国境の南 妻は、くノ一 9 (角川文庫 か 53-9)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.71
  • (20)
  • (42)
  • (39)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 295
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043931095

作品紹介・あらすじ

度重なる刺客との戦いに、織江は疲れを感じていた。彦馬を好きでなくなれば、一人で逃げ切れるかもしれない。切ない想いに動かされ、織江は自らに心術をかける。「あれは一時の気の迷い。恋なんてすべていつわりなんだ。幻なのさ…」。そんなある日、織江は妻恋坂下で呼び止められる。相手はなんと、幼馴染みのくノ一、お蝶。彼女は果たして刺客なのか?一方彦馬は、静山の指示でついに江戸を離れることに-。激動の第9弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ9作目
    彦馬の義理の息子が死病に取り憑かれたと思ったら--
    静山から妻や義理の息子の全て聞かされた彦馬。
    もう終わりが近いのか?

  • 完結が楽しみ。

  • いよいよ最終章?物語が動いて行きます。今回の助っ人は、待ってました!お蝶!「仕方ないでしょうよ。人にはなりゆきぅてものがあるんだから」カッコいい!痺れた!

  • えーっ! 織江は彦馬のことを忘れたいの? 雁二郎が不治の病? 彦馬が江戸を離れるの? 静山は彦馬に織江が自分の娘であることを話ちゃうんだ。 と何だか怒涛の展開で面喰った巻でした。織江と彦馬は幸せになれるのかなぁ。先が楽しみでもあり、不安でもあります(苦笑)

  • 20171127読破

  • 謎解きだけでなく、物語の本筋が大きく動き出す第9巻。
    彦馬のために、自らこの恋を捨てようとする織江だが…。

  • 江戸では結ばれなかった二人ですが、いよいよ大詰め、二人が結ばれる地はどこにあるのでしょうか?

  • 国境の南 妻はくノ一9

    動き出しました!いろんなことが!

    主人公が江戸を離れ国を開くために長崎へ行くことに。
    長年勤めた寺子屋の子供達への最後の言葉が分かりやすくて心に沁みました。

    「元気だそう」
    嫌なことがあっても元気出して前に進もう!
    何年も辛くてもいつか元気出して頑張ろう!
    元気を出せばなんとかなる!そんな気持ちが込められてます!次は最終巻!たのしみ!!

  • いよいよクライマックスに向って動き出した。
    彦馬と織江の行く末を中心に、静山、雁二郎、更には敵方の動きも含めてどうなってゆくのだろうか。
    今までの軽快な流れから、ゆるやかに少し重い流れに変わってきている。
    何れにしてもクライマックスがどうなるのか楽しみだ。

  • やっぱりお蝶とは良い友達だよね。

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

風野真知雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×