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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784043924011
作品紹介・あらすじ
トラックが横転し、一頭の豚、トンコが脱走した。そこかしこに漂う兄弟たちの気配に誘われさまよい歩くが、たどりつくのはなぜかドッグフードの袋など。そしてトンコがやっと出会えた兄弟の姿とは……。
みんなの感想まとめ
テーマは、豚のトンコが横転したトラックから脱走し、兄弟たちを探しながらさまよう姿を描いた物語です。独特の筆力で、何が起こるのか分からない緊張感が漂い、読者を引き込む魅力があります。トンコの鳴き声や描写...
感想・レビュー・書評
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期待値上げすぎてたからかそんなにハマらなかったけど収録されてる短編3つが全く異なるテイストで描き分けられてて器用な作者さんだなあって思った(°▽°)
豚からすれば人間世界ってホラーよね(°▽°) -
2008年第15回 日本ホラー小説大賞短編賞
奏悟パイセンの本棚から
解説にたどり着いて、エアガッツポーズ。
(ง •̀_•́)ง
(ガッツ石松さん、ご冥福をお祈りいたします。)
そこには、林真理子さんの講評の一文が取り上げられていたのだ。
“「トンコ」は、このまま純文学雑誌にでても高い評価を得たはずだ。”
私も全く同じことを考えていたんです。
なんなら文章もままです。
これは、純文だわ!豚ちゃんは何のメタファーなの?って笑
このトンコという小説は 装丁からしても隠していません。
豚ちゃんのお話なのです。
そして、その豚ちゃんの鳴き声描写の豊穣たるや。
これは かなり養豚場で取材を重ねたのではないかと思われるほどです。
ホラーとしての評価はどこか。
一つは とにかく何の話かも掴めないまま読ませてしまう筆力と どこに行き着くかわからない恐怖。
次に これは解説者の言語化で納得したのですが、読み手が擬豚化されること。
しかも そこにたいした意味はない事。
純文ホラーという扉が開かれます。
トンコは 何かのメタファーか?否、豚ちゃんであるのみ。
短編集となっており、
ゾンビとなり 仲良かった家族を取り戻したい 「ゾンビ団地」
兄と妹の 悲しきすれ違い 「黙契」
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私は 図書館でお借りしました
Amazonより ブックオフのお取り寄せが安かったけど なぜに?私は 図書館でお借りしました
Amazonより ブックオフのお取り寄せが安かったけど なぜに?2026/06/23 -
トンコ……まさかとは思っていましたが( ͡ ͜ ͡ )
豚子 ( •́ɞ•̀)
ホラーかぁ |ω・)チラッこれなら読めそうトンコ……まさかとは思っていましたが( ͡ ͜ ͡ )
豚子 ( •́ɞ•̀)
ホラーかぁ |ω・)チラッこれなら読めそう2026/06/23 -
2026/06/23
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表題作と〜ぞんび団地、黙契 の3篇収録。運搬中のトラックが横転し豚のトンコがさまよい続ける最中の出来事。トンコから見たらこれはホラーだろうが切なさを感じる。他2作も闇と哀しみの方が強く感じて怖さは控えめ。
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ホラー要素は感じなかったが、ただ切ない。
トンコそのもののセリフは無いけれど、無邪気なトンコがかわいいくて最後は泣ける。 -
日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作と、他二つのお話が収録された短編集です。
「トンコ」は養豚場から出荷された豚が逃げ出す話。搬送中のトラックが交通事故により横転
一命を取りとめたトンコは兄弟豚の声と匂いに導かれさ迷い続ける…これのどこがホラーか分からないという声もあったそう。
確かに怖さやおどろおどろしさとは一切ありませんでしたが、そこはかとなく漂う切ない感じにやりきれなくなる。
