首吊少女亭 (角川ホラー文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943371

感想・レビュー・書評

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  • ヴィクトリア朝時代のロンドンという舞台設定もそれにまつわる猟奇的なストーリーも大好物のはずなのに何かもの足りない。なんつーか八つぁん熊さんみたいな台詞回しには興醒め。うーん、惜しいなあ。

  • 19世紀イギリスの物語、雰囲気が好きな方ならば楽しめるホラー短編集。作者が翻訳家としても活躍しているためなのか、文章から19世紀のイギリス独特の空気が感じられる。また、作品内に漂う薄暗さや気味の悪さから、江戸川乱歩の作品を思い出した。
    どれも面白かったが、特に好きだったのは「貯金箱」「活人画」「遺棄船」。

  • どれも後味が悪くて、その後の登場人物が一体どうなったのかが気になるお話ばかりでした。

    有名なお話を元にしたお話が沢山あるので、知っているとにやりとします。
    個人的にはマリー・テレスト号の話に惹かれるので、それが出てきて嬉しかったです。

    前に読んだ死美人辻馬車は好きな話とあまり好きじゃない話がばらばらにありましたが、これはどの話も好きでした!

  • 12の短編によるホラー集。
    眷属、下水道、新人審査、人造令嬢、貯金箱、凶刃、活人画、火星人秘録、遺棄船、怪人撥条足(バネアシ)男、愛書家倶楽部、首吊少女亭。


    ほぼどれも19世紀末のロンドンを舞台に書かれていて、本の紹介には『ヴィクトリアン・ホラー』とありました。
    短編でも十分楽しめました。
    短編だから楽しめたのかもしれません。
    読みやすい感じです。

  • 切り裂きジャックや吸血鬼、マリー・セレスト号事件など主にヴィクトリア朝のイギリスを題材にしたホラーが12編収録された短編集。
    切り裂きジャックを新しい見方で描いた「凶刃」などヴィクトリア朝時代の事件や作品などが多く関わっているため、元ネタを知っていればもっと面白かったかもしれないと思う作品もあったが、基本的にはほとんど知らない自分でも面白かった。

  • 文章の美しさもさることながら手品のように綺麗に足元を掬われる恐怖がたまらんです。すこんと地面がなくなっている。気付くと背骨につめたいものをあてられている。
    本来は翻訳家さんなんですかね。イギリスの雰囲気が色濃く感じられてほの暗く美しいです。『眷属』とか特にもう。
    後半急ぎ足だったり付け足しっぽいものを感じる部分もありつつ、陰惨な結末や後味の悪さに全てを払拭されてしまう。この気分の悪さが気持ちいい。恐怖小説とはこうあるべき。『貯金箱』(とにかく怖い)と『活人画』(ぬたっとした気持ち悪さ)が特に好きです。『怪人撥条足男』のラストに本気でうおおおおってなった。いや、でも、どれもいい。表題作ももちろんいい。

  • 面白い。火星人は今一だけど。

  • イギリスを舞台にしたホラー短編集。切り裂きジャックやマリー・セレスト号など、おなじみの要素が用いられている作品もあって、もしやこんな真相が? と思わせられてしまいます。
    お気に入りは「貯金箱」。代償といい、このラストといい、もっとも残酷で恐ろしい物語に感じました。「遺棄船」も好きですが。主人公のこの能力、なんとも地味に迷惑ですね……。

  • 収録作の殆どは、初出が「異形コレクション」のため既読ではあるけれど、こうして一まとめになったものを続けて読むと、アンソロジーで読んだ時とは違う感覚が。ヴィクトリア朝時代が舞台(もしくはその時代の因縁が絡む)という共通設定があるからだろう。
    ラストがやや駆け足気味な点が目に付くこともないではないけれど、陰惨、おぞましい結末を迎える作品が多く、厭な後味が愉しめる。

    詳しくはこちら→http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2010-04-13

  • 国産の海外怪奇幻想小説な印象。「首吊少女亭」のように日本人が主人公だと感情移入しやすいかも?「活人画」はただのネクロフィリアおちにさせないで昇華してるところが好きでした。

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著者プロフィール

62年東京生。青山学院大学卒。作家・翻訳家・古書研究家。90年、別名義の『ホームズ君は恋探偵』で小説家デビュー。近著は、現代版ホームズのパスティーシュ『ジョン、全裸連盟へ行く』、日本推理作家協会賞候補となった本格ホームズ・パスティーシュ『シャーロック・ホームズの蒐集』と、本書に続く『ホームズ連盟の冒険』(祥伝社)。

「2017年 『ホームズ連盟の事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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