ラプラスの亡霊 機動戦士ガンダムUC(5) (角川文庫)

  • 角川書店 (2010年7月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784043943654

作品紹介・あらすじ

『ラプラスの箱』の謎を解き明かすべく、首相官邸史跡に向かうバナージ。そこにシャアの再来フル・フロンタルの影が迫る――。因縁が収束する宇宙世紀開闢の地でバナージを待ち受ける「亡霊」とは?

みんなの感想まとめ

人間の感情や社会の不条理を深く掘り下げた作品であり、未来の宇宙を舞台にしながらも、現代社会の問題に通じるテーマが描かれています。バナージが『ラプラスの箱』の謎を追い求める中で、彼が直面する悲劇や人々の...

感想・レビュー・書評

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  • マリーダと戦った後、ネイル・アーガマに戻ったバナージ。ラプラスの箱の手がかりを求めて、今は廃墟と化したラプラスへ赴くが、そこに待ち受けていたのはネオ・ジオン軍で戦闘となり、戦闘上の行き掛かりから大気圏突入を余儀なくされ今度はガランシェールに身を寄せる話の流れ。いい軍人だなと思える大人の人々が死に、ラプラスの箱の手がかりは今だ謎のまま。地球に降りたミネバとリディもままならない現実に打ちのめされる。中々話は進まないが今後急展開はあるのだろうか。続けて読んでいきたい。

  • バナージ、リディ、ともに地球の重力の井戸ならぬ実家の重力の井戸に絡みとられる

  • 一巻と最終巻にレビューを記入。

  • この刊はダクザとギルボアの刊かな。
    ダクザは冷酷なイメージが強いけど、小説盤のこの刊をを見ると、少しイメージが変わる

  • 戦争って。。。

    人間って。。。

    親子って。。。

    組織って。。。



    紛れもないSF。
    設定は何百年もの未来。
    舞台は宇宙。

    それなのに、描かれている人間模様や世の中の不条理、ヒトが抱えるエゴや問題は、間違いなく現代社会と相通じるモノばかり。

    ガンダム読んでるのに、何やら色々と考えさせられてしまう・・・。


    ★4つ、8ポイント。
    2012.02.01.古。

    ダグザ・・・、ギルボア・・・(哀)。

  • 連邦に戻ったユニコーンが新たな座標としてラプラスを目指し、ラプラスで新たにNT-Dが発動する辺りまでの話。
    地球でラプラスの箱について、真実を知るリディ、自分の思いとは裏腹に何がしたいのかを見失っていくミネバ、連邦に囚われ、マスターと離れることになったマリーダ、復讐にのみ生きるビスト家の家来、バナージの思いに動くダグザ、そして今なおもがき続けるバナージ、いよいよ物語は複雑に人々の思いが絡み合い、ガンダムとラプラスの箱を中心に運命を動かしていく。
    個人的にはあれだけ冷徹として描かれていたダグザがバナージに希望を託し、自分の使命を全うしてこの世から消えていくシーンはOVAでも特に好きだったため、読みながら震えた。一つ言うならば、OVAで描かれていたダグザの敬礼と「バナージ、お前は私たちの希望」という台詞がなくて、そこだけ個人的には寂しかった。
    また、ギルボアもただバナージのことを思い忠告をしただけであるにもかかわらず、無残にも爆撃に飲み込まれ、この世を去るシーンはやりきれない思いを胸に残すことになる。
    それぞれ思いを持ちながらいよいよ舞台は地球へとうつる。

  • 生と死。

    揺れるバナージ、熱の所在。

    ガエル、ギルボア、ダグザと立ち位置の違う者達がバナージに伝えること・・・。

    「自分で自分を決められるたったひとつの部品だ。なくすなよ」

    バナージの旅も折り返し、重力の井戸の中へ・・・。

  • 小説には
    状況説明が細かくされており
    小説の良さはありますが、

    だが、

    私にはアニメの方が好きです。
    っというを感じでした。

    というのも
    1度アニメ見て本を読もうと思った私。
    にわかファン
    機体がどういうものかというのが想像できない。。。

    何度も何度もDVDとか見てる人には
    楽しめるかも知れないです。

    ただ、アニメも小説も
    ダグザ隊長がかっこよかった。
    そんな話しでした。

  • アニメでは端折られたリディがミネバに惹かれていく過程と箱との因果関係が詳細に描かれていてリディが愛おしくなる。アニメにはないガエルの行動やダグザやジンネマンの心理も深く語られてカッコいいおっさん達に惚れ直した

