宇宙のみなしご (角川文庫 も 16-8)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043941087

感想・レビュー・書評

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  • 年子の姉弟で自己流の遊びを生み出してきた二人は、新しい遊びとして真夜中に屋根に登ることを考えついた。ある日、その遊びに加わる人間が増える。

    森絵都さんの話は人の心の優しさというか善性に触れる温かい話が多いから好きなんじゃー。これも好き。インドに旅立った先生の言葉が、大人としての優しさと温かさに満ち溢れていて、先生には向いてなかったかもしれないけど、とても素敵な人だなあと思った。

  • 年子の姉やってますが、甘え甘えられってほどの年の差がない分、やっぱり友達感覚に近いときはある。そりゃもう毎日喧嘩してきたけど、年子も存外悪くない。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00584385

    あなたと手をつなぐ人がきっと、いる。
    真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。不登校の陽子と誰にでも優しいリン。やがて、仲良しグループから外された少女、パソコンオタクの少年が加わり……。(出版社HPより)

  • 3.5
    よみやすかった

  • 感想
    追ってくる闇。直視はあまりに恐ろしい。だがそうしなければ真の楽しみを見つけることはできない。大人も同じ。どこにでも楽しみはある。

  • なんとなく居場所のない4人がつながって、居場所を見つける、生き方を見つける。そんな話。
    高校生の時読んで、20年経って再読。やっぱり好き。

  • 気付いたら一気に読み切ってしまいました。
    もやもやとした気持ちを、誰もどうにもしてくれない。それなら自分たちでそのもやもやに捕まらないように、楽しいことを考え続けるしかない。
    意味があるようで、重大な理由なんてなくて、それこそが最大の理由で、矛盾しているようで言葉にできない何かが一本見えない場所を通っている、そんな中学生の言い知れない気持ちを思い出させてくれる一冊でした。
    『宇宙のみなしご』なのは、きっと大人になっても変わらないけれど、その一人であるわたしも、彼女たちのように暗闇に飲まれず光ることを忘れずにいたいと思わせてくれる、素敵なお話。
    多感な中学時代を日々ばく進中の姪にも、是非読ませたい。

  • ほのぼの。爽やか。児童小説。あっさり読める。キオスクが混ざってくるなって感じだったけどだんだん可愛く思えてくる。

  • 言葉遣いがやっぱり良い。
    爽快感の中にも子供たちの繊細な心の動きが良かった。

  • 2013年4月18日
    やさしくで好きなお話でした。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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