気付けばトンコを応援していました。 -
2022年9月読了。
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表題作『トンコ』を含む3作品の短編集。
『トンコ』
高速道路で事故を起こした運搬トラックから逃げ出した一頭の豚『トンコ』
他の豚達の血臭が漂う中、姿の見えない兄弟達の声や匂いを目指し、山を登り探し始める。
『ぞんび団地』
パパとママに愛されず、ひどい仕打ちばかり受けている女の子・あっちゃん。
昔は優しいパパとママだったのに、今では廃人のようにギャンブルと薬に溺れ、ケンカばかりの毎日。
辛くて悲しい事があるとあっちゃんはある場所に向かう。
数年前にマンホールから有毒ガスが噴き出して以来、住民全てがゾンビと化した住宅地『くちなし台』
ゾンビの家族はケンカしないし、みんな仲良く歩きながら『あー』とか『うー』の言葉だけで通じ合えるあっちゃんの理想の家族像であった。
家族全員でゾンビになって、くちなし台に引っ越して、仲良く暮らすのがあっちゃんの夢。
その為に住民達に噛まれてゾンビになろうとするけれど…。
『黙契』
警察官の良樹の元に、東京の警察署から一本の電話がかかってきた。
「妹さんが亡くなられました。アパートで首を吊られまして、十日程度経っておられました」
高校を卒業し、デザイナーを目指し地方から東京の専門学校へ夢を追いかけて行った妹・絢子。
東京へ越してから一年以上、メールだけのやり取りではあったが気の合う仲間が出来た事、仲間達と夢を語り合いながら過ごす日々を楽しそうに報告していた妹。
そんな妹が自殺をするなど考えられなかった。
しかも誰にも発見されず十日間もぶら下がっていたなんて…。
最後に話した突然の深夜の電話。
絢子が発した『自殺サイン』と思わせる言葉。
『兄ちゃん、私ね、おうぎラーメンが食べたい』
その時理解出来なかったこの言葉に、一体どんな意味があったのだろうか。
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一応ホラー括りの短編集。
3作品とも怖いがメインではなく、悲しい話ばかりだった。
『トンコ』は自分としてはイマイチ。
『ぞんび団地』『黙契』はネグレクトや親を早くに亡くした兄妹の愛が描かれていてとても切ない気持ちにさせられた。
だが『ぞんび団地』の設定や展開は面白く、『黙契』のラストは江戸川乱歩の『蟲』を彷彿とさせる感じでとても良かった。
総じてそれなりに楽しめた作品だった。 -
無垢な存在の眼を通してこの世の怖さ、醜さ、矛盾が露わにされる。ホラーの枠を越えた秀逸な短編だと思う。
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三話収録。
全体を通して物悲しい雰囲気に満ちていた。
・「トンコ」
交通事故で逃げ出した一匹の豚トンコはどこからともなく聞こえてくる兄弟豚たちの声に導かれるように野山や街中を探し歩くが、姿は見えず…聞こえてくる幻のような泣き声、街中から感じる兄弟豚のにおい。
いつのまにか、「トンコ」の気持ちになって読んでいた。巻末の評にもあったように、ホラーというより、幻想文学のかおりがした。
・「ぞんび団地」
以前アンソロジーで読んだ作品。ぞんびになりたいと思う女の子の心情が胸が苦しくなるほどせつない。
子供が虐待される話はホントに苦手。
・「黙契」 二人で暮らしてきた兄妹の妹が自殺してしまい、その動機を必死で理解しようとする兄が痛ましい。兄と妹(妹は死後の気持ち)が交互に語られる。
タイトルは作者の造語かな?なんとも重い言葉だ。
内容は割と好きでしたが、遺体の描写が…
リアルすぎて無理。
ホラーてグロテスクな表現入れなきゃダメなのかな…
三つの中では、やはり表題作の「トンコ」がよかったです。 -
3話の短編。
それぞれの作品の主人公が豚だったり、死人だったり、物語を語る『視点』が特殊で面白かった。
高速道路での事故をきっかけに逃げ出した食用豚が、大冒険の末に結局ニンゲン様に食べられるという表題作の『トンコ』が一番よかったかな。あ、オチまでいってしまった笑
ところでこの作者は結局なにが書きたかったんだろう。
私たちが食べてる豚だって生きてるんだ!だから、もっと生き物に感謝しようぜ!
