NO CALL NO LIFE (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.72
  • (48)
  • (57)
  • (57)
  • (10)
  • (7)
本棚登録 : 543
感想 : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943029

作品紹介・あらすじ

サンタさんにお願い。クリスマスにおかあさんを届けて。高校3年の夏、携帯電話に残された過去からの留守メッセージに導かれて、佐倉有海は学校一の問題児・春川と出会った。心に同じ欠落を抱えた2人は互いの傷を埋めるように惹かれあうが、それはあまりにも拙く刹那的な恋だった。時を超えた留守電の真相が明かされる時、有海の衝撃の過去が浮かび上がる…。痛々しくて、たまらなく愛おしい、涙のラブ・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 単行本とは描写の変更がそれなりにあります。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「それなりにあります。」
      どちらが素敵?若しくは好みですか??
      「それなりにあります。」
      どちらが素敵?若しくは好みですか??
      2013/01/04
  • 書店で表紙に惹かれて買ってみました。
    恋愛ものであり、青春ものでもあります。私が好きな感じ。

    前半は青春だなー、若いなーと思って読んでました。後半は涙が止まらない。切ない。
    やっぱ若いから突っ走れる。あと、有海と春川は似てるのは確かだけれど、春川のほうが非常識っていうか突拍子もないというか。
    日野ちゃんはどうしても好きになれません。

    突っ走った恋愛ってなんか疲れるけど、それもそれでいいかもしれないなぁ。

  • 刺さって抜けない棘。

  • 2021年3月映画化
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50231942

  • 思いがけずに思いっきり泣かされた。
    登場人物たちにイマイチ感情移入できず、ダラダラと読んでいたが、春川が担任の先生を刺して、有海と2人で逃げる所からは一気だったな。10代の少年少女の勢いって本当に凄い。今が全てで、今しかないから怖いものもなく突っ込んでいける。そんな生き方もう絶対に出来ないな。出来ないからこそ、そんなふうに行動できる10代が羨ましいと思う。
    最後まであまり救いがなく、切なさMAXなんだけどどこか清々しくもあり、なんか10代ってこんな感覚で生きてたなってしみじみ感じたな。

  • くやしい!4つ星!
    「おすすめ文庫王国」の恋愛部門第4位だったもの。長島さんの感想、「久々に『いってえ~……』と感じました」ってのが、なんかわかるわ。
    で、何がくやしいかって、ストーリー前半、公共の場で靴下脱いでダレてたり、自販機の前でたむろしてたり、「こういう若い人って大っ嫌いなんだよね!!もうこの話キライ!!」と強く思ったのに、読了後、思わずじんわ~ときちゃったこと。
    正直4つ星半は余裕であげていい感じなんだけど、その過程があったから、無理やり下げての4つ星。

  • ‪『NO CALL NO LIFE』読了。‬
    ‪10年ぶりの再々読。‬
    ‪親から虐待を受け殺めてしまった過去を持つ有海は似たような環境で育った春川と足りないものを補うように惹かれあっていく…大人になりきれない子どもの行動力ってすごいよなぁ。何故か憎めない。生命力をすごく感じました。‬
    ‪如何せん無力を感じる時期を誰しもが必ず経験をするんだと思う。そんな時にそばに誰かが居たら無力から無敵に変化していく過程に憧れてしまう。好きな人が側に居る凄さってすごいなぁ。恋は盲目ってよく言ったもんだ。‬
    ‪10年ぶりに読んで改めて新しい発見をしたような感じ。久しぶりに読んでよかった。‬

  • 痛くて、切ない。
    頭の片隅に残る作品。

  • 2006年初出。春川と有海、親に恵まれず精神的に成長を止め過去を封印するしかなかった二人が運命的に出会う。バッドエンド。ただ、自分本位に大事な人を守ろうとした日野ちゃんの気持ちもわかる。それは自分と違う者たちへの憧れの裏返しでもある気がするから。

  • 高校3年生の佐倉有海(さくら・うみ)の携帯の留守番電話に、「はるかわまひろ」という男の子からのメッセージが届けられます。男の子は、サンタクロースに当てて、「おかあさん」をうちに届けてほしいという願い事を送っていました。不審に思った従兄の佐倉航佑(さくら・こうすけ)は、メッセージの発信先をたどろうとしますが、男の子のの電話番号は現在使われていないとのこと。

    そんなある日、有海は航佑と同級生で、留年したため2度目の高校3年生となっている春川真洋(はるかわ・まひろ)と出会います。過去にトラウマを抱えた有海と春川は、お互いの欠落部分に惹かれるようになります。

    やがて有海は、携帯電話メッセージを送ってきた男の子が、過去の春川だということに気づきます。彼女は、幼い頃の記憶の中から自分の電話番号を思い起こし、電話をかけてみたところ、「中浦有海」という少女が出て、「サンタクロースの助手」を名乗る有海に、過去の彼女は、「おとうさん」を殺したいという願い事を告げます。そのことがきっかけで有海は、かつて電話からもたらされたサンタクロースの助手の言葉に従って、父親を殺害した記憶がよみがえります。

    ところが、有海が春川と付き合っているのを目撃した日野ちゃんが、春川の喫煙を先生に告げ口したことから、2人の生活は一変しまいます。春川は担任の依田先生をナイフで切りつけ、逃走します。有海は、容疑者として警察に追われる身となった春川と一緒に逃げ出しますが、やがて2人の行方は警察に知られることになり、有海と春川の関係に終止符が打たれます。

    切なさに思いっきり身を浸すというより、どちらかと言えば構成の上手さに感心させられました。冒頭のサンタクロースのふりをするホームレスのエピソードと、ラストの春川からの電話のエピソードが、上手いな、と思います。

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著者プロフィール

第9回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー。その他の著書に、『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』(電撃文庫)、『エンドロールまであと、』(小学館)など多数。

「2009年 『NO CALL NO LIFE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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