捜査指揮 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 47
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943913

作品紹介・あらすじ

捜査指揮官に必要なのは的確な判断力と決断力。そのためには徹底的に現場経験を積み、現場の資料を読み込み、考え続けること。刑事警察最高幹部OBの中でも捜査への造詣と見識の深さが随一の著者が、貴重な失敗談、科学捜査の現状、反社会勢力との闘い等、70もの実際の事件をもとに綴った刑事捜査の真実。伝説の元警視庁捜査第一課長・寺尾正大氏の協力も得て刊行。第一級のリーダー論としても役立つ書。

感想・レビュー・書評

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  • 大変勉強になりました。

  • 元警察庁キャリアが名物元捜査一課長からの協力を得てまとめた、中むけの講義用資料をベースにした本。実際の事件例がアレンジされつつもふんだんに引かれている。

    著者の時に強硬な捜査を支持する考えは、冤罪事件に厳しい目の向けられる昨今の時流には反するが、「疑わしきは罰せず」は裁判での話であり、警察は警察としての職分を尽くして疑わしいから調べるのだという主張には納得。時流の行き過ぎへのアンチテーゼと捉えたい。

    また、判断、組織、仕事への取り組みといったあたりは、捜査だけでなく仕事一般の指針になりうる。例えば、、、最初から犯人、犯人と欲張っているとダメで、犯人を知っている人から捜したほうが成果が上がることが多い。とか、指揮官は捜査資料をとにかく多角的に幅広く読み込むべし、といったあたりは、仕事の裾野を広げる大事さを思わせる。また、「これはつぶした、もうやった」というのを鵜呑みにしてもダメで、鑑識にしても、その道のプロに見せないと分からない場合もあるというのも深い。ミクロもマクロも押さえないといけないのだ。

  • 1FI最下奥

  • 元警察庁のキャリア官僚の手になる捜査や指揮官の心構えの本。実例に富んでいるほか、著者自身が警察の現場で得た経験を含めて書いているので、リアリティがある。
    捜査指揮というのは、一種の戦術や決断のことではないかと考え、仕事やビジネスにおいても応用できる部分が多いだろうと思って読んでみたが、この点については、もう少し、指揮官が決断するプロセスや思考法について具体的に書いてほしかったという思いが残る。それでも、良質な経験を積むことが大事ということなど、教訓とすべき点がなくはない。

  • あまりに上から目線の書きっぷりにいささか引き気味。
    指揮官としての指南書かと思って読んだが、むしろ警察の取組み方や捜査がしづらくなった現状を描いていた本である。
    少し期待ハズレだった。

  • 神戸西事件のこと。

    警察官の人に読んでほしい。

  • 警察ドラマ・小説の内容をより理解する為に購入。
    興味があったのは事例の話だったが、一般ピープルのためになりそうな教訓も多数。
    管理側だけでなく、現場サイドの話も聞きたい。

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著者プロフィール

1981年横浜市生まれ。和光大学表現文化学科卒業後、中国、インドネシア、フィリピンに日本語教師として滞在。フィリピン大学大学院アジアセンターでフィリピン学専攻、在籍中。現在「日刊まにら新聞」記者。

「2019年 『半径50メートルの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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