きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編 (角川文庫)

制作 : 角川文庫編集部 
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043894031

感想・レビュー・書評

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  • アンソロジーはすぐ読めて
    新しい作家さんとの出会いがあるからとても好き。

    今回はいっぺんさんがとても心に残った。
    子どもの頃の純粋な気持ち、
    毎日を楽しんでひとつひとつに夢中になる気持ち
    そして友達の大切さ。
    大切な人を大切にしようと改めて感じた作品だった。

  • 2015.03 市立図書館

  • 5話の短編アンソロジー。『青空の卵』秋の足音 坂木司 / 『いっぺんさん』 いっぺんさん 朱川湊人/『サマータイム』サマータイム 佐藤多佳子/『デッドエンドの思い出』あったかくなんかない よしもとばなな/『きよしこ』交差点 重松清。

    秋の足音はミステリー、主人公とその親友の絶妙な関係が楽しい。
    いっぺんさんは、セピア色の落ち着いた感じで、ラストは切ない友情物語。
    サマータイムは登場人物の心身の成長を描いている。
    あったかくなんかないは、甘酸っぱい幼心を描いているがラストは涙。
    交差点はスポーツ少年の友情と葛藤を描いたドラマ。

    どれも面白かった。

  • 秋の足音は目が見えない男性を主人公が助けることから始まり、つけられているという悩みを解決する過程で判明する捻じれた愛のお話。とりあえずカレーが食べたくなります。このシリーズは読んでみたくなりました。
    いっぺんさんはその名の通り一回だけお願い事をきいてくれると噂の神様。病気であっけなく亡くなる友人のためにお願いする主人公に夢かもしれない奇跡が起きるお話。
    サマータイムはプールで出会った友人に触発されてピアノを始める話。みんなでピアノを弾ける機会を想像したくなります。
    交差点は実力が全ての厳しさや、それに付随する人間関係の難しさを経験して、ちょっと成長するお話。お父さんも成長しています。

  • 「いっぺんさん」は不覚にも泣いてしまった。こういうの弱い。

  • ラジオで聞いた「いっぺんさん」ここで出会えるとは。すごく白バイ警官がかっこよくて、感動してしまった。いい感じでまあ、ハッピーエンドといえるかな。

  • 色んな友情

  • それぞれ簡単に。坂木司:『青空の卵』既読の為感想割愛。朱川湊人:良かった!最後まで読んでわかるタイトルの妙!収録本読んでみようかなぁ。佐藤多佳子:まぁまぁかなー。よしもとばなな:うーん…どんな話だったか思い出せない…。重松清:『きよしこ』既読の為感想割愛。朱川湊人と重松清が良かったかな。2011/336

  • 角川文庫の「きみが見つける物語」シリーズ。友情に関連した作品が5つ短編集のように集まっている。すっと読める作品でよさげ。

  • この5人の作品を読むのが初めてで、短編だから試しに買ってみました。

    坂木司さんの『秋の足音』
    佐藤多佳子さんの『サマータイム』
    よしもとばななさんの『あったかくなんかない』
    この3つのストーリーが好きです。

    とくに『あったかくなんかない』は、何度も読み直しました。明かりの暖かさについてこんなに考えたのはこれが初めてです。
    当たり前だけど、人によってモノの受け取り方って違うんだなあ。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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