ユニコーンの日(下) 機動戦士ガンダムUC(2) (角川文庫)
- KADOKAWA (2010年1月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043943364
作品紹介・あらすじ
宇宙移民者と地球連邦政府の戦争が終結し、束の間の平穏の中にあった地球圏。世界を覆す力を秘める『ラプラスの箱』の開放を巡り、軍産複合体と反政府組織が企てた策謀が新たな戦乱を引き起こしてゆく。謎の少女オードリーを追って戦火の中を走るバナージは、幼き日に別れた父と、純白の巨人兵器"ユニコーン"に出会う-。環境問題、格差社会、行き詰まった資本主義が招来する"あり得る未来"を舞台に、人の革新のドラマが白熱する。
感想・レビュー・書評
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人の死の描写が痛々しい。。。
これなら御大(禿)も満足だろう。
カーディアスにグッと来る話です。 -
カーディアスの死に際がイイ
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一巻と最終巻にレビューを記入。
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アニメ版を見ているからなんとなくイメージがわくけど、観ていないとなかなか画面がイメージしにくいのでは?と思っています。
ストーリー的には面白いです。 -
ユニコーンの日 (下)
福井晴敏
角川文庫
ISBN978-4-04-394336-4
http://www.kadokawa.co.jp/product/200706000145/ -
上下巻かけて描かれた“序章”といった感じか。
子供の頃に見たアニメの第1話を思い出させる内容はしかし、血と爆炎と破壊に彩られ、もはや単純に“子供のための物語”ではないことは明白。
福井さんが描くこの世界の結末は、見届けなければならない。続刊も早々に手に入れなければ……。
★4つ、8ポイント。
2015.09.29.古。
※『終戦のローレライ』のレビューを見たとき、「まるでガンダムだ」との感想を書いてる人が何人もいた。当時は意味が分からなかったけれど、今やっと理解できた(笑)。 -
物語はいよいよバナージがユニコーンに乗るところへ。
よくよく考えると2冊目は丁度運命の歯車がまわり出して噛み合う感じがする1冊。
そして、やはりマリーダの戦いをよく「理解」している描写がとても好き。強化人間であるが故に「視えて」しまうものがあり、でもニュータイプではなく、どこか人間くささの残るマリーダは本当に素敵なキャラクターとして描かれていると思います。
そして、いよいよシャアの再来と言われたフル・フロンタルが登場し、物語は3冊目に続く。 -
ようやくガンダムに乗りました。
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場面を映像に脳内変換するには先にアニメを観てるととても楽。読んだあとにアニメを見るとさらに理解が深まる。予習復習が必要な作品。コロニー内での戦闘シーンは特に難しい。さすがガンダムさすが福井さん
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ガンダムが出てくると気持ちが盛り上がる。
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いや……2冊に分けなくてもよかったんじゃ……
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福井晴敏の"機動戦士ガンダムUC"第2巻。ガンダムUCが起動するまでの話の展開は、過去のガンダムシリーズのパターンを踏襲しているようですね。原作シリーズへのオマージュと言ったところでしょうか。SF設定やモビルスーツ戦に目が行きがちですが、ガンダムシリーズで忘れちゃいけない親子の葛藤もきちんと描かれていて良かったです。カーディアスとバナージの短い時間の邂逅はぐっときました。ガンダムシリーズの主人公って、両親には恵まれませんね。連邦軍に回収されたガンダムUCとバナージ、オードリーの運命はどうなってしまうのか。
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カーディアスがバナージにユニコーンを託す所で不覚にも泣きそうになった。電車の中であるにもかかわらず。
まさか序盤も序盤で泣きそうになるとは思わなかった。
福井さんの文章あっぱれです。描写がほんと細かくて。
アニメ原作からの小説化だったらおそらくこんな緻密な文章にはならないだろうなって。
そして、ユニコーンガンダムが変形するところは鳥肌。格好いいその姿がありありと浮かんできた。
―過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次の糧にすればいい。それが大人の特権だ。 -
この巻で、やっとバナージが父、カーディアス・ビストからユニコーンを受け継ぐ。ガノタUC原理主義派・メカ好き派にはたまらん系。逆にそうでない人には面白さが伝わりにくい。ガノタ用語がなんのエクスキューズもなしにバリバリ出て来るから。
細かい所で、袖付きのMSの操縦インターフェイスがアームレイカー、連邦軍は操縦桿ってのも拘りポイントなんだが、気が付かない人にはどうでもよく、気がついたからといっても、どうでも良い。
アニメ観てから読むほうがわかりやすいのかな? -
ところどころに初代ガンダム、Zガンダムの気配を感じられて楽しく読める。
ドタバタの中でガンダムを起動させるあたりは初代ガンダムを彷彿とさせる。 -
カッコいいぜ、ユニコーンガンダム!
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ほぼ会話がメインだった上巻とは打って変わり、MS同士による激しい戦闘とコロニーに残った人々の行動が描写されています。特に、コロニーでの戦闘開始のきっかけとなった場面では、パイロットの緊張がこちらにも伝わってきました。
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再読中、第1章の後編、運命に飲み込まれていく少年、といった所。
”可能性”の意味する所が曖昧なままに、物語が始まります。
映像のイメージがつくと、より物語に入り込めますね。
- 過ちを気に病むことはない…ただ認めて、次の糧にすればいい。それが大人の特権だ
次巻はいよいよ、”赤い彗星”の登場です。 -
ネタバレですが、
一匹のユニコーンが
暴れ回りました
という物語です。 -
うん。表現や言い回しが相変わらず格好いい。特に戦闘シーンが増えた今回は、福井晴敏の真骨頂であるリアルな描写が際立ったと思う。第2巻ということで、まだまだ話の全貌は明らかにされないが、著者の表現力のお陰で読み続けていても全く飽きが来ない。引き続き第3巻も読みたいと思う。
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謎の少女を探していたバナージが戦争に巻き込まれていく。ガンダムに搭乗しての初出撃の場面はとても良かった。
続きが楽しみ。 -
ラプラスの箱を巡ってうごめく連邦軍と、ビスト財団内部の対立。連邦とネオ・ジオンの不幸な接触から開始された戦いは、コロニーを巻き込んだ大がかりなものへと発展してしまいました。
そんな中でユニコーンを獲たバナージと、ネオ・ジオンの姫君オードリーがどんな運命をたどるのか楽しみです。 -
正体不明のモビルスーツに乗せられる少年の不安な心理描写がよく分かる。上下巻の下巻を読み終えた時点で、3巻に続くってどういうこと?2巻で終わらせるつもりだったのに、書いてみたら尺が足りなかったということだろうか。
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Gの始動には心踊らされる。
世界は何を見せてくれるんだろうか。 -
疲れました。
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戦闘シーンに入ってから、文章から緊迫感がひしひしと伝わってくる。語り口に引き込まれ、一気に読んでしまった。