145gの孤独 (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043897025

感想・レビュー・書評

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  • 2018.4.8-128

  • 面白かったけどもう少し設定の外堀の説明が欲しいな、とは感じる。
    付き添い人としての仕事とその解決でストーリーは進むが3 章から大きな展開がある。
    自分の抱えていた闇に対峙し乗り越えていく話と捉えた。

  • 145gってなんの重さだろう、と思いつつ読む。
    元プロ野球の投手、死球によって傷つけたライバル、その妹が営む「付き添い屋」。ちょっとうさんくさい仕事。
    いびつな形を作る三人の関係とそのやりとり。請け負う仕事はどれも「いい話」へとつながっているようなのに、なんだろうこの嫌な感じ。と、後半明らかになるもろもろ。ああああ、そういうことか、そういうことだったのか。

  • ミステリではあるが、なんかほっこりするんです。

  • プロ野球選手が試合中の死球事故が原因で引退して、便利屋を始める…きっかけは入りやすくて先も気になるけど、期待しすぎたのか最後は余り印象に残らず。

  • なかなか、読み応えがあった

  • ☆ここで軟球を投げるということは完全にあの世界を棄てるということになのだ(p134)

  • 元プロ野球選手の倉沢は、試合中の死球事故が原因で引退。その後、戸部の勧めを受け便利屋を始めた。身近な雑用や送迎など依頼者は年配の人が多かったが、それ以外の共通点があった。それは、死が身近にあったこと。
    死球事故の相手のバッターは、引退後酔って事故に遭い植物状態になって居た。原因を、作ってしまった倉沢自身も、僅かな希望と大きな失望の中で、死が身近にある。
    井岡さんの2〜3作目のもので、設定や展開に❓な箇所もあったけど、独特の寂しさや切なさが感じられて、やっぱり好きな作家さんだと思う。

  • +++
    プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添うことになる倉沢。その仕事が終わるや、またも彼女から「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。不審に思った倉沢は…。情感豊かな筆致で綴りあげた、ハートウォーミング・ミステリ。第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。
    +++

    プロ野球の試合中の事故で野球選手としてのエリートコースを外れ、便利屋をやっている倉沢に、屈託があることは初めから判っていたが、それが想像以上のものだと明らかになるのは、物語も終わりに近づいてからだった。倉沢の苦しみと、その姿を目の当たりにする周りの人たちの哀しみ、そして願い。少しずつ噛み合わず屈折していくそれぞれの想いがやるせない。そして、倉沢に仕事を斡旋してくれる戸部もまた、とんでもない覚悟を抱え込んでいたのだった。苦しく哀しい人たちの想いが凝縮しているような物語であるが、そんな中にも明日を生きる希望の光が差し込むのだと思わせてもくれる一冊である。

  • だれとも関わりのない孤独ではなかった。
    関わろうとしてくれる人は周りにいるのに心を開くことができない本人が閉じているための孤独。表向きは会話もするし推理もするのに閉じている。なんて複雑なおじさんなんだ。
    いやいや145g分だけ、関わりきれないってことかも

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