ではない気がする。
ただ単純に豚目線からすれば養豚場から食肉加工工場に運ばれるってホラーだよね?っていう着想からこの小説をかいたのかなーなんて思いながら読んだ。いい作品。 -
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3編からなる短編集。表題作『トンコ』は出荷された運送トラックが横転事故を起こし、一匹の豚が逃走するという…ただこれだけの話。一般的なホラーを期待するとトンでもない肩透かしを喰らうだろう。だがもし自分が豚だったらと視点を変えた瞬間ホラーになる面白い作品である。養豚場の世界しか知らない豚が逃走中に体験する様々な出来事は恐怖であり切なく哀しい。醜悪な人間達が純粋無垢なトンコに向ける狂気は涙を誘う。本格ホラーも書ける著者が投げた変化球本は、ホラー版『およげ!たいやきくん』である。
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2015年、32冊目は第15回日本ホラー大賞短編賞、受賞作品含む、雀野日名子の短編集。三編収録。
これで第15回は大賞、長編賞、短編賞×2と全て読みきりました。
簡単にあらすじ&感想を……。
トンコ:輸送車輌の事故により、逃げ出した食用蓄豚のトンコ。トンコは離ればなれになった家族、兄弟を思いながらもさまようのだった。
ホラー度はほぼなし。食用蓄豚を人に置き換えて……。その変換使うなら、個人的には、もっと不条理だったり、ドロドロのホラーに仕上げていただきたかった。
ぞんび団地:小学校二年生のあっちゃんはぞんびになりたくて、ぞんび地区、くちなし台に連日通うのでした。
全体をあっちゃんの語りのように「です」「ます」調で描かれている。オチは、途中である程度気が付きました。コックリさんでもぅ少しヒネるかな(あっちゃん目線だから仕方ないが、コックリさんがチョット上位概念的存在だったりする)、とも思ったんだけど……。虐待、イジメ描写は神経逆撫でられる。
黙契:地方警察官である兄は、出張中に、東京で暮らす妹の自殺の報せを受ける。
タップリの腐乱描写の割にベタでしたね。すれ違いの兄妹の愛情。裏側で、生真面目な人が新興宗教に傾倒しやすいという警鐘が鳴ってたりする。
お気に入り順は「黙契」「ぞんび団地」「トンコ」の順かな。 -
子豚のトンコが出荷途中、トラックの事故を切っ掛けに知らない世界を冒険する話しである。トンコを子豚ではなく人と置き換えるとその恐怖は倍増する、とても上手くできているお話しである。
トンコが豚舎で飼われている駄犬のマネをしてお回りをする場面がラストにあるのだが、それを見た従業員が「おまえは、そういうことをするために生まれてきたんじゃないんだ」とつぶやく、そして家畜のトンコは残酷にも出荷されるのである。なんと物悲しいことか。 -
短篇3つ。「角川ホラー短編賞」を受賞したことで分かる通り、ハズレ。
1作目は豚、2作目はちょっとトリッキーだけど死んだ少女、3作目は死体と、わざと感情移入しにくい物体を主人公にするという、ある意味実験的趣向があったので、星1つプラス。ただ奇をてらっただけの可能性もあるけれども。
1本目の表題作は、童話にしたかったのかもしれないが、まあよくこうグダグダとかけるね、と言いたくなるような文章が続き、最後も純文学に逃げたような話。これが賞をとるんだから、ホラー大賞のレベルが知れている。純文学系ホラーなんて、もっといい作品は山程あります。審査員はそこを褒めていたらしいけど…。
2作目は打って変わってわかりやすいが、こちらも童話。問題はこれという作品ではない。3作目も同様。
全体に、「私の怖いものを集めたから、怖いでしょう?」というような話で、アイデアのみで上滑りしている。3作目でようやく普通の小説っぽくなったのに、一次情報からその先に進まない話ばかり。困ったら過去の記憶に逃げるのは全作品共通で、そこから話を広げられていない。
タイトルと表紙でハズレっぽいなとは思ったのだけど、悪い意味でジャケットそのものの1冊。 -
たまたまこの本の前に読んだのが重くてしょうがない本だったので、この本を二日で読み終えてしまった時、なんとも言えず気楽な気持ちになったのです。表題作以外の二作は、どこか既視感がある内容になってるけど、そもそもホラーとか推理小説は無制限に新しいネタが作られ続けていくわけでもなく、どういう語り口で進めていくか次第みたいなところもあろうし、まぁそれは良いかなぁ、と思いつつ、軽いものが読みたいところにたまたまあたって良かった。
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ホラーが苦手な人でも読めるホラー…
……ホラー?
