身も心も 妻は、くノ一 3 (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 293
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043931033

作品紹介・あらすじ

元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。妻の織江を探しに江戸へ出てきたのだが、天体観測を付き合わされたり、巷で起きる事件の調査を頼まれたり。そのため彦馬の織江探しは、静山が綴る「甲子夜話」のようには着々と進まない。だが彦馬は知るよしもなかった。お庭番の密命を帯びた織江が、飯炊き女になりすまし静山の下屋敷に潜入していたことを。大好評のシリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 取り敢えず前巻最後で大ピンチだった織江が無事でよかった(爆)。

    今回の謎解きは相変わらずのお気楽なものに混じって
    殺しの下手人をあげるといった若干シリアスなものも含まれている。
    それでもいつも通り飄々と謎を解いてしまう彦馬と
    織江が彦馬に惚れていることに薄々気づいたらしき川村真一郎が
    恋愛感情剥き出しで突っ走りそうな勢いになっている不穏な空気との対比が
    このふたりの心持ちの余裕の有無を表している気がして興味深い。
    この辺りからだいぶ静山が書く『甲子夜話』に絡めた話運びが多くなってきたような感じ。
    この巻では適当に話題が散らされていて、話が急激に進展しないので安心して読めた気がする。

    とはいえ、だいぶハマらされてきている(爆)。
    続きが気になってしょうがない。いっそのこと買っちゃえって思うくらい(笑)。

    余談だが、本編とは関係が薄い薀蓄が唐突に挟み込まれているのも面白い。
    この巻では妻恋稲荷の現在の姿を解説してくれていたのが嬉しかった。
    まさか時代小説で『ラブホテル』という単語を目にする日が来ようとは(笑)。

  • 二巻を飛ばして三巻を読む。あまり順番は関係ないような感じだ。彦馬の話と織江の話が付かずはなさずにつながって行く。近くに寄りながら離れる。これからの巻もこんな調子なのだろう。静山の屋敷に潜入した織江が見つけたものは?これからの巻でそれが話題となるのだな。

  • 20171015読破

  • 自分の近くに探している妻の織江が居るとは気付かない彦馬と、彦馬に正体を知られないよう見守りながらも彦馬を心配する織江。二人が会える日はくるのかなぁ・・。
    彦馬も織江も無事でいて欲しいのに、これから騒動に巻き込まれそうな気がして不安です。でも二人が会ってしまったらシリーズも終わってしまうのでしょうね。それは寂しいなぁ。

  • この関係性では埒あかないなぁと思っていたら、ラストで物語は動き出しましたね。静山の野望、二人の行方。

  • 相変わらず軽妙なタッチで、テンポが良い。
    松浦静山の「国を開く」という大きな野望の動く中で、まるで短編集のような謎解きが、この小説が重くなり過ぎない役割を果たしているように感じる。
    織江がこれからどうなっていくのか、そこがもっとも気になるところである。
    これからの展開は、ますます楽しみだ。

  • 身も心も 妻はくノ一の3冊目!

    なかなか主人公は妻であるくノ一に会えない。

    妻を探すために江戸に来たのに藩主に気に入られ難解な事件や珍事を解決(笑)

    いつになったら妻に会えるのかな?この主人公・・・

    ほのぼの読めますよぉ〜!

  • 織江の手柄、どうする?

  • 相変わらずさくっと読めていいですね!彦馬と織江の距離感というのがなんとも言えずいいですし、織江の今後の動向が気になる結末でした。それにしても松浦静山という全てにおいてスケールのでかい人物設定も魅力的で物語を引き立てています!

  • このシリーズは、就寝前の眠り薬程度のつもりで読み始めたが、期待を裏切る面白さで(笑)、ついつい次の巻に手が伸びてしまう。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『味見方同心』『わるじい秘剣帖』『姫は、三十一』『大名やくざ』『占い同心 鬼堂民斎』などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帳』シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。本作は著者渾身の現代ミステリーシリーズ第1弾!

「2018年 『昭和探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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