胸の振子 妻は、くノ一 8 (角川文庫 か 53-8)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043931088

作品紹介・あらすじ

神田明神近く、大通りの外れにいつのまにかできたごく庶民的な飲み屋「浜路」。ほっこりとした女将を目当てに、鳥居耀蔵や同心の原田は常連となり、彦馬も連れられて度々足を運んでいた。追っ手の影を恐れ、彦馬の周囲に注意を払っていた織江は、彦馬が訪れるその店の正体を知る。そこには、思いもよらぬ苛酷な運命が待ち受けていたのだった。ついに静山の幽霊船貿易も始動し、江戸はにわかにざわめく。大人気シリーズ第8弾。

感想・レビュー・書評

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  • そろそろ会わせ無いと読む側のストレスが溜まってきます。鳥居がずいぶん弱く書かれていますが今後どうなるのでしょう?

  • 本巻はホント久しぶりにテンポ良く。意外にも鳥居がこちら側に来て面白い。今回の助っ人はなんと。。。これは思いつかなかった。最後、やっと、ホントにやっと繋がった。「いつの日か」。彦馬、マジで頑張れ!

  • 徐々に追手も織江も彦馬に近付いてきている感があり、ドキドキします。早く二人が会えることを願いつつ次の巻を読みたいと思います。

  • 20171125読破

  • 動かない。少しずつ進んではいるのはわかるんですが、
    全体として動かない。

    なんかもどかしい一冊でした。

  • 次々に送りこまれる刺客と戦う織江。自分の身辺に織江の存在を感じる彦馬。せつない。

  • 第三の刺客との心通う闘いや織江が近くに感じられるラストなど、この8巻はいいですね。サブタイトルにはそんな仕掛けがあったのですか、ジャズは疎いのであとがきを読んで知りました。アン・サリーの歌は聴いてみようかな。

  • 胸の振子 妻はくノ一8

    くノ一である織江の切なさに胸がジーン。
    大好きな夫が目の前にいるのに、自分は抜け人になってしまって追われる身。。

    追手と戦い生き延びないと大好きな人に会えない。

    うー。。切ない。

  • 物語りが核心に向って大きく動き出す前の一休みというところだろうか。
    この小説は戦いのシーンの描写にあまり重きを置いていない故、さらっと済んでしまう。しかし、それもこの小説の良いところなのではないだろうか。
    彦馬と織江は、逢えそうで逢えない……。
    残りあと二巻。彦馬と織江のハッピーエンドでも期待しておこうか……。

  • 浜路とも戦わないといけないなんて、辛いね。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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