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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784043943432
作品紹介・あらすじ
夏休み、学園のグランドで発見された生徒の死体。自殺? 他殺? 才能溢れる高校生たちの仮説がついにあぶり出す”解”とは? 『読者を選ぶ』ともいわれる難解さゆえに賛否が大きく分かれた野心作。
みんなの感想まとめ
一つの死をきっかけに、才能溢れる高校生たちの個性的な物語が展開される青春群像ミステリ。登場人物たちはそれぞれ独特な背景を持ち、彼らの視点が交錯することで物語は多層的に進行します。言葉遊びや洒落た台詞が...
感想・レビュー・書評
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飛び降り自殺と思われる死を遂げた黛岳彦。黛の元交際相手にしてグラビアアイドルとして人気を博し始めた柳瀬さとみ。父親の再婚により柳瀬の義理の兄妹となることになった公文覚。「大きな物語」が欲しいと嘯く蓑田しのぶ。皮肉屋の「天才」牧永悠宇太。そして「主人公」として名乗りを上げた乃木由也...
ひとつの死をきっかけとして彼らの歯車が動き出し、やがて大きな物語が紡がれていく...
長年の積読本だったが、十数年越しでようやく読了。
法月倫太郎「密閉教室」の系譜に連なる、知的な高踏派を気取る才気と韜晦に満ちた高校生たちが繰り広げる青春群像ミステリ。全編に渡る凝った言い回しや洒落た台詞が小気味よいが、同時にすんなりとした理解を妨げる要因にもなっている。
正直なところ、目が上滑りしてしまった部分も多く、ミステリとして十分に理解できたとは言い難いが、眩いばかりの尖った個性に満ちた青春小説としては非常に楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一読では謎が全部理解することができなかったorz
物語の主観が切り替わって、物語が語られてて、理解しにくかったが、各キャラクターはとても特徴的で、比較的読み進めやすかった。 -
変な本です。70ページで辞めました。
時間がもったいなくて‥
2/4/21 -
恩田陸の「六番目の小夜子」に通ずるものがあるが、ライトノベルよりな作品。一回だけじゃすべてを理解しがたい。また、呼び名がころころ変わるのと場面が飛んだりするので把握しずらい。
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一回読んだだけじゃわからなかった。とにかく場面転換がはやく、時系列もなかなかごっちゃになっていてすんなり頭に入ってくることはまずないと思う。しかし解説ではべた褒めしているあたり、私の読解力がなさすぎるのか。おそらく大半の人は再読せざるを得ないと思う。
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?って感じ。
結局、よくわからんまま読むのがめんどくさくなった。
登場人物も特徴薄いから、すぐ誰かわからんくなった。 -
解説に書かれている通り、脈絡のつかみがたい会話と場面展開に大いに戸惑った。こんなに読みにくい小説は珍しい。また、青臭い「大きな物語」なる理論で話を紡ごうとしているが、描かれている物語とマッチしているようには思えない。事件の動機も希薄だしよくわからない小説。
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夏休みに入って間もないある朝、陽射しが容赦なくふりそそぐ学園のグラウンドで生徒の死体が発見された。
自殺?
他殺?
あるいは呪いが発動されたのか?
そしてこの現実にはどんな意味が?
『いま』を生きる17歳の揺らめきと輝き、才能溢れる高校生たちの立てた仮説がついにあぶり出す“解”とは?
