悪果 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943814

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  • 内容(「BOOK」データベースより)

    大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を拇み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車にはねられ死亡。堀内の周辺には見知らぬヤクザがうろつき始める…。黒川博行のハードボイルドが結実した、警察小説の最高傑作。

  • 警察といえば、警視庁的な感じで小説を読んでいた。流れで大阪府警とか神奈川県警はでてくるんだけど、(でも神奈川県警は結構登場してるなぁ。)ドラマもそんな感じかな(昔大阪の刑事ドラマはあった気がする。)どっこい大阪府警のしかもマル暴刑事。仕事は仕事でちゃんとシノギで稼いでいる。しかし、見事に悪人だらけの登場人物。ただあまり嫌な感じもなく一気に読み切った。小説だけじゃなく大阪府警にはこんな刑事がいっぱいいるような気がして怖い。初めて読んだ「黒川 博行」、今後もアリだな。

  • 悪徳警察官の事件簿/ 稲葉事件のような話/ 普通

  • 堀内・伊達シリーズ第一弾。大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を掴み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車にはねられ死亡。堀内の周辺には見知らぬヤクザがうろつき始める…。

    重厚。文句なしに面白い。スカッとするカタルシスというよりは、ひりつくようなリアリティに没頭できる。細部の描写まで手抜きがないからこそ、小説の深みが出ているように思う。

  • 黒川作品の真骨頂を見させていただいた。雑なようでいて筋書きがとても緻密で「ここで繋がるのね」と思わされることが多く楽しめた。文庫だと思って甘く見てたが思ったよりページ数が多くちと疲れた。今の警察もこんな風に裏金作ってるのかな。

  • 不祥事は絶えることなし、警察は、信用できません。「依願退職」で、すべてリセットか!小説だけの話ではない!!

  • 金を持っている男は持てるんだなーと思わせる。これほどまでに金になびく女は多いのかな。
    最後まで飽きさせない展開。そして続編に続きます。こちらもおもしろい!

  • 腐った組織の中で強烈な個性がぶつかり合う。
    息はピッタリとあってはいるが、堀内は相棒である伊達のことも信じてはいない。
    出世にしか興味がなく、自己保身に汲々としている奴ら。
    濁りきった水の中で、堀内もまた自らの意思で汚れていく。
    犯罪者は許せない。取り締まる側のはずの警察も、犯罪者に負けないくらいに腐っている。
    社会のルールにも組織のルールにも堀内は縛られない。
    自分だけが信じるルールの中で、悪徳警官として生きている。
    やり方に問題はあるけれど堀内なりの「正義」がそこにはある。
    まっとうではないけれど悪党だと決め付けることもできない。
    グレーゾーンの中で椅子取りゲームをしているような毎日は、やがて崩壊していく。
    現場を無視するような者が支配する組織は最低だ。
    だが、そんな最低の奴らが幅を利かせているのも事実だ。
    現実は理想には程遠い。

  • 前半はグダグダしてるけど、後半につれスラスラ読める。大阪や関西圏の地理を知ってたら更に楽しめる。
    本の内容に出てくる警察とヤクザとの関係が現実にもあるんだろうなー

  • 読み終えた後の感想は面白かった。。ただ前半はダラダラとしてて正直、ハズレの小説だったかなと思いました。途中から面白くなります。でも男性向けの小説かな。マル暴担当の刑事が自分の利益のために、悪い人間と繋がり、それ系の怖い人の弱みを握ってゆするストリーだけど、登場人物の繋がりや何の利益の為にこんな事をするのかete話がややこしくて頭がこんごらがる。でも、ややこしいから面白い。続編を読んでみたい。読んでみたいけど気合いが入りそう(笑)

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著者プロフィール

1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』『喧嘩』『果鋭』など。

「2018年 『雨に殺せば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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