ユニコーンの日(上) 機動戦士ガンダムUC(1) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 466
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943357

作品紹介・あらすじ

人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって一世紀。工業用スペースコロニーに住む平凡な少年バナージ・リンクスは、オードリー・バーンと名乗る謎の少女を助けたことから『ラプラスの箱』を巡る事件に巻き込まれてゆく。開放されれば地球連邦政府が転覆すると言われる『箱』の正体とは-。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の筆者が、かつて機動戦士ガンダムに胸躍らせた大人たちに贈る壮大なるサーガ。

感想・レビュー・書評

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  • テレビシリーズを見終わったから、更に細かい部分を知りたくて読み始めた。
    基本的な流れはテレビと同じだけどやはり微妙入手違うし、その時の心情とかもわかり、これも面白い。
    物語としてはまだ殆ど動き出していないから、これからに期待

  •  機動戦士ガンダムの名を冠する作品は数あるけれど、ここまで宇宙世紀に、そして《ガンダム》に挑んだ作品は無いだろうと思う。福井晴敏が描くガンダム、その第一章、そして序章。
     16歳の少年が自らの住むコロニーを灼く戦火に巻き込まれ、偶然目の前にした白いMSに乗り込み、敵を撃退する…けれどそれは、少年の巻き込まれる戦乱の、ほんの序章でしかなかった--こうやって書くと、ガンダム大地に立つ、と何ら変わらないわけだけれど、それはそれ、宇宙世紀0096という、一年戦争終結から16年という(このあたりの年代設定も演出のひとつ。引用126頁参照)、グリプス戦役も第一次ネオ・ジオン抗争もシャアの反乱も歴史になっているという重みがある。
     これが読者に大きな影響を与えるのは云うまでもなく、つまり、この作品で宇宙世紀に触れた読者はバナージやミコット、タクヤといった少年たちの視点でこの戦争を見ることになるのだろうし、0079からの、先に挙げたような歴史を、云ってしまえば体感として知っている世代は、なんとなく大人の側に視点を置いてしまう。だからゲスト的存在にドキドキしてしまったりするのだ。引用152頁、《ネェル・アーガマ》に対する記述なんて軽く泣けてくる。このへんは、『ご近所物語』に翠ちゃんが出てきてニヤニヤする感覚と似ている(……他にいい例が見当たらないよ…だれかもっと格好良いの教えて…)。
     そしてそれは、福井晴敏の十八番、なわけだ。
     この作品がガンダム、でありながら同時にいかにも福井作品であるのは、ガンダム自体が、それをずっと見てきた者にとっては最早当然の世界となっていて、その世界の「いかにもありそう」な延長に物語が展開されていくから、なのだろう。

  • 小説家が描いたガンダム。
    ガンダムだが、これはまぎれもなく福井 晴敏の小説だ。

  • アニメーションはアニメーション。小説は小説でその特性を活かした作品になっている。ただのノベライズではない。これはきちんとした小説。モビルスーツを始めとするディティールの描写や話のテンポがそれぞれの自然な形で描かれている。アニメと同じテンポで進む軽い小説が多い中ちゃんと文学している。見た目の描写はアニメはその特性から鮮明であるし内面の描写は小説が有利。それぞれの独立性を保ちつつ補完関係にある高いレベルの連携だと思う。

  • ガンダムシリーズの小説は始めて読む。アニメ版はOVAのみ1-4、7話鑑賞済み。上巻はオードリーがビスト財団の当主カーディアスと会う所まで。アニメを見たのがだいぶ前なので、どんな話だったかなと思い出しながら読んでいた。話を思い出しながらの読書なので、特に感じた点はない。余談だが、ユニコーンが希望の象徴として描かれているタペストリーは数年前、東京の美術館で実物を見たことがあり、その時に6枚で一組だということを始めて知った。ユニコーンのアニメを見るとそのことを思い出す。感想はこんなところです。

  • ネタバレ 2010年(底本2007年)刊行。アニメ版を強烈に薦める知人がいるため、その前提として原作を読破。まぁ本巻は序章ですね。それにしても「ネェル・アーガマ」が出て来るとは…。しかも、「鐘」隊の僚艦として。そしてオードリーは、…なんでしょうなあ。もう少し先を見てからになるかな。ガチガチの世界設定が吉と出るか、それとも凶と出るのか、については…。なお、挿画加藤直之氏、カバーデザイン樋口真嗣氏とはすばらしい。

  • ユニコーンの日 (上)
    福井晴敏
    角川文庫
    ISBN978-4-04-394355-7
    http://www.kadokawa.co.jp/product/200909000011/

  • ガンダム(笑)。

    でも、ガンダムではあるけれどたしかに“福井晴敏作品”でもある。

    自分、福井さんがかな~り好きになってしまったらしく、この作品を読むためだけに、ウィキペディアでガンダムの勉強をしてしまったくらい(笑)。

    『ガンダム』『Zガンダム』『ガンダムZZ』『逆襲のシャア』まで観ればこの作品についていけるはず……とのネット記事を参考に、該当作品をWikiったのだが、『ガンダム』だけでも恐ろしいほどの分量だった。。。(苦笑)。

    そのため、ちゃんとWiki記事を最後まで読んだのは、『ガンダム』と『Zガンダム』だけ。残り2作は斜め読みで、見切り発車(苦笑)。

    ★4つ、7ポイント半。
    2015.09.23.古。

    ※物語のキーとなるのであろう少女が、咄嗟に名乗った偽名“オードリー・バーン”って(笑)。

    束の間の平和を垣間見て、(大昔の映画)『ローマの休日』を思い出した直後だったから……ってことらしいけれど、

    この作品世界の中での『ローマの休日』って、どんだけ古い映画見てんの!と、ツッコミたくなった(笑)。

    ……21世紀を生きる我らでいうと、『源氏物語』レベルの古典文学を読むような感覚か?

  • ガンダムUCの一作目に当たる話。
    アニメとは少し違い、物語は事の発端である「ラプラス事件」から描かれる。
    始めて読んでる時は時代がよく理解できず「?」となる部分もあるけど、読み進めていく内にその疑問はすぐに解消された。物語は序盤といえど、やはりMS戦のところや主人公であるバナージとオードリーが出会うシーンなんかは、読んでいてとても興奮し、読む手を止められなかった。
    1冊目の物語は、バナージとオードリーとカーディアスが邂逅するところで終わる。

  • OVAではいろいろ省略されてることが細かく書かれています。
    文章で物語を補完できそうですw
    OVAでアンタ誰?って人がようやく誰だったのかわかりましたwww

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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