空の中 (角川文庫)

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  • 角川グループパブリッシング
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レビュー : 1639
  • Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898015

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーというか、非日常的な話ですが、最後は泣いてしまいました。
    フェイクと瞬の別れのところ。

    書き下ろしの「仁淀の神様」も良かったです。
    高知弁が活かされている。

    • ウエッチさん
      この作品、フェイクと瞬の関係ってあまり皆さんの琴線に触れないみたいなんですが……、私もこの友情に涙したので、嬉しくなってついコメントしました...
      この作品、フェイクと瞬の関係ってあまり皆さんの琴線に触れないみたいなんですが……、私もこの友情に涙したので、嬉しくなってついコメントしました。
      228頁「瞬が来たのに気づいてか、スイと軽やかに浮き上がる。」
      読み返すとこのさりげない一行が…眩しく光るんですよね。
      2013/09/17
  • 巷で流行の有川浩を初めて読んだ。BGMはMr.Childrenの『深海』と『SENSE』がハマる。これくらいの甘さはきゅんきゅん出来ていい。私の中で光稀のイメージは完全に柴咲コウ。他の自衛隊作品も読みたくなった。2010/093

  • けっこう面白かった。
    宮じいの台詞が心に残る場面が多かった。
    「人間は間違う生き物だから、人生ずっと自分を律し続けなあかん」
    という内容は、今の自分にも影響するし、そのように生きていきたい。
    間違うのは仕方がないけど、その先にどう行動するかが大切。

    そういう意味で小説に登場する瞬は、かなり悪い方向ばかりずっと進み続けるという読んでいて「馬鹿やろう」っと何度も心の中で思ってしまった。

    間違う事は恥じるべきではない。
    間違った事より学ばないことが恥じるべきだな。

  • 自衛隊3部作、読了しました。

    ヒーローの男前度・胸きゅん度

    塩の街>海の底≧空の中

    ですが、ヒーローが魅力的なのは相変わらずです。
    こんなにできる20代半ばの男性はなかなかいないだろうなとは思いますが・・・。

    ヒロインは、必要以上に男言葉を使っている印象で、ちょっとステレオタイプかなあと。
    実際には光稀のような女性自衛官の方は少ないのではないかと思います。

    ストーリー自体は、有川作品のお約束を裏切らず、続きが気になって平日にもかかわらず、夜明け近くまで読みふけってしまいました。
    宮じいがとても良い味出してます。言葉が胸に浸みました。

    これで「クジラの彼」に取りかかれます。
    「クジラの彼」でも、光稀は同じような感じなのかしら・・・。

  • 登場人物の突然の事故死かがきっかけとなり、2組の主人公たちが動き出す。彼らの誰もがそれぞれの信念を持ち、葛藤しながら立ち向かっていく物語。500ページを超す大作に惹きこまれ、特別書き下ろしにいたっては涙腺が緩んだ。本当に人の心を映すのが上手な作者だと感じることのできる作品。

  • 図書館戦争から入った者としては、洸希と高巳は、女堂上と小牧を見ているようでクスクスと笑いが出てました。
    瞬くんと佳江の純粋な感じとW主人公が良いかも。

    そして、宮じぃが大好きです。はっとさせられる言葉が多いけど、道理。
    少し中盤が間延びしてる感じあったけど、最後の終わりかた良かったです。
    高巳やるよねー。笑
    そして、洸希さんやられるよねーでも可愛い。笑

  • すごくよく考えられて書かれているなあ~という感じの、
    エンターテインメント作品。

    キャラクターが魅力的なんだけど、それだけに頼っていない
    圧倒的な構成、設定で、ぐりぐり読み進めちゃいました。
    面白かった!
    ページ数がボリューミーなので、読書慣れしない人には
    大変かも分からないけど、読んでみて損はないかも。

    あくまでエンターテインメント作品で、
    お説教くさい事は書いていないのだけど、
    読み終えた時に、「生きること」や「愛すること」に対して
    強い肯定感を感じます。素敵。

  • 宮じいサイコー!!凄い心に響く様なことを言ってくれるし、ジーンとくるね!話しの内容も面白くて即読みだった。

  • 532ページにもおよぶ大作でした。

    とにかく凄い作品でした(笑)

    登場人物それぞれの言葉がどれもグッときます。

    とにかく「空の中」という題名のとおり広大な作品でした。


    とても感動しました!

  • 「人間とゆうがは、自分の聞きたい理屈しか聞かんもんやきのう。けんど、瞬はかしこい子やき、聞きたい理屈と聞かないかん理屈が違うことは分かっちゅうろう。今はよう聞かんがよ。けんど、一生聞かれん子でもなかろう。」
    「雑魚と呼びゆうがもわしらの勝手ぜ。魚の方は自分が雑魚じゃ邪魔じゃは思っちょらんきね。ただ生きちゅうだけじゃ。」
    「現実の世界ではどこからどうみても悪いのが一人だけいるなんて簡単で幸せな話は滅多にない。ウルトラマンはきっと関係者の言い分をそれぞれ聞いて、あっちも分かるしこっちも分かる、スペシウム光線も使いどころがなくてただ心を痛めるだけだろう。」
    「あんまの理屈は、トゲを持っちゅう魚にトゲを持っちゅうことが悪いと責める理屈や。」
    「年寄りに敵わないのはこういうところだ。何も賢しく意図しない言葉でふと誰かを救ったりする。それはその年輪が言葉に力を与えているのだろうが。これは若い者にはおいそれと真似できない」
    「同情売るつもりの相手から同情買ってちゃ相手の思う壷だよ。いくらでも買わされる」
    「あんたは一生お父さんと喧嘩をする気じゃなかったろうがね。仲直りする気やったろうがね。ええ?違うかよ。それやったらもう仲直りしちゅうがね。お父さんもそうやったろうがね。帰ったらあんたと仲直りするつもりやったし、あんたと仲直りできるがも知っちょったわね。間が悪うて家に帰れざっただけで、もう仲直りはしちょったがよね。」
    「パイロットは、空で起こることは全部自分自身で引き受ける覚悟で飛んでいる。どんな不測事態が起こっても誰かのせいにはしない。私の上司もあんたの父親も事故を誰かのせいにはしない。【白鯨】のせいにもだ」

    最初は設定も突拍子ないし小難しい話も多いし…と思ってたけど、終盤ぐいぐい引き込まれて読んだし、最後分かってる結論だけど泣ける。それまでの前振りがあるからこそのクライマックスだと思う。
    そして、本編を読んでからの「仁淀の神様」がまたいい。超泣いた。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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