」って言ったりするけど、本当にくりかえしたらとんでもないなあ~と思わされた。目的のないループはつらい。
    最後はようやく救われたので、主人公の十一月八日が幸多からんことを祈る。

  • これホラー?とても鮮やかに映像が出てくる文章だった。学生の頃の生活を思い出した。

  • ホラーということですが、不思議系のお話。
    後味もそんなに悪くないし、全体的に綺麗な雰囲気でまとまっているなーと思った。

  • 再読。
    神家没落がいいって評価が多いようですが、私は秋の牢獄がお気に入りです。
    日常にいて日常にないことを繰り返して、同じことしか繰り返さない中で普通に通り過ぎる時間では知ることができたなかたことを見たり感じたり。
    けれども、何で同じ日にとどまっているのだろうか、また、それを操っているだろう支配者におびえ逃げる不安もあり、時間の空間に囲われて脱出できない恐怖がじわじわとさせる。

    主人公の女の子が友達や同じ日を繰り返す仲間を冷静に分析しているのも、結構好きだなと思う。

  • 幻想的で不思議な雰囲気漂う3話が収録されています。
    タイトルの牢獄から連想するように、どの話も主人公が「囚われる」というのが特徴となっています。
    その囚われるというのが、時間だったり、家だったり、訳の分からない幻想的なものだったり・・・。
    そして、お話の印象もSFっぽいもの、ホラーっぽいものとそれぞれになっています。

    一番面白かったのはタイトルにもなっている最初の「秋の牢獄」。
    女子大生の主人公が11月7日水曜日をずっと繰り返すというお話です。
    その繰り返す時間の中で本人は好きに動く事ができる。
    でも、朝になると何もかも無かったように全てリセットされて、また同じ日が始まってしまう。
    何かを買っても翌日には無くなっている。
    人を殺しても翌日には相手は生きている。
    そんな繰り返しの中で、彼女は同じように「繰り返している」人と出遭い、そういう人々が「リプレイヤー」と呼ばれていること、そんな人々が他にもたくさんいる事を知る。
    そして、彼らを消滅させる存在がいる事も・・・。

    SFチックな話だと思いました。
    自分がこんな状況になったら・・・と自然に考えてしまう。
    何度も同じ日を繰り返すなら、何の心配もなく、色んな事に挑戦できる。
    失敗を恐れることもない。
    だけど、その行動は何の結果も残さない。
    何をしても何の意味もなさない日々-。
    正に不毛。
    正に囚われている。
    終わらないことって恐怖以外の何ものでもない。
    恐ろしい話だ・・・と思いました。

    最初が良かっただけに期待して読み進めましたが、読み進める毎にトーンンダウンして幼稚なイメージになっていったのが残念でした。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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