図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)

著者 :
制作 : 徒花 スクモ 
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 15645
レビュー : 929
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898077

感想・レビュー・書評

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  • キャラクターが自分から動き出している感じになってきました。「へぇ、この人こんなことするんだ」「こんな性格なんだー」と、登場人物の新たな面が垣間見えて面白い。

    規制語についての問題提起の章があり、2巻と同様に善意の押し売りや余計なおせっかいが社会レベルで迫る恐ろしさについて考えさせられます。

    実際に文中に、よくこの言葉使ったな、この巻だからこそ使った言葉かなと思われる文字が出てきました。皆さんはどう思いましたか?

    • hahaさん
      子供の頃、差別用語が入っているという事でちびくろサンボの本が発売禁止になった事を思い出しました。差別意識がない子供にとっては不思議な出来事で...
      子供の頃、差別用語が入っているという事でちびくろサンボの本が発売禁止になった事を思い出しました。差別意識がない子供にとっては不思議な出来事でした。
      2011/10/10
  • 5章が重く、深い。フィクションなんて関係なく感化させられた。現実では当たり前のことが命を賭けなければ守れないものになってて、その戦いの凄惨さに胸が裂ける思いになった。郁の叫びに涙こそでなかったけど泣いてた。それでもこれが正義なんだと言えない辛さが胸に染みてくる。巻末の児玉清との対談での有川浩の「全力を出さない人間は、夢をことさえ出来ない」っていう言葉も刺さる。自尊心みたいなものを守ろうとして余力を残すことで保険を掛けてる、でもそれではダメなんだよね。分かっているんだけど…。

  • シリーズ第3巻、主題は”言葉狩り”、になるのでしょうか。

     - その職業者にとっては馴染みの呼称ですから。どこの誰が勝手にそんなもん決めやがった

    基礎学問が歴史のせいか、古くからの言葉に対し、忌避感はほとんどありません。
    時代時代で意味合いの異なってくる言葉も存在しますし、ある種文化的側面とも認識してるからですが。

    その場その場で正しい使い方をすれば、あとは受け手の問題だろうと。
    少なくとも思考停止状態での自主規制ってのはちょっと違うのではないかと、そう思います。

    それにしても、現実の”メディア”でも、禁止用語がこんなにあるとは。。
    ん、現実世界でもアレな連中が跋扈してるのを見ると、決して無関心ではいられない、でしょうね。

  • 相変わらず面白いです。

  • 自衛隊三部作でも感じていた、有川浩の抜群のバランス感を、今作でも改めて感じることになりました。
    「図書館戦争」なんて、ぶっ飛んだ設定のように見えますが(確か1冊目のレビューにそんなことを書いた)、実は笑って済ませられることではなく、現実にも良化委員の検閲に遠からぬことが行われているという事実。それが改めて浮き彫りになるのが3冊目のこの「図書館危機」でした。
    そうしようと思えば、重く重ーくできるテーマでもある中、いろいろ考えさせられながらも、相変わらず楽しめるのは図書隊の人間関係やキュンキュン要素あってこそ。
    重すぎず、軽すぎず。さすがのバランスでした。
    稲嶺勇退、のシーンがすごく良かった。
    残すは「図書館革命」のみ!早く読みたいような、完結させてしまいたくないような!

  • 人間関係がいいな~。
    キュンがいいな~。
    それでいて、すごい重みのあるテーマ。
    すごい。

  • 成長した郁と堂上教官との恋が、これからどうなるのか楽しみです。
    稲嶺指令に思わず、一緒に敬礼したくなりました。

  • 代表シリーズの第3弾。

    前作の終盤に思わぬ形で、「王子様」の正体を知ってしまった郁。
    かなり戸惑ってしまうものの、すぐに昇任試験も始まりそれどころではなくなる。

    一方、編集者の折口は人気俳優の生い立ちを綴った本を書くことになるのだが、
    そこである問題が起きる。
    違反語のために置き代えた言葉に俳優は納得がいかず、出版直前の状態のまま
    事態は頓挫していまう。(三、ねじれたコトバ)

    この三章がとっても好きだな~読み始める前に各章のタイトルを必ずチェック
    する癖があるんだけど、その時点で気になった部分だったから嬉しさ倍増!

    そして、三章の読後感に浸る間もなく今度は「図書館戦争」らしい、
    良化特務機関との争いの章に突入し、図書隊の体制は大きく変わることと
    なっていく。

    次の『図書館革命』で本編は最後。
    果たして「図書」を巡る争いはどうなっていくのか。

    郁と「王子様」の関係については、2冊のスピンオフの方で描かれるのかな。
    おそらく彼や彼女やあいつの恋の行方もだよね。そっちも楽しみ!

  • いやはや、一日一冊というハイペースで読んでるこの夢中っぷり。久しぶりの感覚です。
    物語はだんだん血生臭さが増し、いろんな事情がさらに明らかになります。一方郁と堂上さんにはますますきゅんきゅんです。笑
    早く4巻発売してほしい!このままだと単行本で買いかねない…!

  • いよいよ次がラスト.......郁ちゃんが意識しまくってるのが可愛くて好き(⊃´ ³ `)⊃♡

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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