  • ダグザさん・・・

  •  全10巻の5巻なので、ようやく折り返し地点。NT-Dが示す座標によって、バナージと《ユニコーン》は宇宙世紀が始まった場所、〈ラプラス〉へと導かれる。
     一方で地球に降りたオードリー(と、リディ)はマーセナス家に身を寄せ、リディもまた、宇宙世紀そのものに深く影を落としてきた彼の「家」の秘密を知ることになる――

     と、様々な謎が徐々に露わになっていくのと同時に、技術面、現象面でも宇宙世紀が緻密に細密に描かれ、両者がハイゲージな世界を編み上げていく。コロニー落としに関する一連の記述なんかは、もう、気持ち悪いくらい(引用77頁)。
     とはいえ今巻の肝はやはりダグザ・マックール。格好良すぎるぞダグザ・マックール。
     「おっさんと少年」と云う福井節にがっつりとハマった存在である。しびれる、の一言。
     (しかし引用108頁に関しては、御愛嬌ってやつですね。)

  • 福井晴敏の"機動戦士ガンダムUC"第5巻。連邦軍とネオ・ジオン軍を頻繁に行ったり来たりするガンダムも珍しい。そこが本作の魅力につながっていると思う。バナージが陣営を動くたびに、そこにいる人達と交流し味方や敵といった概念を越えた先にある可能性に、時に逃げ出したり、拗ねたりと不器用ながらも立ち向かっていく姿にカーディアス・ビストがUCを託した理由があるんだと思う。本巻でもダグザやガエルがバナージの中に何かを見つけている。彼自身がそれに気づくのはもう少し先になりそう。舞台を地球に移し、不幸な衝突は続くんだろう。

  • この巻の主役は間違いなく熱い心を持った大人たち―実に生き生きと輝いているおっさん達である。ダグザ、ジンネマン、ガエル、ギルボア、オットー、コンロイ…特にダグザはこれまで見せてきたのとは異なる意外な一面を持っていたという点に関してはバナージ同様驚きを隠せない。彼らの放つ台詞一つ一つの深さに考えさせられるものがあった。大人って何だろう?子供って何だろう?

    アルベルトの意外な正体も明らかに…。

  • “箱”とそのカギとなるユニコーンをとりまく登場人物の輪郭がいよいよはっきりとしてきて、更なる大きな謎に向かって舞台は地球へと移る。

  •  ガンダムUCも折り返し地点! 林立する死亡フラグを見てきたから、やっぱりなあとは思いつつも、あまりにも救われなさ過ぎて非常にツラい巻でした。ようやくバナージに感情移入できるようになってきた。遅っ。。。
     意外にもフロンタルがふわっとしてて、それほど興味を惹かれない存在だなぁと思った。周りのキャラがガッツリ書き込まれててしょっちゅうフロンタルの存在を忘れる(笑)
     アルベルトの「叔母さんは、やさしいんだよ……」にはマリーダのみならず私もぞわっとしました。
     ところで、地球におりてリディがとってもどんよりしていますが、ラプラスの箱ってなんなんだああああああああ! 6巻へ続く。

  • 折り返し地点。
    舞台は大気圏を突破し、遂に地球へ。

    ようやくというか今頃というか気づいたのは、
    ・主人公が機体に仕込まれた秘密に振り回されながら、
    ・しかも機体が危なくなると、システムが勝手に機体を操り、
    ・トンデモない超常的な能力を発揮する…

    これってフォロンが勝手にV-MAXを起動させてたレイズナー。

    今更ながらに、高橋良輔監督の凄さを思い知った。

    まぁ、続きは気になりますよ。はい。

  • おっさんの回。
    ダグザをはじめ、ジンネマン、ギルボア、オットー、ガエル。
    おっさん臭さぷんぷん。この臭さがたまらない!
    おっさん好きはぜひご一読を。
    おっさん、万歳!!

  • ラプラスの箱とはなにか?

  • 再読中第5巻、井戸の底(地球)に降りたミネバと、ソラ(宇宙)でもがくバナージ、
    それぞれの葛藤の対比が、ガンダムらしい定番に描かれていきます。

    個人的には、ダグザの生き様が印象的でした。

    - 自分で自分を決められるたったひとつの部品だ。なくすなよ

    実直、峻厳な鎧をまとっていますが、人間としての深みも感じられて。
    バナージにとってはよきメンターであったのでしょう。

    ラスト、バナージもまた地球に降ります、一つの傷と共に。
    次巻はいよいよ地球での物語、です。

  • 唯でさえ、双方の人たちを知ってるから
    身動きが取れなくなっているのに、
    その上何かしらを託して散っていかれても困るんじゃないかと。

    自動で動くユニコーンガンダムが、ホラーかよと言うほどに怖い。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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