僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 107
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943562

作品紹介・あらすじ

岬にたたずむ不思議な塔で幽霊のおじいちゃんと暮らしている龍神。高校に無事合格し、親友の信久と春休みを過ごそうとしていたところ、塔の秘密の部屋から予想もつかないお客があらわれて――!? 高校生編、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 一巻では龍神も信久も小学生だったが、二巻からは晴れて高校生。
    でも、無邪気さは変わりません。

    エスぺロス登場巻ということで、エスぺロス尽くしな二巻。
    彼女に二人は振り回されまくり。
    ちょっと羨ましい。
    彼女の影響力はかなり大きく、二人の成長に一役かっています。
    でも、それぞれが自分らしくあろうとするので、変わっていくところもたくさんありますが、変わらない部分もちゃんとあります。

    香月先生の本は、楽しみながら自分を見つめ直せる本です。

    彼らみたいに生活を楽しみたいなー。
    頑張ろ。

  • ちょっと過激な極論はあるものの、痒い所に手が届くようなスッキリする主張が清々しい。突き詰めたら児童書としては少し怖い気がします。
    でも、龍神や信久の真っすぐな成長は嬉しいし、新たな仲間(上級魔女エスぺロス)の登場も楽しいです。
    エスペロスの魔法で随分便利になった魔法の塔。秀士郎の五感が復活し、あらゆる事象の想い出を取り戻すシーンは、静かに感動的でした。
    五感があること、至らない低俗なレベルにある人類であること。当たり前で普段気にも留めない物事が、大切なことであったと気づかされました。
    面白かった。

  • 1巻では主人公龍神(たつみ)が小学生の頃の話でしたが、2巻は高校生になってからのお話。小学生の頃から魔法の塔で一人暮らしを始め、高校生になった龍神は楽しそうに家事をこなしています。畑を耕したり、魚をさばいたり…おじいちゃんに教えてもらった料理はどれも美味しそうで、読んでいて羨ましくなりました。
    また魔女のエスペロスも加わり、賑やかになってきました。2巻も面白かったです!

  • シリーズ化されて、ワクワクひた甲斐あった!ちょうど龍神たちが高校に入る前の春休みが舞台。
    新しい仲間が増えたり、龍神の家族のその後や、秀士郎の変化が強く印象に残ってる。
    自分の家族と比較してしまうと………多分、秀士郎級にキャラの濃い家族だと再確認してしまった(笑)

  • シリーズ2作目。
    1作目は1作目で完結しているのですが、「続編を」と出版社に言われて出版されたそうです。
    なので、シリーズ2作目と言いつつ、むしろ、新章開幕というか、ここからシリーズ物として始まる序章という感じ。1作目とは同じキャラが登場するものの、全然違うタイプの作品だと思うので、1作目が良かったので期待している方にはオススメしません。
    ここからは、龍神の成長物語というより、面白い(魅力的な?)キャラが登場し、そのキャラといろいろな出来事を通して、何かを伝えてくる、考えさせる物語だと私は思います。でも、登場するキャラはこの作者の好みのタイプか、典型的な嫌な奴かな(苦笑)。

    2巻目での大きな出来事は、エスぺロスの登場、でしょうか、やっぱり。
    彼女の大人なのか子供なのか分からないキャラは魅力的なのでしょうね。とりあえず、異世界の人なので、一歩引いた目線というか違う見方が語られるので、読んでいるほうも気付くことがあるような気がします。
    龍神の少し達観した言動も良いですが、信久の苦労しているが故の明るさと逞しさも良いです。足を治す治さないのくだりでは、「どうしようもないと思っていることが簡単に何とかなると言われたら」と、自分のことのように一緒に考えてしまいました。こういうところで、あるべき姿を自然に描いているのが、この作者の作品の良い所なのかなと思います。

    「僕らはまだまだ未完成品」って、言い訳ではなくて、前向きな意味で、良いなと思いました。

    そう言っては何ですが、ファンタジーで良いけれど、設定として、お金が何とでもなって、万能な人がいるという点では、ん~、現実とはかけ離れているというか、現実世界のようでいて現実ではない、確かにファンタジーです。なので、そのつもりで読まないと、「世の中、こんなに簡単じゃない」と反感を覚える人もいるのかも?この辺の設定は、そういうものだと割り切って読まないと、という作品でもあります。

  • 薄くて読みやすく面白く満足感がある。
    大人も子供も読書慣れしない人にも良さそう。

    弟妹が泊まりに来るエピソードの、出来がいい頭の回転もいい弟と、成長してる妹を見守る、二人に好かれる兄目線と気さくな溶け込み型親友。微笑ましさ。

    突然のゴスロリ魔女に振り回され親友の適応力と面白がり力が発揮される日常ドタバタ回。更なる非日常が入り込む。

    そんな中でも周囲がどうなろうとも自分はどうあるか。自分は自分であることの軸を持つことでブレずにいられることや、魔女目線による地球観察の高度な生命体が優れているとは限らないに、効率的で痛みや不安がないことが幸せかどうかの疑問だったり。良質な問題提起や、仮説の一つがあると内省でき読書の満足感が得られる。

    絵描き志望の元弱気、長髪主人公男子高校生と、杖を突く面白がり受け入れの度量が強い親友と幽霊青年おじいちゃんとクール苦労人煙草狼使い魔とゴスロリ少女高齢魔女。
    食事や部屋の内装や暮らしが見える場面の楽しさと、ドタバタな会話がとても楽しい。

    山場の間のエピソードな感じがしたので一先ず★3

  • ラノベ的展開。
    これにイラストが付けば普通にラノベな気がするぞ。
    異文化交流地点になっていきそうですね。

  • 2019/12/13

  • 高校入学前の春休み、信久が暫く泊まりに来て、ゴスロリ魔女っ子のエスペロスが現れる。一巻にもあったちょっと悪いものを懲らしめる描写が、偽善への疑問がちょこちょこと挟まれるのも相俟ってモヤッとする。政治家の裏金を利用した贅沢も疑問。賑やかな登場人物たちが楽しそう。一巻の深みが消えてしまったことが残念。

  • 小学生時代だった一作目から
    シリーズを意識した高校生シリーズの人物および設定紹介の巻。

    普通の高校生活は送れなさそうな波乱のオープニングですね。
    随分しっかりとした龍神ですが、果たしてどうなりますか!!

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2021年 『妖怪アパートの幽雅な日常(23)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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