黒いユニコーン 機動戦士ガンダムUC(7) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 251
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943906

作品紹介・あらすじ

連邦政府首都ダカールでの死闘の末、バナージの前に立ちはだかった新たな敵。それは"ユニコーン"と酷似した"黒いガンダム"だった。『ラプラスの箱』をめぐる争いが沸点を迎える中、それぞれの思いに従って戦場を駆ける男たち、女たち。彼らの眼前で二機のガンダムが激突した時、未知の強大なエネルギーが膨れ上がり、世界の界面を揺らすかのように空を覆った-。いよいよその真価を露にするSF巨編、クライマックス第7弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「バンシィ」の登場とユニコーンとの戦い、ジンネマンのマリーダ奪還など話の見所は色々あり、物語も佳境に入ってきた感じ。ブライトに説得され再び物事に立ち向かうバナージのシーンが非常にいいなと感じる。幾たびの動乱の中でニュータイプが世界の何かを変えてきた様をそばで見てきたブライトだからこそ言葉の重みがあるのだなと感心した。相変わらずラプラスの箱の謎は明らかになっていない点が不満だが、引き続き読み続けていきたい。しばらく間が空くのでその間にアニメ版(小説とは少し筋が違うらしいが)もチェックしたい。

  • 自分の想像力不足のせいかもしれないけど、迫力の戦闘シーンのイメージが湧いてこない。
    アニメ版を観ていたからなんとなくわかったけど、アニメ版ともちょっと内容が違います。

    これからいよいよ最終へ向かっていく感じです。

  • ネタバレ ダメな男たちと、目指すべき道を見つけた女の対比が顕著。特に、リディはどうしようもないなぁ…。バナージは囚われの身で、モビルスーツ戦を除き活躍の舞台は乏しかったが、ミネバらと共に戻るべき宇宙に帰っていく。前巻あたりから動き出した物語は、終局に向けて一気呵成に進んでいくかのよう。ジオンでもなく、連邦でもないものとして…(この点が実にΖΖ風なのだが)。本筋とは関係なさそうだが、ブライトがなかなか渋い役どころ。そして、新たなニュータイプたちをネェル・アーガマに送り出す件は、ΖΖの終局展開のごときである。
    こういうオマージュに見せないオマージュは悪くない。しかし、シャアもどきはどこいった…。

  • 息をもつかせぬ戦闘描写、錯綜する男たち・女たちの熱い想い、葛藤、覚悟、決意。

    そして、儚く散り去る恋。

    熱い、アツ過ぎるよ福井晴敏。

    福井ワールド全開の一冊。
    物語はいよいよ佳境に差し掛かる。。。。

    ★4つ、9ポイント半。
    2016.02.23.古。

    ※恋を失ったリディは、主人公達の前に立ち塞がることになるのだろうか…?

    ※歪んだ恋心に傷ついた義兄は、変節を魅せてくれるのか…?

    ※敵味方が入り乱れ何が何やら分からなくなっていた相関図(主人公の立ち位置)が、作中人物の台詞のおかげで、ようやく整理できつつある(苦笑)。

    ジオン vs 連邦 vs 財団 vs “連邦とジオンという括りの外に置かれた者”

  • プルトゥエルブとして再調整され、黒いユニコーンのバンシィに乗せられたマリーダがメインとなる巻。
    強化人間として生まれながらも、人としての心の強さを持つマリーダはやはり、かっこよく美しいと思う。そして、いつの間にか大きく成長しているバナージ、けれども時折迷うときに、マリーダが心の声で「それでも、だろ?」と問う場面は、母のような戦友のような、二人がよく理解されあっていると感じる場面だった。

    そして、少し前から廻り始めた各々の歯車がここで一度錯綜し、またも離れていく瞬間でもある。
    バナージ、マリーダ、ミネバは再び出逢い、リディは家の呪いを背負いつつ、別の道へと歩み始めてしまう。リディに対しては歯痒さを感じながらも、ある意味、一番人間らしいとも思えてしまう。

    ラストはブライトの計らいで、ガランシェールは無事に宇宙へ、次巻へと続く。

  • 相変わらず
    私には頑張ってよんだぁ~
    って感じでした。

    いろいろな機体が登場するも
    う~んどんな形なのか
    想像できないってということで
    ネットで検索しながら
    ああ、これかぁ~と
    思いながら読み進めました。

    ジンネマンいい味だしてるなぁ~と
    思いました。

  • 敵の敵は味方、ではないけれど恋を失ったアルベルトとリディが奇妙な共同戦線を張る経緯が何処か哀しい。認めているが故にバンシィからリディを降ろそうとするナイジェルといい、周囲には恵まれているはずのリディが鬱屈した思いを抱え続ける運命を呪う。ネイジェルとリディの絡みはアニメではほとんどなかったのが残念。

  • バンシィやべえ……と思わずつぶやいた

  •  黒い《ユニコーン》、《バンシィ》に圧倒され、ビスト財団の勢力下にある《ラー・カイラム》に拘束されるバナージと《ユニコーン》。切り札を手元に集めるマーサ・ビスト・カーバインの思惑はオードリーをも《ラー・カイラム》に呼び寄せ、奇しくもバナージとオードリーは再会する。宇宙へ上がるためにオーストラリア、トリントン基地を目指す《ラー・カイラム》だが、その艦長ブライトの思惑はまた別のところにあって……一度は拡散した物語が、宇宙に収斂する。

     トリントン基地、と云う場所柄、0083世代としてはグッとくるものがある。とはいえガンダム開発計画は闇に葬られているので(笑)、この基地はただの僻地、という扱いなのだけれど――にしては後半、トリントン基地司令が毒づく「まったく、《ガンダム》に関わるとろくなことがない!」という台詞は思わせぶり。引用131頁で、“戦後まもなくのジオン残党軍の襲撃”と“核兵器の貯蔵”をまるで無関係に書いておきながら、基地司令にはトリントン基地と《ガンダム》の因縁を口走らせる。そのあたりのさりげなさにニヤリ。

     もちろんのこと、ブライトキャプテンに肩入れして読んだことは云うまでもないけどね! ジャパニーズ・オトッツァン!

  • 福井晴敏の"機動戦士ガンダムUC"第7巻。ユニコーンって、過去のガンダムの歴史を精算するために綴られているのではないかと錯覚する事があります。まぁ、逆シャアの続編に当たるので当然ですが…wアムロ、シャア、カミーユ、フォウ、ジュドー、ハマーン、プルなど彼/彼女らが目指して、到達できなかった地平への旅だと考えると壮大な叙事詩の一部だと。本作でもおじさん達のかっこ良さが目立ちます。硬直した世界を作ってしまった大人たちに変わり新たな世代が作り出す世界のありようはいったい…再び戦場は宇宙へ。

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プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

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