ホルモー六景 (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 3465
レビュー : 404
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043939022

作品紹介・あらすじ

このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祇園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の他に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋歌い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々『ホルモー六景』、ここに推参。

感想・レビュー・書評

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  • ホルモーの裏話的な短編六つ。

    「長持の恋」はよかった。
    時空を超えたロマンス!
    ありがちなのに、よめる展開なのに、うるると泣けてしまった。

    個人的に、梶井基次郎の「檸檬」がとても好きなので、オマージュというかそういうのはちょっと複雑。

  • 「鴨川ホルモー」のスピンオフ作品。本編に脇役として登場した人物や、はたまた「ホルモー」をかつて経験した人たちのエピソードを絡めた6作品。

    「鴨川ホルモー」のスピンオフということで、愛すべきキャラクターたちにまた会えたという喜びに加えて、元々、史実や実在する場所などを織り込んで作られたフィクションが大好きなので、この短編集はツボにはまった。

    どれも良かったけれど、楠木の知られざるデート秘話「ローマ風の休日」と、本編「鴨川ホルモー」の巻末であっさり高村と付き合い始めていた細川嬢のエピソード「長持の恋」の二つが特に好きだった。
    「鴨川ホルモー」を読みながら「なんで同志社はこのホルモー4大学に選ばれなかったんだろうなぁ?地理的な理由かなぁ?(私は京都の大学分布図が全く分かりません…)」と思っていたら、めでたく同志社も次回からは参加できそうな雰囲気なので、またぜひ続編を作ってもらいたい。

    巻末の解説は有栖川有栖。この一連のホルモー物語群を「ホラ話」とバッサリ斬っていて(といっても、べつに批判してるのではなく、むしろ褒めている)、この作品を表す良い表現だと思った。

  • 鴨川ホルモー登場人物を別な視点から、面白く奇怪に繋がり合わせて語っている…
    万城目さんらしいユニークな展開!!
    鴨川ホルモーの裏話的なところは面白かったが、新たな展開があるのかと期待していたが、続編が出るという内容ではなさそうだ…

  • 鴨川ホルモーの番外編というか、裏話というか、そういった感じの短編集。短いけれど万城目エッセンスがギュッと詰まっている。

    二人静の話は男性から見ると怖い2人だろうけど、女の友情話と考えるといいなぁと思う。特に定子の一本筋が通った対応が好きだ。何だかんだけんかしながらも長続きする友人関係だろうなぁ。羨ましい。

    もっちゃんの話は一本取られた!と思った。安部と言われるとどうしても500代目の安部だと思ってしまう。

    芦屋の彼女の話は、芦屋も芦屋だけど、彼女も彼女だよなぁという感じで、一番裏話感があった。所で芦屋のホルモーペナルティは何だったんだろうか。

    一番好きなのは最後の「長持の恋」。高村は文句なくいい奴だし、おたまも可愛い。鍋丸とのやり取りが切なくて、6篇の中では一番応援したくなる二人だった。しかし高村がちょんまげになったのにはそんなわけが…。ホルモー恐るべし。

  • その名の通り短編集6作品です。
    個人的には「ローマ風の休日」がお勧めです。
    素直じゃないし、無愛想だけど可愛らしい・・・楠木さんの恋心が素敵でした。
    何より、京都在住なので、知っている地名もたくさん出てきて、親近感わきまくりでした(^∇^)

  • 鴨川ホルモーが面白かったので、絶対読みたいと思っていた「鴨川ホルモー」のスピンオフ的続編。

    第一作の登場人物たちの「実はあの時。。。」や、京都産業大学玄武組の定子と彰子はこんなことをしていたのかと脇役だった人達にスポットライトを当てた話に、OB、OG達の大学卒業後のお話に、「鹿男あをによし」に出てきた料亭「狐のは」まで出てきて、おもしろ過ぎて一気読みでした。

    同志社黄竜陣復活?ホルモーに参戦する続編が出たりする?

    えええ?!東京の大学間でもホルモーが!もしかして、日本全国の各地方でもホルモーが?とホルモーの世界が広がりましたぁ。私も大学時代にホルモーサークル入りたかった(˘・з・˘)
    ビラもらえなくて残念過ぎる( T_T)

    第六景「長持の恋」が特に良かったです。なべ丸の最後の文に( T_T)高村のチョンマゲに、まさかこんな意味があったなんて♪( ´▽`)

  • 鴨川ホルモーを読んでから、映画を見て、ホルモー六景を読んだ。キャラがたって、とても面白い。あの話の裏には、実はこんな事があった的な話って興味そそるのかな。今までで一番短く感じた帰りの通勤だった。

  • 鴨川ホルモーのサイドストーリーみたいな本でした。他の作品にも出てきた料亭も出てきて、何だかわくわくしました。
    鴨川ホルモーを読んでからすぐに読めば良かったなぁ。。とちょっと思いながら、あの人…あ~あの人ね!と色々思い出しながら読めた作品でした。
    ちょっとファンタジー色が強い様な気がしたけど、そんなコトあったらステキだなぁと、わくわくがない日常を送りながら、羨ましさ半分、わくわく半分で楽しめました。

  • 再読。『鴨川ホルモー』のスピンアウト短編集。このバリエーションと話の広がりがすごい。本編は終わっているのに、「同志社参戦?」「東京対戦?」と妄想が広がる。ちょっとした恋愛話もあり、ほっこり、ドキドキ、しんみりと楽しい。本編よりこちらのほうが好きだったりして。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ作品集。ホルモーの世界がより広がって深くなった。どのお話も好き。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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