ピカソ ――巨匠の作品と生涯 Kadokawa Art Selection (角川文庫 ん 30-2 Kadokawa Art Selection)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043921010

作品紹介・あらすじ

青の時代の胸を衝く自画像、ローズの時代の静謐なサーカスの軽業師、そしてキュビスムの時代の奇妙な建物や人物などなど。変幻自在に作風を変え次々と大作を描いた巨匠ピカソ。その生涯をじっくりとたどりながら、年代別に変化していく作品をオールカラーでダイナミックに紹介するハンディサイズのガイドブック。なぜこれが名画なの?どうしてこんな形なの?そんな素朴な疑問にも丁寧にこたえる、初心者に最適な決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ピカソの生涯とともに作品を年代別に辿ることができる。作品が名画と呼ばれる理由や作風など、基本的な所から解説しており初心者向け。

  • 【里帰中読書】
    昨年バルセロナのピカソ美術館及びマドリッドのソフィア芸術センターをみて、ピカソが好きな画家の一人になりました。
    とても読みやすいです。

  • ピカソ本のなかでは読みやすいし、情報も多い。楽しんで読める。

  • 新書文庫

  • ピカソについての認識が、「よく分からない抽象的な絵を描くスゴいって言われてる画家」から「現実世界の事象の新しい表現の仕方を模索し、生み出した天才画家」くらいに変わった。
    ピカソの人間らしさ、どういう背景、経験があってキュビスムなどの表現方法に到達したのかザックリと分かった。
    彼の絵を理解できるレベルには程遠いけれど、より深く関わる取っ掛かりは掴めたと思う。

    欲を言えば、厚くなってもいいので、もっと一つ一つの絵について細かく解説してほしかった。

  • 時代ごとに解説した文庫本。子供の頃から凄いな。

  • 現代絵画の巨匠、ピカソの生涯と作品の遍歴を語った良書。文庫サイズなのもうれしい。
    様々な表現方法を模索し実践したピカソが、生涯受けたインスピレーションの系譜を関わった人々や出来事などを基軸に時系列にまとめてあります。ピカソのみならず、当時の芸術、文学、歴史など幅広く興味を広げてくれる、知的好奇心の源泉となる一冊です。

  • ピカソは画家にならなければ、ピカドールになりたかったと語っていた。ピカソにとって生と死がせめぎあう闘牛は彼に強い印象を与えた。同時に最も死の恐怖と隣り合わせにある、あるいは死の決定権をもつマタドールにはなりたくないと思ったに違いない。それこそが枯れの本質なのだ。
    ピカソは戦争の世紀と呼ばれる時代にあって、いかなる戦いにも加わっていない。
    それが運命だと言えばそれまでだが、、とにかく戦争の現場からはつねに距離をおいていた。
    ピカソは子供の頃から闘牛に親しんできた。

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著者プロフィール

訳:岡村多佳夫(おかむら たかお)
美術評論家。早稲田大学大学院博士課程修了。専門はスペイン美術史、近・現代美術史。
「生誕100年記念 ダリ回顧展」など美術展の監修を多く手がける。著書に『バルセロナ:自由の風が吹く街』(講談社現代新書)、『スペイン美術鑑賞紀行』1・2(美術出版社)、『ダリ』(小学館)、『ピカソ:巨匠の作品と生涯』(角川文庫)、『ピカソの陶芸』(パイ・インターナショナル)など、訳書にジョゼップ・パラウ・イ・ファブレ『ピカソ キュビスム1907-1917』(共訳、神吉敬三監修、平凡社)など。

「2019年 『ピカソの私生活 創作の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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