きみが見つける物語 十代のための新名作 休日編 (角川文庫 あ 100-103)

制作 : 角川文庫編集部 
  • 角川グループパブリッシング (2008年7月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043894048

きみが見つける物語 十代のための新名作 休日編 (角川文庫 あ 100-103)の感想・レビュー・書評

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  • 米澤穂信(夏季限定トロピカルパフェ事件)、
    万城目学(ホルモー六景)、恒川光太郎(秋の牢獄)、
    森絵都(永遠の出口)、角田光代(学校の青空)
    豪華5人組のアンソロジー!!

    みんな好きな作家さんばかりなので「アタリ!」と思って読んだら
    みんな読んだ本ばかりでした。
    がっかりしたけど、読み始めるとやはり面白くて
    あっという間に読破。

    一番好きなのは「恒川さん」やっぱり好きだわ~(*´ー`)
    ピカイチだと思いました。

    どの作品も読みごたえありで、また「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」
    恒川作品読みたくなりました。

    このアンソロジーはおいしい「アタリ」です♪ぜひぜひオススメです。

  • 「秋の牢獄」は思わぬ収穫。初めて見る作家だけど、今後気を付けておこう。
    角田光代はなんか風格があったなあ。いかにも女子の物語なのに、おっさんも入り込める。

  • “子供同士で千葉なんて、と渋い顔をする母には、「いつまでも子供と思っていても、もう中学生なんだよ、お母さん」と静かに諭して説きふせた。そのくせ電車賃は「中学校の入学式までは小学生だもんね」とちゃっかり半額の子供料金ですませた。
    「ほんとのとこ、あたしたちって今、小学生なのかな、中学生なのかな」
    赤い「小」マーク入りの切符を手に、春子は物思い顔でつぶやいたけど、私にはそんなのどちらでもよかった。
    もう小学生ではないような、でも中学生でもないような、空白の二週間。
    ぽっかり口を空けたあなぼこみたいな季節。
    私はただその浮ついた時間を浮ついた心でふわふわとやりすごしたいだけだった。”

    「シャルロットだけはぼくのもの」 米澤穂信 「夏期限定トロピカルパフェ事件」所収
    「ローマ風の休日」 万城目学 「ホルモー六景」所収
    「秋の牢獄」 恒川光太郎 「秋の牢獄」所収
    「春のあなぼこ」 森絵都 「永遠の出口」所収
    「夏の出口」 角田光代 「学校の青空」所収

    ちょっぴり苦いような休日話。

    “「だって昨日まであなた、行けるところだったらどこだっていい、推薦でどっか行きたいなあって言ってたじゃないの。受験勉強はしたくないし、働くのはもっといやだって。いったい何が不満なのよ?」
    その問いに答えることはできなかった。黙ってうつむいていると、どうしたっていいのよ、あなたの人生なんだしね、と母親はため息混じりに言った。あそこがどうしてもいやだって言うなら断って受験したっていいんだし、だめだったら浪人したっていいし、働いたって専門学校に行ったって、お嫁に行ったってその準備をしたって、どうしたっていいのだと母親は言い、でも、行けるところがあるんだから行っておくのが賢明だと思うけど、とつけくわえた。そう言われて私は窓の外に視線を移し、浪人している、働いている、専門学校に通っている、花嫁修業をしている自分を想像してみた。すべて容易に想像できたが、窓の外をせわしなげに歩いていく人たちの人生と同じくらいそれらにはどれも現実感がなく、またそのうちのどれもやりたいと思えなかった。そうして考えているといよいよあの短大に進むのがいやになってきて、愕然とした。私は何もやりたくないのだった。何かしなくてはいけないこの時期に、私にはやりたいことの一つもないのだ。ね?とのぞきこむ母親に、そうかもしれないね、と力無く言った。
    明くる日学校に行って、三者面談どうだった?と私はみんなに訊いてまわった。みんないろいろ言っていたけれどだれも本当のことを言っていないように思えた。できることなら一人一人に向かい合って、卒業したらあなたはどうするつもりなのか、それは本当に自分の進みたい道でやりたいことなのか、それはいつどんなふうに決めたのか、きちんと訊きたかった。けれどもちろん、そんなことは怖くてできない。みんなそうに決まっているのだ。私たちは入学した年から、何かにつけて進路はどうするのか考えなければならなかったし、どんないい加減なものにせよ、ずっと抱いてきた考えを三者面談の途中で変えてしまう人なんているはずがないのだから。”

  • 角田光代さんの作品は逸品。万城目さんのホルモーも、もう一度ちゃんと読みたくなった。
    恒川光太郎さんの作品は初めて読んだ。『秋の牢獄』は印象に残った。別の作品も読んでみたい。

  • 米澤さんの話が読みたくて

    小山内さんシリーズの話

  • 20150613読了
    万城目 学さん初めて読みました。柔らかい文章を書くかただな~とおもいました。

  • ホルモー読み返そうかな。

  • 10代の子たちがこの本を読んで、新たな世界を知って欲しい。皆素晴らしい作品を残し続けている第一線の作家さんたちばかりです(´ー`)

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    とびっきりの解放感で校門を飛び出す。この瞬間だけは、学校のことも嫌な奴のことも、宿題のことも忘れて…。旬の作家が集結、それぞれが紡いだ休日の大冒険とは?いまどきの名作を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集『きみが見つける物語 十代のための新名作』。「休日編」には、角田光代、恒川光太郎、万城目学、森絵都、米澤穂信の傑作短編を収録。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・アンソロジー


    ++1

  • 5話の短編アンソロジー。『夏期限定トロピカルパフェ事件』シャルロットだけはぼくのもの 米澤穂信/『ホルモー六景』ローマ風の休日 万城目学/『秋の牢獄』秋の牢獄 恒川光太郎/『永遠の出口』春のあなぽこ 森絵都/『学校の青空』夏の出口 角田光代。
    シャルロットは駆け引きが面白い。
    ローマは米澤さんさすが!
    秋の牢獄は不思議系。
    春のは絵都さんらしい作品。
    夏のは思春期の心情を見事に描いてると感じた。

    どれも、この著者のほかの作品を読んでみたいと思った。

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