図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)

著者 :
制作 : 徒花 スクモ 
  • KADOKAWA/角川書店
4.35
  • (2475)
  • (1789)
  • (596)
  • (53)
  • (12)
本棚登録 : 15651
レビュー : 929
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898077

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • どの巻でも違和感を感じていたことがなんとなく分かった。
    図書隊は実銃を所持していて、良化部隊との戦闘もあり、弱装弾とはいえその戦闘で死者が出る可能性もある、という立派な軍隊なのに、上官との関係は、学校の部活動の先輩・後輩レベル。
    軍隊と言えば、上下関係がハッキリしており、全てにおいて厳しく律するイメージが自分にはあるので、お友達の延長みたいな話し方などが違和感の元か?そんなこと言っていたら、郁と堂上の関係がまったく進まず、お話にならないんですけどね。

    ちなみに、その部活イメージで戦闘シーンに進むので、戦闘もスポーツというかサバゲというか、命懸けというのがイマイチ感じられない。

    そんな違和感を感じつつも、堂上と郁、手塚と柴崎の関係が今後どうなっていくのかは非常に気になり、結局は読まされているんですが(笑)

    【独り言】
    ・映画のキャストには納得できん。岡田准一はいいが榮倉奈々は納得できん。
    ・アニメの1巻、2巻を見たが、絵がチープな上に、話を端折りすぎ。やはり小説の映像化って難しいのね。特に良化隊員の制服デザインはひどいと思う。
    ・でも映画も観るし、アニメも全巻借りてきて観るけどね(笑)

  • 前巻の最後に「王子様」の正体を知ってしまった郁が、堂上への思いを素直に認めることとなる巻。その間にも図書館内では聴力に障害を持つ毬江が巻き込まれた痴漢騒動「王子様、卒業」、特に手塚の成長と彼と柴崎の関係に焦点を当てつつ、手塚、郁、柴崎の試験の様子を描いた「昇任試験、来たる」、人気俳優香坂のインタビュー内の言葉の置き換えから生じた事件の様子を描いた「ねじれたコトバ」、地方の美術展で最優秀作品とばった”自由”をテーマにした絵画をめぐる攻防、そして稲嶺の退任「里帰り、勃発」「図書館は誰がために」といったストーリーが盛り込まれている。

    少し自分自身が失速気味だったので星は三つ。
    しかし、ふたりの恋の行方は依然とても気になる。

  • 分かってるのになんか読み進めてしまう(^^;;完全に郁ワールドにはまっている

  • 図書館戦争シリーズ第3段。
    恋する乙女心と女子のいじめに対する強い心。色々な女心を見せてくれる郁だが、僕は第1作目の爆弾娘的な郁が好き。
    また、床屋が問題ある言葉なんて、誰が知っていました?

  • 堂上・小牧センパイに続き、手塚まで手塚きゅんに……


    テレビアニメでバッサリ切られた毬江ちゃん、尺の都合かとおもいきや自主規制であったのかとびっくり。
    これ、聴覚障害もってる方にとってはムカッとする事実じゃないのかなぁ。

  • 3巻にもなると、さすがにこの文体にも慣れてきた。

    興味深いのは、巻末の故児玉清さんとの対談。
    児玉さんは、本当に本がお好きだったのだなあ。
    漢字が多いことの指摘に脱帽。
    そのへんを、作者が意図的にやってたことがわかってよかった。
    そうじゃなかったら、それ以外の部分がつらい。

  • だいぶ郁と堂上に感情移入できるようになってきた♪

  • 今更だけれど『検閲vs表現の自由』というテーマの作品で言葉を誤用されると萎える

  • 戦闘シーンは…ちょっと苦手ですが、やはり郁と堂上との恋の行方が気になるところですね〜。
    頭を撫でられるたび、キュンと頰を赤らめている純粋な郁がすごく可愛いです!

  • エンタメ小説なんだから、笠原さんと堂上教官のラブコメ路線やら、軍隊ものの雰囲気とか、そういうものを楽しめばいいのだろうけれど…。
    『図書館戦争』『図書館内乱』、そして本作と読み進めていくにつれ、違和感のほうが膨らんできている。

    私がこの本を読んで、気になっていることがある。
    現実社会も、不寛容が広がって、言葉狩り、炎上騒動が続出している。
    こうした動きを受けて、表現する方にも、他者の意向の忖度が過ぎて、行き過ぎた自己検閲も起きているのではないかとも思う。

    このシリーズでの、メディア良化委員会が検閲するという設定は、何か現実に到来しつつある自己検閲社会とどこかつながっている気がするのだ。
    だから、この物語の中で、検閲と武力を以て戦った末に、どんな社会になるのか、気になって仕方ない。

    しかし…このシリーズを最終巻まで読んでも、そうしたビジョンはきっと示されないのだろう。
    この作品では、図書隊の人たちの絆とか、恋愛模様を描くことが主眼なのだろうから。

    申し訳ないけど、玄田隊長が全身に銃弾を受けて倒れる凄絶な場面を読んでも、なぜそうなるのか理解できない。
    図書館と総務省との戦いという構図になるのか?
    それなら、行政組織同士の諍いじゃないかと思ってしまう。
    一般の人たちは、ただ守られるだけの存在なのか?
    国家権力なら、いきなり国民にダイレクトに迫って来ようものを。

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)のその他の作品

図書館危機 単行本 図書館危機 有川浩

有川浩の作品

ツイートする