イレギュラー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • レビュー :24
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943678

作品紹介・あらすじ

村が水害にあい、練習もままならない蜷谷高校・通称ニナ高の野球部。剛速球投手コーキも、日々その素質をくすぶらせていた。そんなニナ高に目を付けた名門野球部K高。格下相手を練習台にしようというのだ。自分の球に絶大な自信を持つコーキは、合同練習初日に勝負を挑むが結果は特大ホームラン。プライドをボロボロにされたコーキはリベンジに向けて、猛練習を開始した。ダメダメ野球部のむやみに熱い青春ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのレビューです。

    やっぱり野球好きだわ!
    特に高校野球は、たまらん(*^^*)

    田舎のヤンキーが主人公って設定も大好き(^з^)-☆

    もう少しで高校野球も始まるし、ワクワクしちゃうなぁ!

    ぜひ続編を!!

  • 凄くかわったイレギュラーな青春野球小説です。

    水難事故で村を失い、街に仮住まいする。
    しかし街の長すぎる生活は村の人々の心を病んでいく。
    そんな中、高校生たちが野球を通して成長していく。

    ちょっと変わった登場人物たち、
    普通じゃない設定、そして普通じゃない展開。

  • 水害に遭った蜷谷村の人々は、仮設住宅で避難生活を余儀なくされています。練習もままならない蜷谷高校の野球部の投手コーキと捕手モウは毎日ダラダラ。監督の大木は練習場所の提供者を探していますが、なかなか見つからず。町には野球の名門である圭真高校、通称K高があり、そのK高監督の結城は大木の教え子。大木は結城の才能を潰してしまったという思いから、結城には声をかけられずにいました。しかし、蜷谷高校野球部の話を聞いた結城のほうから声をかけます。こうして合同練習を開始する名門野球部と田舎の駄目野球部。読み終わった直後は「まぁまぁ」という感想でしたが、じわじわと沸いてくる爽涼感。

    さまざまな野球小説に共通して言えるのは、この『イレギュラー』の一文。「忘れてはならないのは、イレギュラーではボールデッドにならないということ。どこに当たって痛がっていようが、呆然と立ち尽くしていようが、プレーは継続されるということだ」。人生も同じこと。

  • おもしろかった(^^)
    高校生の可能性ってすごい!
    それぞれが自分にできることを考えて動いて、その一生懸命さがまぶしい。
    もうみんなが愛しかった。笑
    今年も夏の野球シーズンが楽しみー!!

    最近は自然災害がほんとに多いしいろいろ考えることも増えたけど、時間が経つとどうしても自分の日常ばっかりになっちゃう。
    風化が一番怖いって言ってた被災地の方の言葉を思い出して、自分にできることを少しずつでも続けていこうと思った!

  • 2015/4/2
    これはもう文句なく。
    めちゃくちゃおもしろかった。
    ゲラゲラ笑いながら泣いた。
    これこそずっと読んでいたい本だと思ったよ。
    1回ボツにした編集はセンスねぇな。
    悲しい顔がツボにはまりまくりで思い出して何回も笑ったわー
    めっちゃ好き。
    ホントに彼らの成長をずっと追いたい。
    サヨナラ試合じゃないからね、コーキ。
    っていないから!怖いから!私。
    と久しぶりに突っ込んでおこう。

  • 野球のルールを知らなくても楽しめる高校野球小説です。水害によって避難生活を強いられている村の人たちと村の高校球児、そして彼らを受け入れるライバル校の野球部員と町の人たち・・・個性的でどこか憎めない人ばかり登場します。会話のテンポが良く、時にはホロリとさせられるかと思うと爆笑する場面もあるため、自宅での読書をおすすめします。

  • 水害に被災した村の少年達が、高校野球を通して全てを諦め気味だった住民を活力を取り戻させる物語。
    こんな風に書くと美しい青春物語のようですが、実際にはバカバカしさと熱さが絶妙なバランスで混在した、とても楽しい作品です。
    時にふざけ方がクドイ部分もありますが、三羽氏特有の作風を満喫できる楽しい作品です。

  • 野球小説のよくあるパターンのないようだが、面白い。

  • 笑いあり涙あり。。。

    「被災」という現実が突きつけれ・・・
    暗くなる場面もありながら、
    笑わせられる部分も多々あります。

    おもしろかったです。

    • player3110さん
      これ面白いですよね!

      ただ、やっぱり格差を感じてしまいました。
      2013/04/20
  •  スポ根ものだと思って読んだらちょっと違っていた。裏表紙には「ダメダメ野球部のむやみに熱い青春ストーリー!!」とある。なるほど高校球児が主体の青春小説には違いない。ただ、そこに水害で避難生活を送る村の人たちのようすがからんできて、物語に奥行きを与えている。かといって社会派というほどでもない。まあ、たんぽぽのお好み焼きではないが、いろいろと混ぜこぜにしておいしく焼き上げました、というところか。涙はないけど笑える。読んでスカッとする。難しいこと考えなくても、小説を読む楽しみというのはそれが一番。
     しかしその一方で、「イレギュラーではボールデッドにならない」という言葉は深い。人生では予測できないことが起こることがままある、いやしょっちゅうある。それにいちいち慌てたり茫然としたりしていたらどんどん取り残されていくだけだ。とにかく素早く気を取り直してボールをつかみ最善と思う方向へ投げる、それしかないのだ。それでだめなら仕方がない。あきらめもつく。人生の要諦だなあ。
     ラストで始まる蜷谷と圭真の練習試合。う~ん、見たい。応援席に陣取って一緒に一喜一憂したい。コーキが投げ矢中が打つ、狭間が投げモウが打つ、ここまで読んできた読者にはもう両軍のベンチがみんな仲間だ。どっちも頑張れ。頭上に広がる真っ青な空が見えるかのようだ。

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