『読者を選ぶ』ともいわれる難解さゆえに賛否が大きく分かれること必至の、野心的、小説の冒険。 -
登場人物が多すぎる。語り手がコロコロ変わるから、分かりずらかった。
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粗削りという言葉が相応しい作品。
読み込むと面白いのだが、如何せんリーダビリティが絶望的に低い。難解なストーリーだから読みにくいのではなく、ただ単に読みにくいのである。
ジャンルは青春群像?ミステリー。数人の視点を三人称視点で綴っていくがやはりリーダビリティが低いためか把握しづらい。ようやく、あれ?なんだか読みやすくなってきたなと思ったらいつの間にか一人称視点に移行している。
もしかしたら意図された演出だったのかもしれないが粗削りな技量ではその演出がミスにしか見えない。
1回通して読んだだけで全て把握するのは至難の業である。
とここまでは酷評したが、前述した様に読み込むと面白く作品自体は楽しめる。
現に綾辻さんから絶賛を受け発刊に到ったという経緯から見てもこの作品の面白さはわかるだろう。
高い読解力が要求されるが、作品自体は読んでも損をしない面白さなので、自分の読解力に自信がある方は是非挑戦してみてはいかがだろうか。 -
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傑作
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噂どおりの難解さで問題作。結末も「これだ」という明確な真相は与えられずに終わります。でも、それこそがしのぶ先輩の望んだことなんじゃないかと思う。
大きな物語を求め続けた彼女が、その分岐点に立ったとき、たったひとりの人間を守るために迷うことなく小さな物語の方を選んだ。これはそういう物語なんだと解釈しました。
しかし、なんというか。自分なりに犯人等について一応の結論は出ているけれど、読書家としての自信を削がれる小説ではあるなぁ。 -
難解。私がミステリーを読み慣れてないということもあるだろうけど。ただ、姿勢と結末には共感できる一冊。
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夏休みに入って間もないある朝、グラウンドでひとりの生徒が遺体となって発見された。状況では校舎の窓から転落したようだが、自殺なのか他殺なのか事故なのかはっきりしない。学校の呪いという説もある。様々な立場にある17歳の高校生探偵たちは一斉に走り出した・・・
第20回横溝正史賞最終候補作。
これは叩かれるだろうな、というのが率直な感想。
まず読みにくい。刊行にあたって応募作を全面的に改稿したようなのですが、それでもまだ読みにくく、読者に途中で投げ出させようとする破壊力はかなりのもの。技巧的といえばそうかもしれませんが、ならばその技巧がここで必要なのか疑問です。
加えて、登場人物たちの言動があまりに中二病にすぎる点があります。これは好き嫌いですが、受け付けられない人にとっては絶対拒否でしょう。
そしてその結末。再読必須という難解な真相。最後ですっきり真相を見せてほしいと願うミステリ読者にとって、この作品がどう映るか。
と、問題点をあげてみました。
でも、はっきり言って僕個人はこの作品のことが好きだったりします。
読者に対してあまりにも高い要求をする本格ミステリであり、同時にあまりに青くさい天才たちがそろった青春小説。どちらをとってみても、そこに輝くものが見えた気がします。ただ、そのふたつをかけ合わせたときに、なぜだか曖昧模糊としたものに仕上がってしまったようで残念です。10年という長い間隔を経て発表される第二作ではそういった問題点が解消されているのか、どう進化しているのか、期待したくなります。
横溝正史賞選考時にこの作品を推した綾辻さんは、『ヴィーナスの命題』から思い出される先行作品のひとつとして、法月さんの『密閉教室』をあげています。なるほど、確かによく似た雰囲気を感じ取ることができます。『密閉教室』を気に入っている方は、一度手に取ってみてはいかがですか。 -
いろいろと複雑な関係性があって、学園ものなのに暗かった〜!最後もあんまり納得いかなかったな☆
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序盤はちょっと手こずった。複数視点でキャラクターが入れ替わり立ち替わり登場し、物語をどの人物を軸に読んでいけばいいかがなかなか掴めなかった。
だが、中盤にさしかかるあたりからいつのまにかおもしろくなって、ぐいぐい読ませる展開になる。そこからはラストまで一気に読めてしまった。
これは2度、3度と読み返しながら味を増していく本のようです。少し時間を空けて、また読み返してみようと思います。 -
「自分に何かできるとでも思っているんですか」
とある進学校で起きた飛び降り自殺事件にまつわる物語。
解説にもあるとおり、一読しただけですべてを理解できる読者はごく少数なのではと思う。
ただ、わかってはいるのだけど…再読はもう少し先になりそう。
似たようなキャラが何人もいて、しかも語り手が頻繁に変わる、というのも読みづらさの一因かと。 -
一読では理解出来なかったので二周することとなりました。それでも本当に本書の内容を理解出来たかどうかは分かりません。『ヴィーナスの命題』の特色は、登場人物たちが語っている内容「その全てが事件の側面でしかない」ということです。例えば――あるものが入れられた箱の表面の特徴を述べられます、それを手掛かりとし、箱の中身を予測して答えてください。といわれるのと極めて近い。明確な事件の真相は読者が推理するしかない。私個人としては真相を二通り推察しましたが、どちらも決定打に欠ける。どうにも、難しい。しかし、楽しくなかったか? と問われればそうではなく、読み解くという努力を強いられる読書経験ははじめてだったので、その点でいえば、この本に挑戦することは意義があるかと感じる。【397P】
詳しいレビューは→http://d.hatena.ne.jp/kikinight/20100928/1285695615 -
うん、なかなか、青春物、と考えると面白いんだけど、ミステリ・・・といわれると、よくわからなかった。
私の頭が悪いだけかもしれないですが。
確かに1度じゃわからない。でもこれを再読するにはも少し時間を空けたい・・・。
そして、いろんな人間が絡み合って、分からなくなってしまうので、途中何度も登場人物欄やらを見てました。いや、でも登場人物のキャラの濃さはすごかった。
最後の『保留』はよかった。そこは好きです。 -
帯に「長門有希も反応した」とあったが、僕には反応出来なかった。
なんか最後の解説は、読む気がしなかった。
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