悪果 (角川文庫)

著者 : 黒川博行
  • KADOKAWA (2010年9月25日発売)
3.60
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  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943814

悪果 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 警察といえば、警視庁的な感じで小説を読んでいた。流れで大阪府警とか神奈川県警はでてくるんだけど、(でも神奈川県警は結構登場してるなぁ。)ドラマもそんな感じかな(昔大阪の刑事ドラマはあった気がする。)どっこい大阪府警のしかもマル暴刑事。仕事は仕事でちゃんとシノギで稼いでいる。しかし、見事に悪人だらけの登場人物。ただあまり嫌な感じもなく一気に読み切った。小説だけじゃなく大阪府警にはこんな刑事がいっぱいいるような気がして怖い。初めて読んだ「黒川 博行」、今後もアリだな。

  • 黒川作品の真骨頂を見させていただいた。雑なようでいて筋書きがとても緻密で「ここで繋がるのね」と思わされることが多く楽しめた。文庫だと思って甘く見てたが思ったよりページ数が多くちと疲れた。今の警察もこんな風に裏金作ってるのかな。

  • 不祥事は絶えることなし、警察は、信用できません。「依願退職」で、すべてリセットか!小説だけの話ではない!!

  • 金を持っている男は持てるんだなーと思わせる。これほどまでに金になびく女は多いのかな。
    最後まで飽きさせない展開。そして続編に続きます。こちらもおもしろい!

  • 腐った組織の中で強烈な個性がぶつかり合う。
    息はピッタリとあってはいるが、堀内は相棒である伊達のことも信じてはいない。
    出世にしか興味がなく、自己保身に汲々としている奴ら。
    濁りきった水の中で、堀内もまた自らの意思で汚れていく。
    犯罪者は許せない。取り締まる側のはずの警察も、犯罪者に負けないくらいに腐っている。
    社会のルールにも組織のルールにも堀内は縛られない。
    自分だけが信じるルールの中で、悪徳警官として生きている。
    やり方に問題はあるけれど堀内なりの「正義」がそこにはある。
    まっとうではないけれど悪党だと決め付けることもできない。
    グレーゾーンの中で椅子取りゲームをしているような毎日は、やがて崩壊していく。
    現場を無視するような者が支配する組織は最低だ。
    だが、そんな最低の奴らが幅を利かせているのも事実だ。
    現実は理想には程遠い。

  • 前半はグダグダしてるけど、後半につれスラスラ読める。大阪や関西圏の地理を知ってたら更に楽しめる。
    本の内容に出てくる警察とヤクザとの関係が現実にもあるんだろうなー

  • 読み終えた後の感想は面白かった。。ただ前半はダラダラとしてて正直、ハズレの小説だったかなと思いました。途中から面白くなります。でも男性向けの小説かな。マル暴担当の刑事が自分の利益のために、悪い人間と繋がり、それ系の怖い人の弱みを握ってゆするストリーだけど、登場人物の繋がりや何の利益の為にこんな事をするのかete話がややこしくて頭がこんごらがる。でも、ややこしいから面白い。続編を読んでみたい。読んでみたいけど気合いが入りそう(笑)

  •  やはり黒川博行、面白い。しかも私の好きなノワールもの。悪徳警官がやらかしてくれます。
     大阪府警のマル暴担当の堀内と伊達のコンビは、高級クラブでは毎晩のように5000円ぽっきりで飲み食いをし、それぞれ自分のシノギを持っていて稼いでいる。
     そんな彼らの元に、大きなネタが転がり込んでくる。そのネタとは、カラオケボックスでヤクザが賭場を開帳するというものだった。上にあげると手柄を横取りされてしまうマル暴組織。そこでコンビは独自に調査を始める。上手く一斉検挙まで持ち込んだ。
     その賭場がらみから大きなシノギの匂いを嗅ぎ取った堀内は、自分のネタ元の編集長を使って捕まった客に強請りをかけさせるが、その後編集長は車にひかれ死亡。間もなく堀内もヤクザに殴られ、警察手帳を奪われる。やがて監察からも目を付けられ退職を迫られ、絶体絶命のピンチを切り抜けられるのか。
     毎度思うことなのだが、この作家はかなりしっかりとした取材をしているのだろうということだ。なので、読んでいてしらじらしくもないし、全てがありえそうなことばかり。また、関西弁が効いてテンポが良い。確か、前に『後妻業』を読んでこんなこともあり得るのだろうなと思っていたところ、程なくして後妻業をしていた女が逮捕された事件があった。あの時はあまりのタイムリーさに驚いた。
     さてさて、この『悪果』は『繚乱』に続くわけだが、マル暴を退職した堀内と、愛人の男に刺された伊達がどんな暴れっぷりを見せてくれるのか楽しみだ。

  • 救われない話

  • 大阪府警の刑事で頭のキレる堀内とメチャクチャケンカが強い刑事・伊達が、賭場を摘発したところから話は始まる。ヤクザに経営コンサルタント、パチンコ屋が絡んで複雑な利害関係を見せる。
    謎解きとは言えないけど、話の行き先が見えず、二人が金欲しさに暴れまくる姿が面白い。

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