空の中 (角川文庫)

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  • 角川グループパブリッシング
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レビュー : 1639
  • Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898015

感想・レビュー・書評

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  • ずっと積んだままだった。ひょっと手にしてみたが、中々読み進める事のできない感想に困る本でもあった。
    「仁淀の神様」は文句無しに心が温まるストーリーで、こちらをメインにした物を読んでみたかったかも。

    有川さんが「分岐点」とあとがきでも述べているように、ライトノベルとして出されるはずがハードカバーとして出版されたらしい。
    航空自衛隊の女性パイロットとメーカーの調査員のやり取りはいつものように可愛らしい。女性が強いというのも読んでいて楽しい。だが、高度2万メートルに存在した未知の飛行物体「白鯨」とのやり取りは少々くどいかと…。意図するところが見えなくて、読むのが少々難しかった。

  • 高度2万メートルで起こった事故。
    子供たちが海辺で拾った不思議な生物。
    大人と子供が見つけた2つの秘密が出会ったとき…。

    これは私の頭にはなかなか難しかった
    同じ行何回か読み返して理解出来たり。。。
    塩の街に比べると会話が少ないからかな~。

    宮じいが一番好きです!本当素晴らしい人です。
    そして最後の章の仁淀の神様は号泣でした(ノ◇≦。)
    あ~人間て儚い。

  • 美味しい寿司を食べに行ったのに、いつの間にかカッパ寿司にいてケーキが回ってきた、って気分です。
    プロローグを読んで硬派だけどまだまだ未熟な若手パイロットが飛行機事故の謎に挑むミステリーかと思って購入したんですが、実際には、未知との遭遇→ツンデレパイロットがヒロインの少女漫画、って感じです。
    物語自体は最後までぐいぐい読めたので面白かったんだとは思いますが、冒頭でのわくわく感は裏切られた感じ。わかってて読めば楽しめたかもしれません。

  • だいぶ前に読んだ作品。
    不思議な感覚になる作品で、少し読むのに時間がかかりました。
    「白鯨」という生物に翻弄されて「白鯨」は本当に良い生物なのか、それとも悪い生物なのかに囚われている人たちが印象に残っています。

  • 自衛隊シリーズ2作目。読みづらくて時間かかった・・・SF?っぽいのは苦手かも…でも最後は期待通り(涙)恋愛系の話は素晴らしい。

  • 高度2万メートルで相次いだ飛行機事故と海岸で発見されたユーマ。未知の生物と人間は共存できるのか?
    自衛隊の話かと思ったら、完全なるSFだった。自衛隊も出てくるけども。有川さんの初期の作品だからか、概念の位置付けが少し緩い気がする。今なら、少なくともディックとの会話がもっと深くなりそう。高巳・光稀パートは面白かったが、気持ちはわかるとはいえ、真帆や瞬の行動のやり過ぎ感が強くて、あまり共感はできなかった。免罪符にならないとわかっていれば、やっていいってもんじゃないよね。

  • 2014/5/9

  • 有川浩のお得意の特撮モノ(怪獣+自衛隊)風のラブコメ。軽くてしょーもないのだけど、非常に読むのに時間がかかってしまった。

    高知県沖で立て続けに起こった航空機の爆発事故。その事故の原因は、高い知能を持った不思議な板状の存在(生物?)であった。事故で父親を失った瞬は、謎の存在の片割れと、どう生きていくのか。

    ストーリー自体は、SFになりきれていないファンタジーといった内容で、SF読みからすると穴だらけでは有るものの、小松左京風と読めばそれなりに読めるのだが、中盤くらいでほぼSF要素が失われてしまう。

    一方で、春名、光稀、瞬、佳江の4人を中心に残りのストーリーは進むものの、キャラクター設定が雑なので、感情移入も人生の葛藤を楽しむことも難しいという、なんとも厳しい内容。

    ガサツだが交渉上手、ツンデレ、世の中がわかったような子供、素朴だが核心を突くという、極端なキャラクター設定は、どうにも実在なり実写なりのイメージ設定ができず、マンガやアニメなどのキャラクターにしか投影できない。

    また、いちいち「こういった内容で悩んでいますよ」というような説明が入るのだが、野暮というより他に言いようのない文章が多い。

    ストーリー展開は有川浩らしい穴の多さで、飛行機事故の遺族なのに一切マスコミの取材が来ないとか、知能が非常に高く移動も自在なのに日本語しか覚えないとか、古代からの記憶があるはずなのに最近の話しか知らないとか、ツッコミ始めたらキリがない。SF考証が足りてない。

    中学かせいぜい高校生向け、子供向けの小説としては、まあ良いんじゃないの?いい年した大人が読む本ではなかった。

  • いきなりふたつの飛行機事故から始まる。
    いずれも同じ高度・場所での爆発事故。
    ということだったので、けっこうシリアスな話を期待していたが、結果、ファンタジーだった。
    ネタをばらすと事故の原因は謎の生物で、その生物と共存を図ろうとする政府側と、飛行機事故の遺族によるその生物の殲滅が同時進行してさぁ大変というストーリー。
    その生物とそれを取り巻くもろもろが現場のなにかを比喩しているのかと考えたりしたが、そういう意味でもないっぽい。
    あとこの作家さんはツンデレといちゃいちゃするのが好きなようで毎回いいかげんうっとおしい。

  • 有川浩、2004年発表の小説。人間以外の知的生物とのファーストコンタクトを描いたSF作品。

    国産の小型旅客機の試作機が試験飛行中に高度2万メートルで爆発。一ヶ月後、同じ空域で試験飛行中の自衛隊F15がやはり高度2万メートルで爆発。事故調査員の青年技術者と自衛隊の女性パイロットは問題空域で未知の生命体と出会い・・・。一方、殉職した自衛官の高校生の息子は事故当日、高地の海岸で不思議な生物を拾い・・・。

    高空に未知の知的生命体がいる・・・この生命体がユニークで良いです。そしてディックと名付けられたこの生命体との意志疎通の試みが丁寧に描かれ、興味深い。
    一方で高校生の少年を廻る物語りは陳腐で退屈。大人のキャラも含め、キャラに魅力を感じません。ラノベ出身だからという訳ではないでしょうが、エンタメ性優先の底の浅いリアリティに欠ける人間描写。
    物語りはそれなりに面白いけれど・・・。

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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