僕とおじいちゃんと魔法の塔(3) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.90
  • (107)
  • (163)
  • (106)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 1401
感想 : 93
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943784

作品紹介・あらすじ

僕と幽霊のおじいちゃんと暮らす魔法の塔にはた迷惑な住人が増えた。魔女エスペロス。見た目はかわいい女の子なのに、世界を壊せるくらいの力を持っているんだ。しかも僕といっしょの高校に通うことになって!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 上級魔女エスペロスが、龍神たちと同じ高校に登校し始めました。金髪碧眼の超美少女で、成績は常に満点、運動神経もアスリート並。人間を超越したその存在を疎ましく感じる生徒が問題を起こし始めます
    自分が敵わない存在に競争意識を持つのは悪くないけど、嫉妬から悪意になり攻撃行動を起こすのは本当に愚か。切り替えができる人間こそ、自分を成長させられるというこの作品の根本的な考え方は納得です。
    でもまだ高校生(しかも進学校)の若者には難しいコントロールかも知れません。
    悪いのは親かもしれないしね。

  • 3巻は天才にまつわるお話。
    高校生に扮した超上級魔女エスぺロス。魔法でなんでもこなせるから、顔もめちゃめちゃ可愛く、頭も良く、スポーツもできる女の子。こんな超絶天才が現れた時、妬む子、虐める子、他人は他人と割り切れる子など様々な反応があり、それを逆に面白がるエスペロスは読んでて、なるほどなーと思うところがたくさんありました。
    後半は天才美少年の雅也が加わり、天才というものがいかに辛く、退屈なものかが書かれていて、これまた考えさせられるお話です。

  • 僕と幽霊のおじいちゃんが暮らす魔法の塔に、はた迷惑な住人が増えた。秘密の部屋の魔法円からやってきた魔女エスペロス。見た目はかわいい女の子なのに、実はものすごいお婆ちゃん。そのうえその気になれば世界を壊せるくらいの力を持っているらしいんだ。しかも彼女は、僕や親友の信久といっしょの高校に通いたいと言い出した!!おかげで僕の穏やかな(予定)高校生活が大変なことに…!?大人気「魔法の塔」シリーズ第3弾!!

  • 龍神、信久、エスペロスの高校生活が始まった。
    進学校である条西高校はピリピリしたムードが漂う。
    エスペロスは美少女で、テストも満点キャラで行く。
    今まで好成績を納めてきた者の嫉妬を買い、嫉妬から脱却できず人間の質を落としてしまった者、嫉妬から脱却した者が描かれる。
    また、2年の天才、子供の頃から美形で天才であるが故に虚無感に囚われ続ける雅弥と出会い、仲間になって行く。
    武道に長けている雅弥の父に足の不自由な信久は自分や仲間を守る為の体作りを始める。
    魔法で足を治せるエスペロスは魔法に頼らない人間を不思議に思うが、エスペロスを暴力から守ろうとした信久を見て、人間の心の強さと美しさに触れる。
    エスペロスがお礼に杖に仕掛けをするシーンは人間と大魔女の心が近くなった様でうるッと来てしまった。
    魔法の塔を取り巻くメンバーがこれからどうなって行くのかまだまだ目が離せない。

  • 978-4-04-394378-4 c0193¥438E

    僕とおじいちゃんと魔法の塔 ③


    著者:香月日輪(こうづき ひのわ)

    発行所:株式会社角川書店

    平成22年9月25日 初版発行

    ------------------
    僕と幽霊のおじいちゃんが暮らす魔法の塔に、傍迷惑な住人が増えた。秘密の部屋の魔法円からやってきた魔女エスぺロス。見た目は可愛い女の子なのに、実はものすごいおばあちゃん。そのうえその気になれば世界を壊せるくらいの力を持っているらしいんだ。しかも彼女は、僕や親友の信久と一緒の高校に通いたいと言い出した‼おかげで僕の穏やかな(予定)高校生活が大変なことに! 大人気「魔法の塔」シリーズ第3弾‼

  • 雅弥登場。

  • 君の幸せは君でしか実現できない。君の幸せは、世界でたった一つ、君だけのもの。そこにボクは関係ない。他人を羨ましがる必要なんてないんだよ。

    運命は偶然の積み重ねでできてるの。どれか一つや二つ抜けても、それが決まった運命なら、他の偶然が約束の場所へ連れてってくれる。

  • ちょっと浮世離れしすぎかな^ ^

  • 高校生活にエスペロスや一色さんがいたら、目の保養だし華やかだろうなぁ。

    母校も地元では進学校だったから、条西までとはいかないけどピリピリした雰囲気はあったな。

  • 魔女エスペロスも学校に通い始め、生活を楽しんでいる。
    何でもできるエスペロスに反発する人も現れて物語は進む。

全93件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香月日輪の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×