トンコ
表紙とタイトルに釣られ、手に取る。
ミニブタを飼いたいと常々思っている。
トンコはミニじゃないけど。100kg超。
細かい描写で豚の仕草が目に浮かぶ。
食われる為に産まれたきょうだいたち。
わたしだって食肉だけではなく、皮革製品を使うし、プラセンタとか、豚毛のメイクブラシとか。顔の皮や足まで食べるし。牛も鶏も羊も。
可哀想とか感情がとか言葉がわかるとか、ヒューマニズムを動物に当てはめるのは馬鹿らしいと思う。理屈ではね。
感情ではどうかなって。何を想えばいいのか解らなくなったな。ホラーではない。
豚を食べているのではなくて肉を食べているんですって台詞が印象的だった。こういう奴とは関わりたくないね。
トンコ可愛かったよ。きょうだいはあんまり。
ぞんび団地
こんなゆるゆるしたゾンビものは求めてないの……。
この筆者の持ち味のひとつである擬音の使い方が裏目に出ている。
グログロのゾンビ好きには勧められない一作。
漫画チックなかわいいぞんびが好きなら勧める。
「ひみつ」は割と容易に解るし、こっくりさんは結局何なのかとか…消化不良。
黙契
うーん…まぁ、いちばんホラーらしいのはこれか。でも、怖くはない。つまらなくはなかった。
いい兄妹だね。生真面目な兄に守られすぎた妹って印象を受けた。
三編通してのテーマは家族と切なさかな。
ホラーよりも人間ドラマの方が向いてると思う。
この筆者、怖い話は苦手だそうで。
「自分としてはむしろ、怖い話を苦手とする方々が『こういう話なら楽しめる』と感じていただけるものを書いていければ…」
との発言もあり。なるほど、納得。
大森望の解説は大袈裟かつ的外れで、これがいちばん萎えた。 -
豚の鼻良すぎだろ
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三篇ともに、胸を貫くような悲愴感が漂っている。ホラーが苦手な私にとっては、親しみやすい作品。
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表題作『トンコ』は豚目線で考えればホラーなんやろな。人間達はヒステリックで滑稽。自分の中では豚=映画『ベイブ』やから子豚をイメージしてもうたけど、百キロ強の豚が目の前におったら確かに怖い。 『ぞんび団地』が1番好き。あっちゃんが健気でセツナイ。読んでると漫画チックなゾンビを想像してしまう。特にゾンビになる方法を探ってる時のゴンが最高。それにアイツを放置しなかったのも良かった。 『黙契』は他の2作に比べると普通のホラーかな?でもゾッとする怖さは無い。
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著者プロフィール
雀野日名子の作品
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感想 :

そしてよく見たら最初のやつ(°▽°)を付け忘れててレア↑(°▽°)
そしてよく見たら最初のやつ(°▽°)を付け忘れててレア↑(°▽°)