- KADOKAWA (2009年7月25日発売)
本棚登録 : 633人
感想 : 55件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784043943029
作品紹介・あらすじ
携帯電話に残された見知らぬ声からの奇妙な留守電に引き寄せられ出会った少年と少女。拙くも激しい恋に落ちた二人は大人達に背を向け広い世界に飛び立とうとするが……永遠の愛を描く涙の感動長編。
みんなの感想まとめ
青春と恋愛が交錯する物語は、携帯電話に残された謎の留守電から始まります。17歳の有海と19歳の春川は、似た過去を持ちながらも異なる個性を持つ二人。彼らの突っ走る恋愛は、時に疲れを感じさせつつも、切なさ...
感想・レビュー・書評
-
刺さって抜けない棘。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
単行本とは描写の変更がそれなりにあります。
-
2013/01/04
-
-
書店で表紙に惹かれて買ってみました。
恋愛ものであり、青春ものでもあります。私が好きな感じ。
前半は青春だなー、若いなーと思って読んでました。後半は涙が止まらない。切ない。
やっぱ若いから突っ走れる。あと、有海と春川は似てるのは確かだけれど、春川のほうが非常識っていうか突拍子もないというか。
日野ちゃんはどうしても好きになれません。
突っ走った恋愛ってなんか疲れるけど、それもそれでいいかもしれないなぁ。
-
ヒリヒリするような恋物語と謳われている
読み出していくと、過去と繋がっている携帯電話。ああ、今流行りの展開?と思っていると
いやいや、目の前を違う風がびゅっーと通り過ぎていく。
17歳の有海と19歳の春川。過去が繋がっているとても似ている二人。
危うくて美しくて破壊的で、でもとてもピュアな二人の姿に終盤は泣いてしまった。
きっと一緒にいると不幸になってしまう二人だったんだろうな。でも本当に理解しあえる唯一の存在だった。
ラストを思い出すとまた、泣けてくる。
でも高校生だったからこその純愛だったと思う。
二人の会話やお出かけがとても愛おしい。
高校生時代の忘れていたいろんな感情が一気に目の前に溢れ出てきた読書体験だった。 -
痛くて、切ない。
頭の片隅に残る作品。 -
高校3年生の佐倉有海(さくら・うみ)の携帯の留守番電話に、「はるかわまひろ」という男の子からのメッセージが届けられます。男の子は、サンタクロースに当てて、「おかあさん」をうちに届けてほしいという願い事を送っていました。不審に思った従兄の佐倉航佑(さくら・こうすけ)は、メッセージの発信先をたどろうとしますが、男の子のの電話番号は現在使われていないとのこと。
そんなある日、有海は航佑と同級生で、留年したため2度目の高校3年生となっている春川真洋(はるかわ・まひろ)と出会います。過去にトラウマを抱えた有海と春川は、お互いの欠落部分に惹かれるようになります。
やがて有海は、携帯電話メッセージを送ってきた男の子が、過去の春川だということに気づきます。彼女は、幼い頃の記憶の中から自分の電話番号を思い起こし、電話をかけてみたところ、「中浦有海」という少女が出て、「サンタクロースの助手」を名乗る有海に、過去の彼女は、「おとうさん」を殺したいという願い事を告げます。そのことがきっかけで有海は、かつて電話からもたらされたサンタクロースの助手の言葉に従って、父親を殺害した記憶がよみがえります。
ところが、有海が春川と付き合っているのを目撃した日野ちゃんが、春川の喫煙を先生に告げ口したことから、2人の生活は一変しまいます。春川は担任の依田先生をナイフで切りつけ、逃走します。有海は、容疑者として警察に追われる身となった春川と一緒に逃げ出しますが、やがて2人の行方は警察に知られることになり、有海と春川の関係に終止符が打たれます。
切なさに思いっきり身を浸すというより、どちらかと言えば構成の上手さに感心させられました。冒頭のサンタクロースのふりをするホームレスのエピソードと、ラストの春川からの電話のエピソードが、上手いな、と思います。 -
痛くて切ない話。今もう一度読んだら印象も変わるのかな。
-
これは重傷だ。。。。やられたね。。。。
-
-
2014.4.2読了
-
切なくて、愛しくて、私の中でいつまでもきらきら輝いている存在。
はじめて読んだ時から何度となく読み返してるけど、何度読んでも泣いてしまう。でも、泣きながらも、なぜか微笑んでる。切ないのに、幸せな気持ちにあふれる。 -
サンタさんにお願い。
クリスマスにおかあさんを届けて。
今を大事にする2人の、心が痛くなるようなおはなし。
ハッピーエンドになってほしかった。 -
夏ですし、と再読。
やっぱり切ない。お互いがお互いしか見えてなくて二人ともどうしようもなく子供なんだけど、なんとなく共感できる部分もある。
ラストは久しぶりに読んだけど、ちょっと泣きそうになった… -
ハッピーエンドじゃなかったー。
有海と春川の逃避行は長くは続かなかった。
高校生である二人が逃げ切れるわけもないのに、逃げて幸せになってくれればいいと、読みながらずっと考えてました。こんな結末しかなかったのかな、他に幸せになれる道があったんじゃないかな、と、切ない気持ちでいっぱいになった。
最後までずっと有海と春川は同じ家庭で育ったのかと思ってた。
読解力がないんかな。
有海のような家庭も、春川のような家庭も、現在にはよくあると思う。それを考えると、平凡な家庭は幸せなんだなと思う。
しかし、航兄が有海を見つけて、手をそっと握るとこは良かった。あと、テトラポットに降りた有海を見た航兄が慌てるとこも好き。
春川とのシーンは危う過ぎて…あんまりなー。
あ、学校で密会してたとこは好き。
たまに「有海」って呼ぶとこもいい!
携帯電話で過去と繋がるなんて実際には有り得ないけど、こんな風に誰かと出逢えたら楽しいだろうな。ストーリーは好きだけど、二人に感情移入し過ぎた為、☆は3つ。 -
なんだこの痛々しいほどの瑞々しさは。
作品全体まんべんなく、キラキラと生きている。
しかし浮かれたものではなく、ふらりと危うく、且つまさに“切ない”という感覚がピンと張りつめている。
バカで、刹那的で、一直線。
決して頭の良い生活とは言えないが、だからこそこんな恋愛してみたいと思えてしまう。
ファンタジー要素に何かしらの答えを出すのかと思ったがそれはそのままで、どことなく不完全燃焼だと思う方もいるかもしれないが(実際私も少しだけそう思った)最後は心震えること間違いない。
切ない、まさにこの言葉がぴったりだ。
壁井さんの書く文章や情景描写好きだなあ。他のも読もう。
最後に……案の定、春川の危うさがツボ。 -
『キーリ』でメロメロになった壁井さんの作品。文章は読みやすく日常的な非日常を見事に描き出している。物語はリアリティの中にファンタジックな部分が見え隠れしている。そのリアリティでさえも、実際に親のお金で一人暮らししている金髪の高校生は中々いないし、従兄弟と二人暮らししてる女子高校生なんかもあまりいないと思うが違和感なく演出されている。また、終始お花がとんでるストーリーでもなく、意外にダークで破綻的な一面も持ち合わせてる。キュウと胸が締め付けられるのは間違いない。もどかしさと幸福と不安と悲しみが詰まった読み物。
-
「少女」の真っ直ぐさが好き。
私には無いものだ…。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
壁井ユカコの作品
