僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943562

作品紹介・あらすじ

岬にたたずむ不思議な塔で幽霊のおじいちゃんと暮らしている龍神。高校に無事合格し、親友の信久と春休みを過ごそうとしていたところ、塔の秘密の部屋から予想もつかないお客があらわれて――!? 高校生編、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 一巻では龍神も信久も小学生だったが、二巻からは晴れて高校生。
    でも、無邪気さは変わりません。

    エスぺロス登場巻ということで、エスぺロス尽くしな二巻。
    彼女に二人は振り回されまくり。
    ちょっと羨ましい。
    彼女の影響力はかなり大きく、二人の成長に一役かっています。
    でも、それぞれが自分らしくあろうとするので、変わっていくところもたくさんありますが、変わらない部分もちゃんとあります。

    香月先生の本は、楽しみながら自分を見つめ直せる本です。

    彼らみたいに生活を楽しみたいなー。
    頑張ろ。

  • 僕は僕らしく
    そういう点では、第一巻の方が感じるところは多かった。

  • ちょっと過激な極論はあるものの、痒い所に手が届くようなスッキリする主張が清々しい。突き詰めたら児童書としては少し怖い気がします。
    でも、龍神や信久の真っすぐな成長は嬉しいし、新たな仲間(上級魔女エスぺロス)の登場も楽しいです。
    エスペロスの魔法で随分便利になった魔法の塔。秀士郎の五感が復活し、あらゆる事象の想い出を取り戻すシーンは、静かに感動的でした。
    五感があること、至らない低俗なレベルにある人類であること。当たり前で普段気にも留めない物事が、大切なことであったと気づかされました。
    面白かった。

  • 1巻では主人公龍神(たつみ)が小学生の頃の話でしたが、2巻は高校生になってからのお話。小学生の頃から魔法の塔で一人暮らしを始め、高校生になった龍神は楽しそうに家事をこなしています。畑を耕したり、魚をさばいたり…おじいちゃんに教えてもらった料理はどれも美味しそうで、読んでいて羨ましくなりました。
    また魔女のエスペロスも加わり、賑やかになってきました。2巻も面白かったです!

  • 岬にたたずむ黒い塔で、幽霊のおじいちゃんと4度目の春を迎えた僕。高校に無事合格し、親友の信久とのんびり春休みを過ごそうとしていたところ、塔に予想もつかないはた迷惑なお客があらわれて…!?
    魔女に魔道士、仮面の旅人、そして幽霊と、千客万来の不思議な塔。そこではじまる、わくわくするような出会いを通して、僕は僕らしく生きていく!!大好評「魔法の塔」シリーズ第2弾、高校生編スタート!!

  • シリーズ化されて、ワクワクひた甲斐あった!ちょうど龍神たちが高校に入る前の春休みが舞台。
    新しい仲間が増えたり、龍神の家族のその後や、秀士郎の変化が強く印象に残ってる。
    自分の家族と比較してしまうと………多分、秀士郎級にキャラの濃い家族だと再確認してしまった(笑)

  • シリーズ2作目。
    1作目は1作目で完結しているのですが、「続編を」と出版社に言われて出版されたそうです。
    なので、シリーズ2作目と言いつつ、むしろ、新章開幕というか、ここからシリーズ物として始まる序章という感じ。1作目とは同じキャラが登場するものの、全然違うタイプの作品だと思うので、1作目が良かったので期待している方にはオススメしません。
    ここからは、龍神の成長物語というより、面白い(魅力的な?)キャラが登場し、そのキャラといろいろな出来事を通して、何かを伝えてくる、考えさせる物語だと私は思います。でも、登場するキャラはこの作者の好みのタイプか、典型的な嫌な奴かな(苦笑)。

    2巻目での大きな出来事は、エスぺロスの登場、でしょうか、やっぱり。
    彼女の大人なのか子供なのか分からないキャラは魅力的なのでしょうね。とりあえず、異世界の人なので、一歩引いた目線というか違う見方が語られるので、読んでいるほうも気付くことがあるような気がします。
    龍神の少し達観した言動も良いですが、信久の苦労しているが故の明るさと逞しさも良いです。足を治す治さないのくだりでは、「どうしようもないと思っていることが簡単に何とかなると言われたら」と、自分のことのように一緒に考えてしまいました。こういうところで、あるべき姿を自然に描いているのが、この作者の作品の良い所なのかなと思います。

    「僕らはまだまだ未完成品」って、言い訳ではなくて、前向きな意味で、良いなと思いました。

    そう言っては何ですが、ファンタジーで良いけれど、設定として、お金が何とでもなって、万能な人がいるという点では、ん~、現実とはかけ離れているというか、現実世界のようでいて現実ではない、確かにファンタジーです。なので、そのつもりで読まないと、「世の中、こんなに簡単じゃない」と反感を覚える人もいるのかも?この辺の設定は、そういうものだと割り切って読まないと、という作品でもあります。

  • 中川貴雄さん装画

  • 薄くて会話が多いのであっという間に読める。
    大魔導士のエスペロス登場。
    龍神と信久は中学を卒業しいよいよ高校入学。
    高校生活が始まる前の春休みの話で今後の序章という所。
    エスペロスがゴスロリ美少女で色っぽいことを言うしやるのでラノベっぽさを感じてしまう。
    前回より物足りなさを感じたので星3。

  • 978-4-04-394356-2 c0193¥438E.


    僕とおじいちゃんと魔法の塔 ②

    著者:香月日輪(こうづき ひのわ)

    発行所:株式会社角川書店

    平成22年5月25日 初版発行 (2010年)
    ---------------
    岬にたたずむ黒い塔で、幽霊のおじいちゃんと4度目の春を迎えた僕。
    高校に無事合格し、親友の信久とのんびり春休みを過ごそうとしていたところ、当に予想もつかない傍迷惑なお客が現れて⁉
    魔女に魔導士、仮面の旅人、そして幽霊と、千客万来の不思議な塔。しこで始まる、ワクワクするような出会いを通して、僕は僕らしく生きていく‼
    大好評「魔法の塔」シリーズ第2弾、高校生編スタート‼

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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