青春の逆説 (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 78
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043904013

作品紹介・あらすじ

自意識過剰でウブな男、毛利豹一。三高に入学したものの、放蕩が過ぎて落第。恋愛も自尊心と経験不足が邪魔をしてうまくいかない。中退後は新聞記者になるが、周囲は珍奇な人物ばかり。そんなある日、豹一はある女性の尾行記事を書くように命じられる。その女性とは、あるスキャンダルがもとで映画界を追放された「問題」の女優だった-。一人の青年の成長を、恋愛や失恋を織り交ぜながら痛快無比に描いた青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 初オダサク。特に後半の文章のテンポの軽やかさと切迫した内面描写に引き込まれる。だからこそオチに関しては初め尻すぼみに感じたが、青春って本来そういうもんだよなーと。
    ちなみに、これを読んでいた時は13年ぶりに東京に大雪警報が発せられ、この物語の雰囲気ともよく合っていた。珈琲も美味くなる。

  • 高校時代に良く読んだ。

  • 面倒臭い男の物語。
    これが今から60年以上も昔に書かれたとは思えない、面白さがありました。

  • オダサクがこんな青春小説を書いていたなんて、知ってました?

    これなら、なにも背伸びして『夫婦善哉』なんか読まなくてもよかったのにと思いました。

  •  あの織田作之助の作品が、「夫婦善哉」以外で文庫で読めるなんて嬉しい限りです。

     角川書店の関係者の方々、もっとアピールして下さい!

  • 戦前?戦中?に書かれた小説なのに全く古めかしくない。大好きな青春本。

  • 2010.1.16読了。

  • 09/09/13読了 この本が発禁処分になった時代があった。そんな時代から見た現代ってどうなんだろう。

  • 「夜は短し」で和服の美人さんが読んでた織田作之助全集で「織田作之助ってダレ??・∀・?」ってなってずっと興味があったところ、
    ちょうどよさそうなやつがあったので読んでみました。

    この主人公ほど自尊心とか敵愾心とかあったら、ってわたしにだって少しはあるけど、生きづらそうだなー
    一挙手一投足に、そこまでの思惑とか深読みとか、わたしは普段なんにも考えてないから、ここまで考えてたら疲れそうだなあと思いました
    わたしの場合その場では何にも考えてなくて、行動したり発言してから「まずったなあ」とか「○○しなければよかったかも」とか「失言だったなーアチャー」とか後悔することが多いです

    お母さんの描写はなんかあったかくも悲しくなるし、ケチで高利貸しなお義父さんはほんとため息つきたくなるし
    青春に迷うともだちもなんかわかるような気がするし(テスト勉強がはかどらなすぎる描写や学園祭も話は今でも十分共感できる。勉強しなよ!笑)
    就活に於いての「自分なんかに勤まる仕事はない」って気持ちも超わかるし^^;
    中学生〜20代なかばくらいのひとはなかなか共感できる面白い小説なのではないでしょうか

    思いつきで関係を持っちゃった女の子を見捨てないで(というかつかまったというか)ちゃんと結婚して、やすらかというかまっというというか人並みというか、そんなしあわせ手に入れそうで安心しました。
    恋敵?の矢野某は堕ろさせちゃったんだから、そういう点でもえらいというか、うんうん。責任はきちんととらないと!

  • 自意識過剰男の青春と挫折を描いた物語。
    すっごいタイトルですね,これ。天才。
    小説自体は,後半から尻すぼみな感じもあるが,
    前半のラストなどは,これぞオダサクといった感じ。
    主人公の友人が文無しで金策に走りながらも,
    喫茶店でホットケーキを食べてしまう描写に笑える。

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著者プロフィール

1913年10月、大阪市生まれ。1933年から創作活動を開始し、1938年に小説「雨」を発表。1940年に「俗臭」が第10回芥川賞候補となる。同年に発表した「夫婦善哉」が改造社の第1回文藝推薦作品となり、以降、本格的に作家活動を開始。1946年4月に発表した「世相」が評判を呼び、作品発表の機会が劇的に増えるも、1947年1月、肺結核のため東京にて死去。その直前に評論「可能性の文学」を発表し、作風の転換を図っていた矢先のことだった。太宰治、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれ「オダサク」の愛称で親しまれた。

「2019年 『織田作之助 女性小説セレクション 怖るべき女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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