出口なし (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943524

感想・レビュー・書評

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  • この手の物語には詳細な設定などいらない。
    誰がこのゲームの主催者なのか。
    ゲームの目的は何なのか?
    何を基準に参加者は選ばれたのか?
    すべて明かされないままでも物語は成り立つ。
    監禁するための複数の部屋。
    閉じ込められた複数の人たち。
    それぞれに拉致され監禁された人数は同じ。
    各部屋をつなぐ連絡ツールが存在。
    最終的には部屋同士の勝負となり勝者が決まる。

    クローズ・ド・サークルもの。
    「極限推理コロシアム」にとても似ているなと感じた。
    クイズは「あなたは、な~に?」
    部屋に設置されたPCから検索が出来る。
    正解を検索すれば検索結果が表示され、その中のひとつを選択することが出来る。
    検索可能回数は10回。
    つまり一人につき一回しか失敗は許されない。
    失敗した場合にはペナルティーとしてお仕置きがされる。
    5人。
    選択した結果表示されるトランプのカード。
    この時点で最終的な部屋対抗の勝負が何なのか、わかってしまった。
    極限状態の中で進行しているゲーム中に気付け!と思うのは無理があるのかもしれないが、これほどの規模でゲームを行っている主催者が無駄なことをするわけがない。
    当然、検索結果を選択することにも必ず意味があると気が付くと思うのだけれど。
    キャラクターの描き方をもう少し淡々としたほうが良かったかもしれない。
    不可解なゲームに巻き込まれたパニック感や焦燥感は伝わってくるが、一歩引いたクールさがあるほうが理不尽な恐怖が感じ取れたかもしれない。
    ホラーDVDの原作としてはいいかもと思った。

  • まあ普通に楽しく読めた。
    他の作品も読んでみたい。

  • ソリッドシチュエーションスリラー。
    複数チームでの謎解きで且つチーム間で協力もできるっていうところが特徴でしょうか。
    提示される謎については、読者が考えてわかるものでもないのですが、推理小説ではないのでこれはこれで良し。
    オチのブラックさも良かったですね。

  • なんだこれ?小説と言っていいのかどうかも怪しい作品。

    出口のない部屋に閉じ込められた5人が、部屋の酸素のなくなるまでに、1台のコンピューターを介して情報収集し、謎を解くというようなストーリー。しかし、何もない部屋というところも含め、情景を描写するわけでもなく、人物を描こうとするわけでもない。

    他の部屋とはコンピューターチャットで意思疎通ができるわけだが、そこで心理戦をやるわけでもなく(やりかけてやめてる)、部屋の構造も犯人の心理も背景も、何も描くこと無く終わってしまった。

    全体に一貫したプロットが存在しておらず、2ちゃんねるの掲示板上でだらだら書いているような印象。実験小説として先を決めずに書くにしても、少なくとも同じ部屋だけでなく、他の部屋の人物像くらいは設定して、顔の見えないだれかだけど、それが誰か解って心理戦を組み立てないと、面白い話にはならない。

    また、いろんな情報があるにもかかわらず、すべてのシーンで使われているのが映画の知識オンリーというのもどうなのか。それもほとんど説明されず、にもかかわらず部屋の5人だけれなく、他の部屋の人物や犯人までが知識を共有している。知識をネタにするにしても、偏り過ぎだ。

    古本でも金を出してまで読む本ではない。買ってはいけない。

  • ホラーは苦手、いや嫌いなジャンルなのですが、この一冊は別。
    すんごい金かけて密室、仕掛け、そしてひとの命の軽さ。リアルさが全くないから別世界、別次元で眺めて楽しめ、すっきり読めました。マスターの人を食った感じがむしろ楽しく、ヒステリックな女性陣の方に苛つきを覚てしまいましたよ。

  • 一気に読み終わった

  • ☆2.6
    完全な密室に監禁された5人の男女。机の上には1台のPC。部屋に残された酸素は12時間。クイズに答えてゲームに勝たないと、死が待っている・・・!

    文章があんまり上手じゃなかった・・・。あとなんで芸人がWCとか、結局なんでこの5人だったのかとか、気になるところがちょいちょい。

  • 初めて読んだ小説が「出口なし」
    で、サスペンスホラーにハマったきっかけでもあります。

  • 突然密室に監禁された男女5人が,生き残りをかけてクイズバトルに挑む。
    実写化したら藤原竜也系。
    この手の作品は発想は面白いが文章はイマイチなのが多いが,本作もそれ。

  • 読みやすい。さくさく読める。最後までゲームは続いていた、というところは予想できたけど、面白かった。

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プロフィール

1962年北海道生まれ。映画、テレビアニメ制作を経て『出口なし』(角川ホラー文庫)で作家デビュー。児童向け作家としても活躍中。その他の著書に『ミステリー・ドラマ』(角川書店)、『同葬会』(角川ホラー文庫)、『庚申塔の怪』(くもん出版)など。

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