ヘブンズ・ドア (角川文庫)

  • 角川書店 (2009年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784043899029

作品紹介・あらすじ

余命わずかと突然宣告された青年・勝人と、幼い頃からずっと入院している少女・春海。2人は生まれて初めて真っ直ぐに自分の人生と向き合い、“生ききろう”と思った――。長瀬智也、福田麻由子共演映画の小説版!

感想・レビュー・書評

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  • 癌に犯された28歳の若者と16歳の女の子逃避行。海を見にい来たいと言った女の子に若者は病院を抜け出し、車を奪った。ガソリンが無くなって来たところに車の中に拳銃があり、それでガソリン強盗?してしまった。お金が必要とのことで、郵便局強盗をしてしまう。その後に車のトランクには札束があり高級ホテルやブティックで散財し警察に追われながら海へ向かった。最後には2人とも死んでしまうが、一瞬でも自由に生きた?ハチャメチャな逃避行だった。

  • 映画見てたのだけど、こんなのだったっけかなぁと思いながら読んだ。

  • 映画のノベライズ本。都合のいい設定が多いなと思った。死ぬ気になれば出来ないことはない、ってことがいいたいのか。

  • 2009年に公開された同名映画のノベライズ版。
    ラストが映画版とはほんの少し異なる・・・はず。
    公開当時に一度見たきりなので違っているかもしれないが。

    ノベライズ版ではあるが、これだけでもきれいにまとまっていて読みやすい。
    誰視点で物語が進行しているのかも分かりやすかった。
    もう一度この映画を見たくなる、そんな気分にさせてくれる本だと思う。

  • テレビだか映画の原作。表紙に引っ張られて主人公はずっと長瀬智也のイメージでした。内容はちょっと軽すぎる気もしましたが、まあこんなものかなというものでした。

  • 2011/11/29
    復路

  • 死ぬってわかれば
    何をしてもいい。

    ってわけじゃないけどガンガン行っちゃう
    ストーリー展開が面白い。


    もし死ぬことを宣告されたら。
    自分は何をするだろう?
    そんなことを考えさせられる。

    映画あるらしいから1回みてみたいなー

  • 映画の小説版!
    病気で勝人が倒れたところ…春海が形振り構わず助けを求めるところは、すごい伝わるものがある。
    自分が生きることを軽く考えていること、もっと濃い人生にしたいって真剣に思える小説。

    でも、内容は笑えるところもたくさんあって、非常に読みやすかった。

  • 「knockin' on heaven's door」のリメイク

    余命数日の男と余命一月の少女が、「死ぬまでにやりたいこと」メモを消化しながら海に向かう話。


    長瀬のチンピラ風の兄ちゃんキャラが「自暴自棄だけど楽しんでる」感を出してて非常に雰囲気がいい。感動物特有の時間の流れがダルいシーンも少なめでよろしい。

    セリフ回しが多少クドく感じたり、長瀬のやりたいことがほとんど消化されてない点がちょっと気になったけど最後のシーンがリメイクされても名シーンだったから帳消しだ!

  • 映画を見に行ったこともあったので読んでいていろいろとまた思い出すことができた。
    主人公は勝人28歳話の始めから仕事を首になってしまう。また、身体検査でガンで先が長くないことが分かる。
    病院に入院した勝人はそこで春海に出会う。晴海は病院生活が長く海を見たことがない。勝人は死ぬ前に晴海を連れて海を見に行くことに。
    勝人たちが病院の前で盗んだ車が原因で勝人たちは事件に巻き込まれてしまう。勝人がガソリンスタンドでお金を盗むシーンがとても面白かった。

  • おもしろかった

  • 「残り3日の命。 人生の最後くらい、最高のエンディングが欲しくなった・・・」

    泣ける。
    感動する。
    面白い。
    そんな生温い感情じゃなく、その奥にある人間の根底部分を突き動かす物語。

    俺は、
    私は、
    僕は、

    「何がしたいんだろう。」

    そう考えることは生きていれば必ず考えること。
    しかし、逆に生きていないと考えられないこと。

    その答えがここにはある。

    有があれば無がある。
    正があれば悪がある。
    好があれば嫌がある。
    嬉があれば悲がある。
    楽があれば辛がある。
    明があれば暗がある。
    易があれば難がある。
    生があれば死がある。

    これら対極の関係。

    楽観的に捉えても、悲観的に捉えても片方が成立するともう一方も必然的に現れる。
    自分の人生は自分のもの。
    どんな風に生きるも、その人次第で、本来は人の人生は誰も決めることは出来ない。
    実際問題、その本来の姿のままに人生を歩んでいる人なんて滅多にいない。

    「重要なのはどれだけ生きたかじゃなく、どうやって生きたかだ。」

    最もな言葉に思えるが、そうではないと気付いた。
    1番重要なのは、瞬間瞬間の「今」を生きたか。

    総合評価を考えて平均的な人生を歩むより、波があっても一瞬一瞬を輝いて±0の人生を歩む方が人間らしくて人生らしい。
    本来、人生はそうあるべきなのかもしれない。

    ふざけんな、神様。

    ※原作はKnock'n On Heaven's Doorという映画。
     別名、天国への扉。
     Bob Dylanの楽曲です。

  • 映画の脚本を元に書き下ろされた作品。
    ドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のリメイク版。
    映画はまだ観てませんが、テンポが良くすごく読んでて気持ち良かったです。
    またキャストが決定しているので、読んでる時登場人物を映画のキャストに置き換えて読んでるとナイスなキャスティングだなと思います☆
    もし自分が余命3日なんて宣告されたら、残された日々何をするだろうと考えちゃいました。3日なんて短すぎるよ、きっと…

  • いきなりの余命宣告は衝撃ですよね。
    人間って生きてるうちにやりたいことって
    ほとんどやれない気がします。
    こんな最期もありかな、と思いました。

  • 同名映画のノベライズ。
    さえない人生を送ってきた28歳の勝人は、突然、末期の脳腫瘍と診断され、即入院に。そんな勝人の前に、幼い頃からずっと病院で過ごしてきた、同じく余命わずかの14歳の春海が現れる。2人は、病院の駐車場に偶然停まっていた車を盗んで、海へ向かう。車には、拳銃と大金が積まれていることも知らずに…。生まれて初めて、真っ直ぐに人生と向き合い、“生ききろう”とする勝人と春海—。

    あらすじを読めばなんとなく内容は予想できる。
    それでも泣けた。
    映画のキャストはみんなすごいはまってると思う。
    そんなに長い話でもないから気楽に一気に読める短編感覚。

  • 2009.1.27 読了

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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