悪果 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 558
感想 : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943814

作品紹介・あらすじ

大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、相棒の伊達とともに賭博の現場に突入。逮捕者の取調べから明らかになった金の流れをネタに客を強請り始める。かつてなくリアルに描かれる、警察小説の最高傑作!

感想・レビュー・書評

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  • 黒川博行さんの疫病神シリーズ以外が読んでみたくて買った一冊。

    読み終わり、なんだろう?ただ悪徳刑事のだらしない行動を読まされたって感じだった。

    刑事がヤクザに襲われてからは面白かったが、それまでがなんだかだるかった。

    シリーズ物だから続きは読むつもりだか、次があんまり期待できない小説でした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を拇み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車にはねられ死亡。堀内の周辺には見知らぬヤクザがうろつき始める…。黒川博行のハードボイルドが結実した、警察小説の最高傑作。

  • 大阪府警の暴力団担当刑事、堀内。彼とその相棒、伊達は正義感あふれ、悪を許さないありがちなイメージの刑事像とはほど遠い。出世のためには裏社会の情報は欠かせない。情報のためには金と汚い付き合いも欠かせない。というのが彼らの理論。

    そんな2人が賭博場開催の情報を掴み、大勢の現行犯逮捕。事件は一件落着、署内での2人の評価は大幅アップ。となるはずだが、堀内は新たなカネのなる木を見つけ出す。

    凄まじくカネに執着する悪徳刑事2人。チームワークも正義もあったもんじゃない。彼らの行動原理は犯人逮捕ではなく、安い給料以外のシノギを得ること。そこに同情すべきところはない。が、それでも彼らを憎めないのは大阪弁のトークのおかげか。やっぱり大阪弁は最高や。

    落ちるところまで落ちていく2人には爽快感すら覚える。そして、正義ではメシを食えないことにも納得。

  • 悪徳警官2人組の話しで面白くない。
    同じ人間が正悪稼業を生業としている世の中、少数だが共感出来る悪、胸糞悪い正の稼業を生業としている奴も本当に居るんだと感じる本。

  • 読み終えて…なんか。。気分が悪くなる本。実際に、警察の不祥事って確かにある…でも、実態は良く分からないところがあるが…この本を読むとあるのだろうと確信できる。
    ただ犯罪者を取り締まるには、正攻法だけでは取り締まる事も出来ない事も理解できる。
    反社会組織には、目には目をなんだろうけど反社会組織より、ある意味タチが悪い腐った組織なのが理解できる。
    不祥事が多い大阪府警を舞台にしてるのがリアリティ溢れ、賭博もかなり詳しく描かれてノンフィクションの様に話しが進む。前半ダラダラ進むけど後半は一気に読み込んで行ける。
    中々、興味深く読んだ。ただ、一般市民から言えば実態を知ってしまうと気分が悪い…隠蔽だらけなんだろうな。。

  • 警察といえば、警視庁的な感じで小説を読んでいた。流れで大阪府警とか神奈川県警はでてくるんだけど、(でも神奈川県警は結構登場してるなぁ。)ドラマもそんな感じかな(昔大阪の刑事ドラマはあった気がする。)どっこい大阪府警のしかもマル暴刑事。仕事は仕事でちゃんとシノギで稼いでいる。しかし、見事に悪人だらけの登場人物。ただあまり嫌な感じもなく一気に読み切った。小説だけじゃなく大阪府警にはこんな刑事がいっぱいいるような気がして怖い。初めて読んだ「黒川 博行」、今後もアリだな。

  • 前半の200ページくらいまでは何度も挫折にしそうになるくらい読むのが苦痛だった。
    だんだん面白くなってきて関西弁の掛け合いにクスッとなることも。
    でも読後感は良くない。。グッタリした。。
    警察小説は好きだけど悪徳警察官?の話は読んでて気持ちよくない。
    でも何故か気になる堀内と伊達。笑
    結局二作目も読んじゃうんだろうなーーー。

  • どうもサンドイッチマンの風貌が頭から離れない。

  • 主人公2人は刑事だがヨゴレ中のヨゴレ。
    登場人物は全員が悪役。
    だが、そこがいい。
    黒川博行の真骨頂。

  • 悪徳警察官の事件簿/ 稲葉事件のような話/ 普通

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著者プロフィール

1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』『喧嘩』『果鋭』『雨に殺せば』『切断』など。

「2021年 『絵が殺した』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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