- KADOKAWA (2010年10月23日発売)
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感想 : 71件
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784043943876
作品紹介・あらすじ
画家を志す忍は、自分と同じ人間が現れる奇妙な事態に遭遇。同じ境遇で悩む人々は、それをバイロケーションと呼んでいた。新たな二重存在を提示した、第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞の新感覚ホラー!
みんなの感想まとめ
存在の哲学をテーマにしたこの作品は、主人公が自分と同じ存在、すなわちバイロケーションに遭遇することで引き起こされる混乱や恐怖を描いています。静岡県を舞台に、主人公の新婚生活が崩壊していく様子は、心理的...
感想・レビュー・書評
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2010年日本ホラー小説大賞 受賞
「同時両所存在に見るゾンビ的哲学考」 改題
静岡県の焼津生まれということで
小説内は 浜松中心に静岡県内です。
主人公の夫が 牧之原のお茶生産の功労者の家系設定は、地味に面白かったです。
ドッペルゲンガーを もう一段ゾンビ的哲学されたような存在で、期待以上でした。
だって 文庫本なのに書庫保存の注意書きが付いてきたんですから。
しばらく 誰も読んでないな疑惑です。
本物と偽物、その差異を見極める。
そして、その差異の違和感に気づく本物たち。
途中までは、主人公と一緒に混乱と疑惑の渦中に入ることができます。
ファンタジー的な側面もあるため結末の収め方は難しい作品ですが 個人的にはこのラストが好きでした。 -
オリジナルである自分、バイロケーションと呼ばれる自分。
自分ではあっても自分ではない存在。
もしもその姿を目の当たりにしてしまったら、精神的に受けるダメージは想像もできない。
自分だったら・・・そう考えると、見なかったことにしてしまいそうだ。
それでも実際に被害が及ぶようになったら、どんな解決方法がベストだと言えるのだろう。
幸せな新婚生活。
突然現れたもうひとりの自分。
そして、少しずつ蝕まれていく精神。
崩壊していく幸せな生活と、転落していくだけの人生。
人生なんてちょっとした出会いや機会から変わっていくものなのかもしれない。
そのときは気がつかなくても、人生の分岐点に立っていることがきっと何度もあるのだろう。
バイロケーションの存在の怖さよりも、徐々にかけ離れていくオリジナルとバイロケーションの生活の違いが怖かった。
頑なな心は、人を幸せから遠ざけてしまう。
程度問題ではあるだろうけれど、殻に閉じこもっていては幸せはつかめないと言われているような気がした。 -
存在をめぐる哲学的なホラー。
怖いし、脅威。
自分だったらと考えさせられる。
面白く読めた。 -
一気読みしてしまった。
ドッペルゲンガーと似て非なるバイロケーションという
設定は、突っ込みどころもなくはないけど
少なくとも作中一貫してブレずに小説の土台として
このネタを余すところなく使いきっているので
自分としてはこういうものだと納得して読めたのが
読後の満足感につながっている気がする。
こういう新設定は往々にして破綻しがちなんだけど
最後まで「やりきった」のを素直に賞賛したい。 -
実はホラーミステリー。
設定がおもしろそうで購入。オチは期待外れの気もしましたが、ラストは…多少予測どおりとはいったものの、なかなかおもしろかったです。
途中、まわりくどいとかいうか、スッキリしないというか。伏線張りきれてない感じはありましたが。
読みどころは、この“もうひとりの自分”という現実離れした状況からの、実は奥深い衝撃的な結末。
よくあるホラーのただ怖いということではなく、人間であるからこそ・感情があるからこそ、恐ろしいということ。
幸福は共有できない…でも苦しみは共有してもらう。
まぁ所詮、現実の世界ではあり得ない。なんて思っていたけれど、読み終わってふと…
この苦しみや苛立ちの種類は、認知症とか精神病とか脳疾患を抱えている人の苦しみに近いのかもしれないと気づかされたら、私にとってはただのホラーミステリーではない特別な一冊に。 -
手に汗を握って、というわけではないが、一気に読ませる筆力はある、この先の化け具合が楽しみな作家。
後半でオチがなんとなく見えてしまい、驚天動地なカタルシスはなかったけれど、安易なハッピーエンドで終わらせないところに非凡を感じる。このエンディングゆえに忘れがたい作品となるのでは。 -
「分身の恐怖」
自分が増えると楽になると思ってる人。
それは間違いですよ。
不幸が二倍になるどころが、
二乗も誇張ではない。
自分が消されるかもしれない恐怖もあるしね。 -
なんか、あまり話がうまくないのでは? 最終的な結末に向けて設定が作られている感じが強い。あと、一人称視点で話しているなら途中で他者の視点が入ったらだめでしょう…。
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自分と同じ容姿の存在によって引き起こされる害に立ち向かう。その害が軽犯罪から身の危険まであり、何されるかわからない箇所に引き込まれた。主人公の生活環境が最後伏線回収されるのも良い。
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途中までは傑作を疑わなかったんだけど、最後主人公ご乱心までの道のりがやや弱かったなぁ
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自身と同じ容姿、行動を取るもう一つの存在「バイロケーション」。 いつの間にか顕れ、そして消えていく自分のコピーを目の当たりにし恐怖に怯える主人公・忍。 突然訪れた日常の破綻に手を差し伸べてきたのは同じくバイロケーションに悩まされる人達で組織された「会」彼らはバイロケーションの存在の抹消を目指していた。
自身とは別の二重存在をテーマにしたSF小説であるとともに、不気味な存在を示したホラー小説である。 そして「会」という謎の存在、彼らはバイロケーションに対して志同じはずなのだが・・・? SF、ホラー、ミステリどれをとっても面白い傑作。 -
〜じゃ
と話す老人とか
主人公の性格の悪さとか
なのでの多用とか
なぜ浜松ばかりとか
いろいろ気にはなるが
まあ楽しんだ。
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映画を観てから読んだのでどっちが本物か偽物か読み返す事なく内容が入ってきた。もし観ていなかったら一日で読みきれなかったと思う。
偽物が悪者と思ってしまうけど、本物でも悪者になるんだなぁとの感想と映画の方が映像の暗さのせいかホラーっぽいと思った。 -
これはホラーというよりはSFミステリーですね。設定は嫌いじゃありません。どっちかっていうと好きな方。でも後味悪いなぁ。
ずっと気になってたのは、本体が死んだらバイロケーションも存続しないだろうから、殺し合うのは違うかな?と。ま、バイロケも自分が本体だと思ってるからなんだろうけど。
あと、バイロケーションって言葉に凄く違和感を感じる。超常現象用語なんだろうけど、現象はバイロケでも、自分のドッペルゲンガーをバイロケって呼ぶのが気持ち悪かった。これは私の慣れの問題だけど。
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著者プロフィール
法条遥の作品

そうなのですか?
でも おそらく お子さんの年齢からすると
まだお若いから 私が読んだ作家さん達とは
世代が違うかもしれないですね...
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でも おそらく お子さんの年齢からすると
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世代が違うかもしれないですね
半村良とか 小松左京とか
わくわくで読んでましたけど