ホルモー六景 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3597
レビュー : 418
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043939022

作品紹介・あらすじ

このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祇園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の他に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋歌い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々『ホルモー六景』、ここに推参。

感想・レビュー・書評

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  • 鴨川ホルモーに続き連続で読んでしまった。

    続編かと思ったがどちらかというと外伝的な内容。

    馴染みのある場所がいくつか舞台になっていたりしてこれはこれでオモロー

    相変わらず伏線の張り方、回収の仕方がうまい。故に面白い。

    内容的にホルモーシリーズ続編が出てもおかしくなさそうだけど、もう出版から時間経ちまくってるしもう出ないのかな〜

    是非これからも読んでみたいものである。

  • あぁ読み終わってしまった!とにかくとにかくとにかく面白かった‼ 鴨川ホルモーのスピンオフだと思っていたので、高村や安倍、楠木さんが出てきて嬉しかったし、東京でのホルモーや昔のホルモー、芦屋の元カノなどほんとに楽しかった‼ 中でも長持の恋ですよ☆泣いた泣いた!切なくて笑えてほんとにもう… ぜひまだ読んでないかた、万城目作品を読んでほしい‼ 鹿男⇒鴨川ホルモー⇒ホルモー六景の順番で☆これはもうオススメだなぁ‼

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ的な一冊。「長持の恋」がすごくいいです。

    ・鴨川(小)ホルモー
    京都産業大学玄武組に属し「二人静」と呼ばれる彰子と定子のお話。
    藤原定子・彰子なのね。
    喧嘩した後仲直りする感じで、二人が真の友達になる。

    ・ローマ風の休日
    本編・鴨川ホルモーでもおなじみのぼんちゃんの話。
    バイト先の高校生の男の子と彼女の交流。
    ぼんちゃんが告白するまでの気持ちが彼女目線で描いてある。
    少年の立ち位置が切ない。
    「閻魔大王のいる冥土につながっている井戸」六道珍皇寺が出てくる。小野篁が通ってたと言うアレ。一度行きたい。

    ・もっちゃん
    叙述トリックのような話です。
    安倍(本編の主役の名)が出てくるので同時系列の話と思って読み進めていく。
    蛙っぽい友人「もっちゃん」が出てきて、彼がラブレターを書くまでの話。
    実はこのもっちゃんは梶井基次郎。
    丸善や「檸檬」が出てくるなど、何となく途中の描写で気付きます。

    ・同志社大学黄竜陣
    本編で散々引っ掻き回してくれた京子と芦屋のカップル。芦屋の元カノが出てきてこじれるんだけど、この元カノの話。
    この元カノがホルモーに関する昔の文献を偶然手にする。

    ・丸の内サミット
    ホルモーは京都だけのこと……とおもいきや、関東にもあったという話。
    お茶の水と一橋が参加してるのが判明。
    東大はあるだろうからもう一つはどこだろ。

    ・長持の恋
    本編でちょんまげになってた高村くんが出てくる。
    語り手は立命館大学白虎隊の細川珠実。
    料理旅館で仲居のアルバイトを始めた珠実は、蔵の中に置かれていた長持を見つける。その中にあった木の板には不思議な力が宿っていて、珠実はその板を通して戦国時代の武・なべ丸と文通を始める。
    次第に心を通わせていく二人。しかし珠実は、なべ丸がじきに命を落とすことを知る。そのことを木の板を使って伝えるも、なべ丸は出陣した。
    戦国時代に亡くなった者たちの名が書かれた碑の中になべ丸の名前を見つける珠実。
    しばらく失意に暮れるが、交流のあった高村の頭に、なべ丸の生まれ変わりの印を見つける。
    いやー、いちばん好きな話です。良かった。

  • 長持の恋、とても素敵な物語でした。

  • どの話もひとひねりもふたひねりもあって好き。
    ああこれがここにつながるのか…やはり人は経験を積み重ねた方が面白いなと思った。
    京大かこいい…つか頭イイ大学かっこいいな…

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ
    本編を読んだ後に読むと「あぁーあの時のあれか」みたいなことが度々あり、クスッと笑える内容であったりもする。私は大変満足している。

  • 縦横無尽に拡がる万城目ワールド…。場所や世代、時を越えて。愉快さと巧みさで満足できたのは久しぶりです。

  • ホルモーのスピンオフ、短編集
    なかでも長持ちの恋が大好き❤
    可愛い話し、ホホォと感嘆する話、
    万城目学さんの中でもイチオシ

  • 2018/12/04-12/14

  • 再読。

    『鴨川ホルモー』の裏話的な短編集。

    『鴨川ホルモー』の登場人物の同期生に当たる他大学の人達のエピソードが多く、他の大学にもそれぞれの人間模様があるということがよくわかります。

    同志社大のホルモー復活はめでたいですが"satsuma"を「さつま芋」のことだと思うレベルの彼女が、どうやって会員を10人集めるところまで漕ぎつけたのかが謎。

    「吉田の寮」の描写には笑ってしまいました。作者は京大卒の方なので、実態を実際に見聞きしているのだろうなぁ。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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