ホルモー六景 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3597
レビュー : 418
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043939022

感想・レビュー・書評

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  • ホルモーサイドストーリー。図書館にあったので借りてみた。 『鴨川ホルモー』のサイドストーリー的な要素が強いので、ホルモーを読んだ人はこれを読むともっとホルモーが理解できると思う。個人的には合コンの話と文通の話が好きだった。2011/079

  • 長持ちの恋だけなんかの短編集で読まされて、おい、まだ鴨川ホルモー未読だぞとその短篇集に苛ついた記憶が。やっと読めた。
    楠木ふみ愛されとるの。しかし梶井基次郎のことこんなふうに書いていいのかね(笑)確かに、教科書で檸檬読んでから作者の写真見たときは、こんな顔の人がこんな繊細なこと書けるのかと度肝を抜かれましたが、その印象をぴったり書いててくれてやはりみんな梶井基次郎については同じことを思うのだなあと思いました。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ短篇集。もう一度鴨川ホルモーも読み返したくなりました。ホルモーに振り回される様々な主人公たちがそれぞれのテイストで描かれていて、ホルモーひとつでここまで多様に広げられるものだなと著者に拍手w今回も笑いながら読ませてもらいました。

  • おかえりホルモー!
    そうそう、このあほらしい感じ。

    思わず、
    なんでやねん!
    とつっこみたくなるようなこの感じ。

    懐かしい。


    内容は前作のスピンオフ集。
    なじみの人から、全く知らない人まで。


    くだらない....
    騙された....
    って途中、イライラもしたけど、結局読み終わったら
    『おもしろかった!!!』
    で終わってた。


    作者の遊び心が満載の1冊。

  • 1112 巻末解説の作品表現「ホラ話」に大いに賛成!すっかり万城目ファンになりました。鴨川ホルモーのスピンオフ短編集ですが、どれも最高!

  • 鴨川ホルモーのオムニバス短編集。
    第三景もっちゃんと第六景長持の恋がお気に入り。
    どのお話も読後は清々しく、面白い。

  • 6話めの長持の恋がジーンときた

  • 「鴨川ホルモー」のスピンオフ的続編である。
    断然「鴨川ホルモー」を読んでから読んだほうが面白い。
    京都産業大学玄武組の定子と彰子はこんなことをしていたのか、とか、楠木の思いがけない素顔、同志社大学がホルモーに参加してない理由、もしや東京でもホルモーが?な話など、どれも面白いが、特に小説の妙を楽しめたのは「もっちゃん」であった。
    現代の安倍の話かと思いきや……という展開で、ちょこちょこ出てくるヒントが実に楽しい。私はこういう時代がつながる話が大好きなのである。
    時代がつながるといえば時間SFの定番がモチーフになった「長持の恋」は結末が分かっていてもつい涙が浮かんでくるのをこらえられない。実に哀切な一編であった。
    「ホルモー」は壮大なホラ話であると同時にみずみずしい青春小説である。

    • 夢で逢えたら...さん
      片山るんさん、はじめまして。
      「長持の恋」良かったですよね。泣いちゃいました。私も万城目さんのホラ話の虜です。
      本棚を拝見して、共感出来...
      片山るんさん、はじめまして。
      「長持の恋」良かったですよね。泣いちゃいました。私も万城目さんのホラ話の虜です。
      本棚を拝見して、共感出来るレビューが多かったのでフォローさせて下さいね。
      2014/03/05
    • 片山るんさん
      夢で逢えたら…さん
      はじめまして。コメントとフォローありがとうございます。
      万城目さん、いいですよね。今度映画も公開になりますね。(「偉...
      夢で逢えたら…さん
      はじめまして。コメントとフォローありがとうございます。
      万城目さん、いいですよね。今度映画も公開になりますね。(「偉大なるしゅららぼん」)それも楽しみです。
      2014/03/05
  • 「鴨川ホルモー」からこんな見事なサイドストーリー集ができるなんて。この作家、ますますあなどれない存在である。ホルモーの世界は軽やかに時空を超えて、ますますトンデモなクロニクルになってしまった。それでも、ちょっと地味目な登場人物達が涙と笑いを爽やかに演じるオリジナル作の筆致はそのままに。
    こうなった以上は何としてもメインストーリーのその後を読みたい、もっと彼らの青春に寄り添っていたいと願うのは私だけではあるまい。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ的な一冊。「長持の恋」がすごくいいです。

    ・鴨川(小)ホルモー
    京都産業大学玄武組に属し「二人静」と呼ばれる彰子と定子のお話。
    藤原定子・彰子なのね。
    喧嘩した後仲直りする感じで、二人が真の友達になる。

    ・ローマ風の休日
    本編・鴨川ホルモーでもおなじみのぼんちゃんの話。
    バイト先の高校生の男の子と彼女の交流。
    ぼんちゃんが告白するまでの気持ちが彼女目線で描いてある。
    少年の立ち位置が切ない。
    「閻魔大王のいる冥土につながっている井戸」六道珍皇寺が出てくる。小野篁が通ってたと言うアレ。一度行きたい。

    ・もっちゃん
    叙述トリックのような話です。
    安倍(本編の主役の名)が出てくるので同時系列の話と思って読み進めていく。
    蛙っぽい友人「もっちゃん」が出てきて、彼がラブレターを書くまでの話。
    実はこのもっちゃんは梶井基次郎。
    丸善や「檸檬」が出てくるなど、何となく途中の描写で気付きます。

    ・同志社大学黄竜陣
    本編で散々引っ掻き回してくれた京子と芦屋のカップル。芦屋の元カノが出てきてこじれるんだけど、この元カノの話。
    この元カノがホルモーに関する昔の文献を偶然手にする。

    ・丸の内サミット
    ホルモーは京都だけのこと……とおもいきや、関東にもあったという話。
    お茶の水と一橋が参加してるのが判明。
    東大はあるだろうからもう一つはどこだろ。

    ・長持の恋
    本編でちょんまげになってた高村くんが出てくる。
    語り手は立命館大学白虎隊の細川珠実。
    料理旅館で仲居のアルバイトを始めた珠実は、蔵の中に置かれていた長持を見つける。その中にあった木の板には不思議な力が宿っていて、珠実はその板を通して戦国時代の武・なべ丸と文通を始める。
    次第に心を通わせていく二人。しかし珠実は、なべ丸がじきに命を落とすことを知る。そのことを木の板を使って伝えるも、なべ丸は出陣した。
    戦国時代に亡くなった者たちの名が書かれた碑の中になべ丸の名前を見つける珠実。
    しばらく失意に暮れるが、交流のあった高村の頭に、なべ丸の生まれ変わりの印を見つける。
    いやー、いちばん好きな話です。良かった。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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