不思議の扉 時をかける恋 (角川文庫)

著者 :
制作 : 大森 望 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.33
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本棚登録 : 650
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943395

感想・レビュー・書評

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  • 不思議の扉、アンソロジー集4作を全て読みましたが、やはりこの巻は抜群に面白い。
    解説にも書いてある通りタイムトラベルとラブストーリーは相性が良い!

    ずっと苦手意識を持って何回も挫折した太宰治の作品が以外にも面白く感じれた。
    新たな発見が生まれるから、アンソロジーやはりオススメです!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「アンソロジーやはりオススメです! 」
      実はタイムトラベル好きで、ジャック・フィニイの「机の中のラブレター」で買いました!
      「アンソロジーやはりオススメです! 」
      実はタイムトラベル好きで、ジャック・フィニイの「机の中のラブレター」で買いました!
      2014/03/14
  • この内容で540円は安い。買って損はしない

    梶尾真治「美亜ヘ贈る真珠」は再読になる。
    航時機って聞くとキテレツを思い出す。パイロット(?)の男は泣く位ならなんで乗ったんだよ!って思う話。そんなに乗りたかったのか?お前以外にも乗りたい人はいくらでもいただろうに、と思うけど、そういう突っ込みをおいておいてもよくできた話

    恩田陸「エアハート嬢の到着」これも再読。
    恩田陸の本気の話のひとつだと思う。恩田陸の書く頭のいい美少女が読めます。

    乙一「Calling You」
    乙一をなんとなく倦厭していたので初めて読む乙一。年齢上のお姉さんの正体には納得がいかないが、それでも面白いじゃないか乙一。

    貴子潤一郎「眠り姫」
    あんまり好きじゃない、綺麗すぎるからねー。だけど、最後のおじいちゃんが急いで寄り添う姿はほほえましいものがある。

    太宰治「浦島さん」
    うわー、太宰治ってこんな話も書くのかー、って言う話。この話を読むためだけにこの本を買っていいぐらい。
    浦島さんと亀さんが漫才よろしく相手をけなし合う感じで話が進む。浦島さんと亀さんも姫様もいい性格してます。聖諦ってなんぞ?
    玉手箱の解釈は、なるほどー、って感じがする。本気で言ってるのか、ギャグなのかは分からないけど、一理はあるかもという感じ。

    ジャック・フィニイ「机の中のラブレター」
    まともな話。なんてロマンチックな奴らだ!

    最近、あんまり本屋さんで並んでるのを見ないのが残念!

  • 一気にいろんな作者の作品に触れられるので、好きな括りを見つければすごくお得感があると思います。
    私はこの本で太宰治の新しい一面を見れました。

  • うっとりするくらい好きなタイムトラベルロマンスもの。なのに何故これまで読んでなかったかというと…。

    名作の誉れ高く、このアンソロジーでも巻頭を飾っている「美亜に贈る真珠」、この作品の良さがもうひとつわからない。作中の誰にもうまく感情移入できず、時を隔てた恋の醍醐味(?)である胸を締め付けるような切なさが感じられなくて。ベスト短篇に選ばれるくらいに人気が高いのに、何故だろう。

    やっぱりこのジャンルでのピカイチはフィニィの「愛の手紙」でしょう(ここでは「机の中のラブレター」というタイトルで大森氏訳のものが収録されている。福島正実訳「愛の手紙」の方が最後の言葉も決まっているように思うのはすり込みだろうか?)。読み返すたびに初めて読んだときの感動が甦る。最高です。

    意外だったのは乙一「Calling You」。もっとアクのあるお話かと思ったら、なんともみずみずしいラブストーリーで、とても良かった。こういうの好きだなあ。中学生みたいでちょっと恥ずかしいけど。

  • 同じアンソロジーのシリーズで「時間がいっぱい」と「ありえない恋」は読了 
    太宰の「浦島さん」以外は、時のすれちがい?をメインにおいたお話かな? 
    やはり、ジャック・フィニイの机の中のラブレター(愛の手紙)が秀逸 
    ★3つ(2.5)

  • 中高生向けの時間SFアンソロジー。

    ○美亜へ贈る真珠 梶尾真治

    時間SFのクラシックとして名前は知ってたけど、恋人が時間旅行へ行くのを見守る女性と恋仲になる話だったのか。

    ○エアハート嬢の到着 恩田陸

    連作短編のなかの一つらしい。
    最初は飲み込みづらかったけど、わかりやすい話だった。
    時を超えて、何度も出会う少女。

    ○calling you 乙一

    よく出来たお話。それだけ。
    ケータイのモチーフは、ちょっと時代のせいで古く感じる。

    ○眠り姫 貴子潤一郎

    若い作家の割にヒロインの台詞が古臭い。

    ○浦島さん 太宰治

    おとぎ話パロディ。

    ○机の中のラブレター ジャック・フィニィ

    ロマンチック度がいちばん高い。
    この中ならいちばん好みはこれ。

  • 6編。48

  • 2016年3月21日読了。大森望編のSFアンソロジー集、これが第1弾だった模様。「時空をへだたった恋」という設定が古来より多くの作家たちを惹きつけ、多くの傑作が書かれてきたのだなあーと興味深く読んだ。ネタが同じだったとしても、調理方法は様々なものだ。最初と最後の短編はとても印象的、太宰治の「浦島さん」はエスプリが効いてとても面白い短編ではあるが、これは「時をかける恋」ではないだろう・・・?まあ、このアンソロジー自体の対象が古今東西と「時をかけている」という点は意外と重要、な気もするが。

  • 「時間」が関係する6つの短編で構成。
    それぞれ「恋」というテーマがあるもののその「恋」のカタチが全編違うので読みやすかったです。

    特にのめり込んだのは2話目の恩田陸 著「エアハート嬢の到着」。
    時間軸のすれ違い、読み手の期待をもてあそぶような展開、なかなか粋です。
    これを読んですぐに恩田陸さんの関連文庫を購入しました。

    こういう企画本は色んな味が楽しめる反面、その味を深く味わえない事もあります。
    企画本で気になった物語、気になった著者を見つけたらその著者の書籍を是非手に取ってみて下さい。

  • 乙一の「Calling You」は既読。

    梶尾真治「美亜へおくる真珠」
    時間の壁に阻まれた二人よりも、
    それを大きく包む主人公が一途で、ただただ切ない。

    貴子潤一郎「眠り姫」
    上の話の男女が逆で、取り残されるのは男性になっている。
    こちらも男性の想いが一途で良い。
    女性が目覚めていた時間はごく短いけど、きっと濃密な時間だったんだろうな。

    ジャック・フィニイ「机の中のラブレター」
    最後に残したのが写真一枚というのが良かった。
    言葉はいらない。 

    太宰治「浦島さん」
    浦島太郎を太宰目線で描いた話。
    冒頭の、金持ちの家の次男三男への偏見がひどすぎて吹き出してしまった。
    そこが強烈に印象に残ってますw

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プロフィール

1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』他。著書に『新編 SF翻訳講座』『現代SF観光局』他。

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