真山仁が語る横溝正史 私のこだわり人物伝 (角川文庫)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年7月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943692

作品紹介

『犬神家の一族』『八つ墓村』『獄門島』などの作品で、70年代に一大ブームを巻き起こした横溝正史。しかし真山仁は、「日本が深刻なアイデンティティ・クライシスの時代を迎えようとしている今こそ、横溝作品が必要とされている」と説く。現代社会の深層に斬り込む気鋭の小説家が語る、横溝作品の真髄とは-。横溝の短編小説「猫館」「蝙蝠と蛞蝓」「百日紅の下にて」を収録。「私のこだわり人物伝」シリーズ第5弾。

真山仁が語る横溝正史 私のこだわり人物伝 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 真山仁が横溝正史の大ファンであるということがもっとも面白かった。作家論としては真山の言っている横溝像は一般的であると思うし特に異論は無い。横溝正史は昭和を代表する大探偵小説家だと思う。中でも、終戦直後に発表された作品群は大傑作であることは間違いない。中学生のころ読んだ『獄門島』は当時その真価を理解できなかった。『悪魔の手毬唄』のほうが何倍も面白く感じたものだ。しかし、二十数年たって読み返してみたら、その凄さに愕然とした。面白い。時代・動機・トリック・描写その全てが有機的に絡み合ってもの悲しさとむなしさを美しく描ききっている。因習にとらわれた日本を舞台に日本でしかかけない探偵小説を書いた横溝正史はやはり偉大だ。

  • 小説家真山仁さんが横溝正史を語るのと金田一耕助の短編が3作入っている本書。

    短編はいづれも面白いけど、短いながらも現代小説より重みと感じた。

    現代社会の裏っ側の異質の世界っていう感じが横溝作品にはあるんだと思う。

    横溝正史さんの本はあまり読んだことがなく、テレビで見たことがある程度で学生の頃はなんて陰鬱なんだ〜と思っていた。

    親父が横溝正史大好きだったのでこれから借りて読んでみようかと思った。

  • 導入・入門編として、ちょうどいい。

  • ・面白い小説の条件
       日常を忘れる圧倒的な異空間への誘い
       頭をフル回転させて、著者の企みに挑む快感
       本を閉じた瞬間に湧き上がってくる、心が震えるほど深い感動と味わい

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