ルノワール ――光と色彩の画家 Kadokawa Art Selection (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943296

感想・レビュー・書評

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  •  ピカソの絵は非常に革新的で、その作風がどんどん変化したというイメージが強い。それに比べると、ルノワールの絵は一目見てそれと分かるし、一般受けするオーソドックスな絵という気がしなくもない。

     しかしこの本を読むと決してそうではなく、ルノワールも非常に革新的で、また自分の作風を模索しながら、どんどん新しい挑戦を続けた人ということが分かる。

     特に晩年、絵筆さえ満足に持てない状況にありながら、喜びに満ちた作品を描き続けたことは、驚きなどという平凡な言葉では到底表わしきれない、奇跡である。

     本来、絵にしても音楽にしても、何ら予備知識がなくても楽しめるべきだと、私自身は思っているけれども、知識があれば、さらに楽しめることも少なくない。この本を読んで、ルノワールについて少し分かってくれば、彼の作品が輝きを増すことは間違いない。

  • ルノワールの絵を沢山見たくて読んだ。絵画には全く詳しくないので解説はとばしとばしだけど当時はあらゆる批評家からボロクソに批判されていたというのは信じ難かった。芸術に対する普遍的な評価なんて存在しない。時代が違うと言えど主観的な意見をよくも大声で言えたもんだな。

  • 幸福の画家と呼ばれるルノワールの生涯を描いた本。

    どのような時期に、誰をモデルとして、どういったところで作品を発表して、画家がどのようなことを目指していたかがわかる。

    幸せそうな絵を描く背景に、多くの悩みや苦しみがあったことがよくわかった。
    より理解を深められる、そう思える一冊。

    絵も豊富に掲載されていて、読んでいて楽しい。

  • 私の何番目かの趣味に美術鑑賞というのがある。有名な画家の展覧会があると必ず行って図録を買ってくる。美術鑑賞には地方より都会の方が都合が良い。
    他の日本人と同じく印象派の絵が好きだ。ルノワールは、小さい頃から親しみを感じる画家だった。ただ豊満な裸婦の絵が好きなだけかも知れない。
    近く日本で展覧会が開催きれるのに合わせて、出版されたのかもしれない。文庫本の美術本というのがいい。リーズナブルな値段で絵が楽しめる。
    画家というのは変わった人が多く、数奇な生涯をおくっている。ルノワールというのは如何にも裕福な画家というイメージが強いが、絵が売れてお金の心配がいらなくなったのは最晩年である。若い頃は彼に対する評価は分かれていて、売れない時期が続いた。その頃でも彼の絵のファンがいて、何んとか生活は出来たようだ。

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