- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043931019
作品紹介・あらすじ
平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。そんな彦馬のもとに上司の紹介で美しい嫁・織江がやってきた。彦馬は生涯大切にすることを心に誓うが、わずかひと月で新妻は失踪してしまう。じつは織江は、平戸藩の密貿易を怪しんだ幕府が送り込んだくノ一だった。そうとは知らず妻を捜しに江戸へ赴く彦馬だったが…。人気著者が放つ「妻は、くノ一」シリーズ第1弾。
感想・レビュー・書評
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すごく読みやすくてさらりと読めるけど内容もちゃんと面白かった!
タイトルからしてもっとくノ一らしい戦い場面とか出てくるのかなと思ったけどそれはあんまりなく、意外にも主人公の彦馬が謎解きのようなことをしていてそれも面白かった。
彦馬の性格も好きだな。
時々胸に刺さるというか、今の自分だからこそ響いたのかもしれないけど、ふっと心が楽になる言葉が何個かあった。
こう言うのが読書していて楽しいところだなぁ。
その時自分が気になっている事や欲しい言葉がなぜか出てきたりする。
知りたかった情報がもらえたり、背中を押して貰える言葉があったり。
久しぶりにその感じが味わえて、いい気持ちだった。
シリーズみたいなので続きも楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奥様は魔女的な話だと思ったら、全然違ったので(当たり前か)
肩透かしを食ってしまった。
続きが気になるが、ダンナ可愛そうになって2巻以降読むべきか悩む。 -
平戸藩士で天文学に造詣の深い雙星彦馬(ふたばし・ひこま)のもとに、織江(おりえ)という美しい女性が嫁いできますが、まもなく織江は遁走してしまいます。織江は、平戸藩の松浦静山の動向をさぐるために幕府が送り込んだくのいちだったのです。織江をさがすため、彦馬は江戸へ趣き、さまざまな事件を解決していきます。一方織江は、身分を明かすことができず、ひそかに彦馬を見守りながら、くのいちとしての仕事をつづけていきます。
登場人物たちの性格はキャラクター性が強く、ストーリーも文体もライトなので、軽い気分で手に取ることのできる時代小説です。 -
妻の織江が強いのに主人公にべたぼれでかわいい。
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時代劇、いや、時代活劇を、観てるようです。アクション、人情、恋愛、推理、そして、時代背景と、エンターテイメント感満載。あまりにあっという間に読み終えてしまうのが残念。早く次の巻へ。彦馬と織江はいつどこで再会できるのか楽しみです。
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20171008読破