身も心も 妻は、くノ一 3 (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 336
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043931033

作品紹介・あらすじ

元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。妻の織江を探しに江戸へ出てきたのだが、天体観測を付き合わされたり、巷で起きる事件の調査を頼まれたり。そのため彦馬の織江探しは、静山が綴る「甲子夜話」のようには着々と進まない。だが彦馬は知るよしもなかった。お庭番の密命を帯びた織江が、飯炊き女になりすまし静山の下屋敷に潜入していたことを。大好評のシリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 取り敢えず前巻最後で大ピンチだった織江が無事でよかった(爆)。

    今回の謎解きは相変わらずのお気楽なものに混じって
    殺しの下手人をあげるといった若干シリアスなものも含まれている。
    それでもいつも通り飄々と謎を解いてしまう彦馬と
    織江が彦馬に惚れていることに薄々気づいたらしき川村真一郎が
    恋愛感情剥き出しで突っ走りそうな勢いになっている不穏な空気との対比が
    このふたりの心持ちの余裕の有無を表している気がして興味深い。
    この辺りからだいぶ静山が書く『甲子夜話』に絡めた話運びが多くなってきたような感じ。
    この巻では適当に話題が散らされていて、話が急激に進展しないので安心して読めた気がする。

    とはいえ、だいぶハマらされてきている(爆)。
    続きが気になってしょうがない。いっそのこと買っちゃえって思うくらい(笑)。

    余談だが、本編とは関係が薄い薀蓄が唐突に挟み込まれているのも面白い。
    この巻では妻恋稲荷の現在の姿を解説してくれていたのが嬉しかった。
    まさか時代小説で『ラブホテル』という単語を目にする日が来ようとは(笑)。

  • 良い。
    続きを読む。

  • シリーズ第3巻。

    主人公が鋭い洞察力で江戸で起こる不思議な出来事の真相を解いていく。江戸の人々の粋な感じと商魂のたくましさがうまく描かれていて楽しい。

    ラストで主人公サイドである平戸藩の企みの証拠を掴んでしまった奥さんが、どういう選択をするのか気になるところで次の巻へ続く。

  • 今回も楽しく読了。今回は比較的穏やかなお話が多かったけど、何やら雲行きが。。。次巻でどう展開するのか楽しみ。織江の彦馬への視線が切ない。

  • 2巻を読んでから結構経ったけど、やっぱり面白い。2巻の最後が「マジか」というシリアスな所で終わってたけど、無事で良かった。

    彦馬と織江の関係は、あんまり進展しないけど、物語はちょっとずつ動いてる。

    一方で一話完結の日常の謎も面白い。
    また、静山ら周りのキャラクターも良い。
    読み味は、ラノベに近くて、サクッと読める。

    続きも読むと思う。

  • 身も心も 妻は、くノ一 3 (角川文庫)

  • 前巻の最後は、静山のもとに潜入することに成功した織江が、辰吉という男に襲われるという引きで締めくくりとなっていました。本巻の冒頭で、彼女の危機を察知した犬に助けられるという結末がつけられます。

    一方本巻のラストは、織江が静山の計画を知ってしまい、くのいちとしての使命と彦馬への想いの相克に直面させられるという、いっそう深刻な展開で次巻へと引き継がれていて、つづきが気になってしまいます。

  • 二巻を飛ばして三巻を読む。あまり順番は関係ないような感じだ。彦馬の話と織江の話が付かずはなさずにつながって行く。近くに寄りながら離れる。これからの巻もこんな調子なのだろう。静山の屋敷に潜入した織江が見つけたものは?これからの巻でそれが話題となるのだな。

  • 20171015読破

  • 自分の近くに探している妻の織江が居るとは気付かない彦馬と、彦馬に正体を知られないよう見守りながらも彦馬を心配する織江。二人が会える日はくるのかなぁ・・。
    彦馬も織江も無事でいて欲しいのに、これから騒動に巻き込まれそうな気がして不安です。でも二人が会ってしまったらシリーズも終わってしまうのでしょうね。それは寂しいなぁ。

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著者プロフィール

1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。1992年「黒牛と妖怪」で歴史文学賞を受賞しデビュー。2015年、〈耳袋秘帖〉シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で中山義秀文学賞を受賞。主な作品に、「妻は、くノ一」シリーズ、「四十郎化け物始末」シリーズ、「女が、さむらい」シリーズ、「大名やくざ」シリーズ、『卜伝飄々』などがある。

「2021年 『計略の猫 新・大江戸定年組』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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