空の中 (角川文庫 あ 48-1)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
3.92
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898015

感想・レビュー・書評

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  • 怒りっぽい不器用なツンデレ女子の自衛官に、
    若いのにどこまでも懐深くその女を見守る男。
    なにこのラノベ・・・。
    格好つけた恋愛テイストの会話が本当に気持ちが悪い。

    そこにおまけにUMA(未確認生物)とのファーストコンタクトとか・・・。
    かといってその後、どきどきする展開がまっているわけでもなく、
    色々伏線絡めて来ているわりに考えさせられるわけでもなく、
    ラストに意外性も特になく、この本何が評価を高めているんでしょう??

    よくこんなの一般書籍で出版したなーとあきれつつ、
    ふとあとがきを見たら、この本元々ライトノベルだったんですね(笑)
    それが異例のハードカバーで出て、文庫化されたと・・・。

    なるほど。
    そもそも「天空の蜂」のようなシリアスなものをイメージしてた
    こっちが勉強不足で悪かったんだな。
    だけど、そんな事されたら買う前に作者の経歴等調べまくらないと
    買えなくなるじゃないか・・・。

    この作家さんの本は阪急電車しか読んだ事がなく、
    あれもあまりにファンタジーで気持ち悪く思ってたけど、
    ライトノベルの作家さんとわかればそれも納得。
    それしか読んだ事がないし・・・と、これを手に取ったわけですが、
    こういうテイストの作家さんだと判ったので、
    もう読む事はないですね。

    3部作というのでまとめて買ったほかの2作をどうしたものか・・・。

  • 1.9

  •  2004年作。
     気晴らしになるような胸躍るエンタメ小説が欲しくなって買っておいた本だが、巨大な生物が出現するSF小説で、さほど胸躍るエンタメでもなかった。
    「先を早く知りたく」はなったのだが、ここで示される人間観は非常に浅はかで、皮相的、したがって駆り立てられる情動が湧いてこず、何とも退屈しながら読んだ。
     この薄っぺらな「意味」の網目は、日本のアニメに似ている。じっさい、本作はアニメ映画のノベライズものと言った方がふさわしいような品質である。人物たちの言動はいかにも芝居がかっており、作者の人間観察の薄っぺらさが如実に出て彼らにはリアリティが無く、そのためにアニメレベルのちゃちな世界観に終止する。たとえば若い女性が登場したと思ったら、彼女たちが「かわいい」かどうかで価値判断され、みんなかわいくて嬉しい、そんな他愛も無い欲望がストレートに顕れるだけだ。
     あとがきを読むと「大人ライトノベル」が書きたかったという話が書かれていて、なるほどそうか、と思った。ライトノベルだったのである。大人が真面目に読むものではないし、アニメ映画で表現されればいいものを予算がないために小説で書いてみました、といったところか。
     おまけにところどころ言葉遣いがおかしい。明らかに間違っているというわけではないかもしれないが、奇妙な、不自然な言葉の組み合わせが見られた。最近は言語能力の低い人でも作家になれるようだから、こんなものか。

  • なんやこれは

  • もうたいっっっっくつ

  • 三部作の中では、私にはこれが一番難しかったです。特に怪物とのやりとりが、だんだんとこんがらがってきちゃいました…。うーん…。

  • 先が読めてしまう展開が残念。

  • 有川作品初読。
    キャラクターが子供っぽい。アニメっぽい。ノリがキモい。
    自分が歳を重ねて感性が老いたのだろうか?

    白鯨と対策本部とのやりとりは言葉一つ一つかなり考えて描かれていて、読んでいても楽しかった。

    しかし、もうこの作者の作品は読まなくても良さそうだ。

  • 自衛隊三部作の中ではこちらが一番低評価。

    UMAの魅力、ラストのまとめ方がイマイチでしたが、やはり一番は高巳の性格が無理すぎました。どなたかがブログに書いていたのですが、出向先でいきなりタメ語使うか?!、という指摘に賛成です。さらには、付き合ってもいない人に、仕事中に頭を撫でられるのも私は嫌です。終始高巳が上から目線で、イライラしながら読み進めました。結構飛ばし飛ばし読んじゃいました。

  • 有川浩自衛隊3部作、空。
    有川浩最低の作品
    リアリティーがないというレベルじゃなくあり得ないことが多すぎる。
    自衛隊を出してくるからにはこんなに現実味がない作品を書かないでほしい。

  • 妄想系小説。
    ご都合主義的な展開、思わず「んな奴いねぇよ」と突っ込んでしまいたくなる登場人物。虚構とはいえもう少しリアリティがないと感情移入できない。

  • 『ストーリー・セラー』と同じだ。
    冒頭ではひきこまれるのに、読み進めるにつれて強くなる違和感。
    なんでみんなそんなに「面白い」と言い切れるのかが最大の謎。
    私にはミスマッチでした・・・すみません。

  • 長すぎる・・・全部読むのが辛い。まわりくどい書き方をしなければもっと面白かったと思う。
    この筆者とは相性がどうも合わないようだ。
    最後まで読むのが苦痛で投げ捨ててやりたい本でした。

    間違うことをごまかしたらいかんがよね。次は間違わんと思いながら生きていくしかないがよ。
    そうだね・・・悪いことや嘘をついたら後で痛い思いするもんね。痛い。

  • 自衛隊関係。
    あまりにも戦闘機用語が多すぎて読むのを断念!

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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