乾山晩愁 (角川文庫)

著者 : 葉室麟
  • 角川グループパブリッシング (2008年12月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043930012

乾山晩愁 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「乾山晩秋」「永徳翔天」「等伯慕影」「雪信花匂」「一蝶幻影」の五編。
    画家の生き様が、様々な事件にリンクさせながら描かれていて面白い。

  • 私は相変わらず歴史がよくわからなかったので、絵画の話と、漠然としか理解できなかったが、葉室麟のファンはかなり多いらしく、私の大叔母は歴史好きで葉室麟ファンであり、うちにあった葉室麟の小説を喜んで持って帰るほどに面白い!面白い!を連発しておりました!!!

    やはり、見る人が見れば面白いのね!!

    私はどーも時代背景がわからないままでついていけませんでした(´-`).。oO

    へーそんなことがあったのねー

    くらいの感じでした。時代背景もう少し勉強しようかな。

    葉室麟の時代小説は割とマニアックな時代を追うものが多く、歴史小説の中でもとっても新しい切り口らしいし!!!

  • 最近は文化人の方がロックに見えるので夢中ナウ。

  • 戦国時代から江戸時代までの、絵師と呼ばれる人たちの物語。権力者と天才が出会う時、芸術が花開く。苦悩はつきものだけどね。

  • 母が葉室麟にはまったというので、借りてきました。絵師の話。名前は知っているけれど、という人々がたくさん出てきて興味深く読めました。

  •  いずれも絵師を主人公とする短篇集。江戸期尾形乾山の表題作からはじまって、時代をさかのぼって狩野永徳、長谷川等伯、清原雪信を描き、英一蝶で終わる。それぞれは脈絡がないようでいて少しずつつながるゆるやかな連作となっており、一作目の赤穂浪士の討ち入り事件が最後にまた取り上げられて環を閉じるという心憎い構成になっている。格調高くうまいのは相変わらず。ただ短編でもあるせいか坦々としていて、人間臭いエピソードが織り交ぜられていながら、生身の感動というよりは枯淡じみた静かさを感じる。まさに品格というべきだろう。

  • 絵師と画家が同じものか分からない。
    が、以前、ある画家の絵を見て、それを通して画家の目に映る世界に触れて、確信したことがある。
    画家は、狂気を見ている。
    この話に登場する絵師たちも、同じ世界を見ている気がする。
    特に、永徳は。
    美しいものを描けるのは、汚いもの、地獄を知っているからこそなのか。
    そうだとすると、絵師は修羅になるのではなく、修羅が絵師になるのかもしれない。

  •  戦国から江戸時代にわたって絵師たちの姿を描いた作品を5編収録した短編集。

     絵師に限らず芸術家は、自由気ままに自分の作品を作り上げている自由人というイメージだったのですが、この作品に出てくる絵師たちというものは、
    自分の作品を認知されるために、時の戦国武将や権力者に取り入ったり、また絵の一派での内部抗争や狩野派・長谷川派の争いなども描かれていて、芸術家といってもやっぱり大変なんだな、
    と読んでいてしみじみ思いました。

     収録作品はそれぞれにドラマ性は感じられたのですが、いずれも短編なため歴史的背景なんかも書いていると、あっという間にページ数が足りなくなってしまうんですよね…。

     そもそも自分自身の知識も何とか狩野永徳や長谷川等伯の名前が分かるくらいだったので、歴史的背景の説明がほとんどピンと来ず…。そのため各短編のドラマに入り込めませんでした。

     自分みたいに歴史に不勉強な人が読むのではなく、歴史が好きな人に読んでもらいたい本です。

    第29回歴史文学賞受賞作「乾山晩愁」収録

  • 「乾山晩愁」葉室麟◆戦国〜江戸時代にかけての5人の絵師を描いた短編集。尾形光琳ではなく弟の乾山を取り上げるなど、光に隠れがちな陰に焦点が当てられています。不勉強につき、どのくらい創作が入っているのかは分かりませんが、絵師一人一人に教科書には載らないドラマがあったのは確かでしょう。

  • 乾山・永徳・等伯・雪信・一蝶。
    人や出来事のつながりを繋ぐのに感嘆。
    繊細な感応力のある筆者だと思うが、表現はいまいち大雑把。

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