きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編 (角川文庫)

制作 : 角川文庫編集部 
  • KADOKAWA
3.38
  • (22)
  • (52)
  • (105)
  • (14)
  • (4)
本棚登録 : 819
感想 : 64
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043894031

作品紹介・あらすじ

ちょっとしたきっかけでぐっと近づいたり、もう顔も見たくないってほど嫌いになったり。ともだち、親友、それともライバル?旬の作家が集結、それぞれが描いた、かけがえのない友情の形とは?いまどきの名作を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集『きみが見つける物語 十代のための新名作』。「友情編」には、坂木司、佐藤多佳子、重松清、朱川湊人、よしもとばななの傑作短編を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 思春期の少年が、親には見せられないDVDをレンタルする時のように
    「十代のための」の文字を、姑息にも親指で隠したりしながらレジに出し
    読み続けてきた、この『きみが見つける物語』シリーズ。
    もう、かなりの数を読んだのですが。。。

    今まで読んだ中で、いちばん好きです! この『友情編』。

    坂木司の『秋の足音』、佐藤多佳子の『サマータイム』は既読でしたが
    大好きなこの2作がセレクトされたこと自体がうれしくて買ってきたのです。
    ところが、それほど期待してなかった(他の作家さん、ごめんなさい!)
    朱川湊人、よしもとばなな、重松清の3作が素晴らしくて。

    ことに、『キッチン』とか『TUGUMI』以来ぱったりと読んでいなかった、
    よしもとばななの『あったかくなんかない』。
    今、お気に入りの短編を朗読して、と言われたら、迷わずこれを選びます。
    「あったかくなんかない」というのが否定の言葉ではなくて
    幼いのに、清らかな瞳で人の本質を見つめていたまことくんの
    ささやかで平凡な暮らしへの憧れを込めた言葉なのが切なく、
    いつまでも余韻の残る名作です。

    一度だけならどんな願いも叶えてくれるという神様をテーマにした朱川湊人『いっぺんさん』も
    神様を純粋に信じる少年たちの心が招く奇跡の美しいこと!

    読み終えるやいなや、『あったかくなんかない』が収録されているという
    よしもとばななの『デッドエンドの思い出』と
    朱川湊人作品を図書館で検索した私でした。

    • アセロラさん
      こんにちは♪
      まろんさんがよしもとばななを!\(^O^)/
      『TUGUMI』が高校時代のバイブルだったアセロラです(笑)

      …って言...
      こんにちは♪
      まろんさんがよしもとばななを!\(^O^)/
      『TUGUMI』が高校時代のバイブルだったアセロラです(笑)

      …って言いながらも『デッドエンドの思い出』をはじめ、
      “よしもとばなな”になってからの作品はご無沙汰なんですが(汗)(『王国その1』で止まってます…(^^;)、

      大好きな作家さんの本を読んでもらえるって、嬉しいですね(^-^)
      レビューも楽しみにしております★
      2013/04/10
    • まろんさん
      まっき~♪さん☆

      そうそう、うれしいんですよね!
      今年は、『本屋さんのアンソロジー』に続いてこの本と、
      入ってる作品全部好き!というアンソ...
      まっき~♪さん☆

      そうそう、うれしいんですよね!
      今年は、『本屋さんのアンソロジー』に続いてこの本と、
      入ってる作品全部好き!というアンソロジーに、もう2冊も巡り会えて
      ぴょんぴょん飛び跳ねたい気分です(笑)
      この本、古書店では105円になってる確率が高いので、ぜひぜひ♪

      そして、うふふ♪
      『デッドエンドの思い出』、読みました!
      まっき~♪さんのオススメ通り、本当に素敵な本でした。
      これから脳細胞をお菓子で活性化しつつ、がんばってレビューを書こうと思ってます(*'-')フフ♪
      2013/04/10
    • まろんさん
      アセロラさん☆

      おお、感性豊かなアセロラさんに、『TUGUMI』はぴったりな気がします!
      私は、ぽわーんとどこか抜けてるので
      『TUGUM...
      アセロラさん☆

      おお、感性豊かなアセロラさんに、『TUGUMI』はぴったりな気がします!
      私は、ぽわーんとどこか抜けてるので
      『TUGUMI』も『キッチン』もいいなぁと思いながら
      あの繊細さにちょっと気後れして、その後の作品を敬遠しちゃってました。

      でも、『デッドエンドの思い出』、読み終えてこれからレビューを書くところなのですが
      胸が痛くなるくらい、しみじみといい作品でした!
      アセロラさんが大好きな作家さんなのだから、間違いありませんよね。
      他の作品も追いかけてみたいと思ってます(*'-')フフ♪
      2013/04/10
  • いろんな作家の話が読めて、10代でなくても楽しめる。
    重松清が一番好きかな・・・。
    坂本司もよかった。引きこもり探偵三部作読んでみよう。

  • 確か小学生の時に買った覚えのある本。
    久しぶりに読むとあの頃よく分からなかった事が理解できたりして面白かった。
    友情って、いつのまにか生まれていて、ちょっとしたきっかけで脆く壊れてしまったりする。
    サマータイム聴きながらまた夏の夕暮れにゆったり読みたい本だった。
    短編集はやはり読みやすい。

  • どうして鳥井くんが、ひきこもり?
    性格と設定のギャップが大きいので!

  • 「ちょっとしたきっかけでぐっと近づいたり、もう顔も見たくないってほど嫌いになったり。ともだち、親友、それともライバル?旬の作家が集結、それぞれが描いた、かけがえのない友情の形とは?いまどきの名作を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集『きみが見つける物語 十代のための新名作』。「友情編」には、坂木司、佐藤多佳子、重松清、朱川湊人、よしもとばななの傑作短編を収録。」

  • 読んでスカッとする感じではなかった

  • このシリーズは今人気のある作家さん達の作品を掲載していて、小中の図書館蔵書にお勧めです。
    この本を勧めて、好きな作家を見つけさせるのにちょうどいいと思いました。重松清はきよしこが載っていて、この分量では話に入りにくかった。せっかくなら、他の重松作品にしてほしかったなぁ。
    娘(中1)はシリーズでこれが一番面白かったそうです。

  • タイトル*きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編
    作者*角川文庫編集部
    出版社*角川グループパブリッシング

  • ちょっとしたきっかけでぐっと近づいたり、もう顔も見たくないってほど嫌いになったり。ともだち、親友、それともライバル?旬の作家が集結、それぞれが描いた、かけがえのない友情の形とは?いまどきの名作を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集『きみが見つける物語 十代のための新名作』。「友情編」には、坂木司、佐藤多佳子、重松清、朱川湊人、よしもとばななの傑作短編を収録。

  • いっぺんさんが凄い好き。

全64件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂木司の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×