オール1の落ちこぼれ、教師になる (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.86
  • (17)
  • (28)
  • (16)
  • (5)
  • (0)
  • 本棚登録 :228
  • レビュー :17
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943036

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 心を揺さぶられた一冊です。

    学ぶこととは何か。学べる環境とは何か。

    ご自身の言葉で語られている印象が強くあり、胸に響く内容でした。

    学ぶことの切実さと、できるようになることやわかることの喜びが、ひしひしと伝わってきました。
    私も、私の場所で、私のできることを重ねていきたいと思いました。

  • 本当に大変な苦労をされた方だとわかります。
    人との出会いの大切さ,素晴らしさは何ものにも代えがたいと思いました。
    彼のような先生が,一人でも多くの生徒に希望を持たせてくれることを願います。

  • ブクログ初の読了本。オール1の落ちこぼれが教師になる、題名そのままの本です。
    最近、逆転人生の話をよく耳にします。学年最下位のギャルが慶応大学に合格したり、中卒の人が企業を起こしたり…。誰かがドン底から這い上がってくる話は、ありふれたもののように感じます。言ってしまえば、この本もそんな話の中の一つなのかもしれません。でも逆に考えると、それだけ耳にするということは、それだけ私たちにも可能性があるということなのではないでしょうか。ひょんなことがきっかけで、人の何十倍も努力して、誰もが驚くような結果を出す。やろうと思えば私にだってできるはずです。でもそれは並大抵の努力では出来ないこと。踏ん張って、耐えて、もがいて、走り続けてやっと叶う。
    誰にでもチャンスはある。だけど簡単に出来ない。だからこそ、この本があるんだと思います。
    高校生の今読んで良かった。勉強環境が整っている私は恵まれてる。努力だって好きなだけできる。私は幸せです。

  • 中身が薄い。体験を書きたいのか教育に対する考えを書きたいのか内容に一貫性がなく繰り返しが多い。語彙力の少なさも如実に現れている。

  • 年取ったから無理!ということはないんだろうな、自分もがむしゃらに頑張ろう!と思えた。

    教員免許を取得したから、院を出たらなんとなく教員になろうかなと考えていたが、宮本さんの覚悟を読んで、自分の浅はかな考えを恥じた。
    将来について、もっとよく考えてみようと思った。

  • 人生は、目的や目標があると、驚くべき力を発揮できる!みんなに勧めたい本です。

  • 対象年齢は中学校~高校くらいか。
    要するに「諦めないで勉強すれば未来は拓ける」、そんなところだろうか。
    私は著者ほど必死に勉強したことがあんまりないなぁ……。
    もちろん試験や入試の前は頑張ったけど、
    ゼロ以下のところから睡眠時間を削って、あらゆるものを犠牲にして、
    そこまで必死になって勉強したことはない。
    努力を続けるモチベーションとなるものさえあれば、誰もが頑張れるのかもしれないが、
    その「モチベーション」に出会うのが難しい。はっきり言って運である。
    だから、一心不乱に何かを出来る、というのはそれこそが才能の一つなのではないだろうか。
    著者は開花するのが遅かったとはいえ、その才能を持ち、かつ運もあった。
    だからこそ、輝かしい今があるのだろう。

    何が言いたいかと言うと、他人の成功例を見てじゃあ自分も頑張ろうと思うのは難しいなぁという感想。

  • 中学の成績がオール1だった著者が教師になるまで、そして教師になってからの取り組み等、その反省が赤裸々につづられている。

    あまり裕福な生活環境ではなかったこと、転勤が多く、内気な性格もありいじめにあっていたこと、勉強する意味が見出せず、勉強が出来なかったことなど、どん底の人生から、一転、アインシュタインに感銘を受け、物理を勉強したいと思い立ち、難関の名古屋大学に進学した。

    さらっと書いてしまえばこんな半生だが、その過程では本当に努力とその努力・姿勢を支えてきた周囲のサポートがあったからこそ、なしえた人生だと思った。

    今の教師は優秀な大学を出て、まじめな人が多い。その点、自分はいじめも経験し、勉強が出来ない人の気持ちもわかると著者は言う。そして、勉強が出来ないことなどで自分に自信が持てず、自分の力で考えるということが出来なくなるという意見は私も同意見である。

    ■印象に残った言葉
    ・生徒が自分の気持ちを正直に話す環境を作ること、信頼関係を築くことが教師が最初にしなければならないこと

    ・勉強をやる意味が見出せなかった原因は、①学校での生活環境、家庭環境が学習環境を破壊していたこと、②学ぶ目標がなかったことにある。

    ・人生の目標が見つけられない、何をしていいかわからない、生きていることに意味を感じない。そういう挫折感にとらわれがちな時期の少年少女に、世の中の厳しさや夢を持つことの素晴らしさを教え、人生の目標を見つける手助けをしたいと強く思うようになり、教師を目指した。

    ・多感な時期に様々なことを経験し、知識を吸収し、多くの人と出会うことが自分に対して自身がもてる価値観を育てる重要な要素になる。

    ・(学生に対して)境遇を大切にすること。勉強や神学のことを考えて生活できるのは今だけだ。その生活は家族に支えられているのだということを、しっかり自覚して「学ぶ」ことに打ち込んでほしい。

    ・大切なのは目標を持つこと、その目標に向かって努力すること。その努力がすなわち「学ぶ意味」なのです。

  • 小中学校でいじめられ、本人の学習意欲、周りの環境なども整わなかったせいで全く勉強に興味が無かった著者が、アインシュタインの相対性理論のビデオを見たことにより学問に目覚める。
    本当にオール1を取っていた生徒が、努力次第で国立大学の大学院を卒業し、憧れの仕事、教師になった。

    こども向けに易しく書かれた文章で、目標を持って頑張れば、夢は叶う、というメッセージが込められている。著者を支えた先生、彼女が素晴らしい。

  • この本が出版された時に、「どうせ、たまたまオール1取ったことのある人が先生になっただけの話でしょ。」と思って、話題になっていたが読もうという気になれなかった。
    きっかけがあったので読んでみたが、実話と思えないほど感動した。宮本先生くらいがんばれば、どんな受験や資格にも合格できるんじゃないかと思った。何よりも、誰のことも恨まず、誰のせいにもせず、ただ黙々と努力し、感謝し続けた姿勢がとても尊敬できると思いました。

全17件中 1 - 10件を表示

オール1の落ちこぼれ、教師になる (角川文庫)のその他の作品

宮本延春の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
サン=テグジュペ...
有効な右矢印 無効な右矢印

オール1の落ちこぼれ、教師になる (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする