葬神記 考古探偵一法師全の慧眼 (角川文庫 あ 52-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943920

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、考古学者になりたいと思った事があった。結局それは夢で終わったが、この作者は学芸員であっただけあり、考古学に関する記述が詳しく分かりやすく書いてあり、その点は大変興味深かった。
    ただ、登場人物にあまり魅力がなく正直感じが悪い人物ばかり。主人公?(古屋)は情けなく焦れったい。推理部分もあまり良くなかった。
    でも、このシリーズ後2冊購入済みなので次回に期待したい。

  • うーーーーん、これはほんとに合わなかったなぁ。テーマは好きだったけど。

  • 実は、考古学をテーマにした推理小説をずっと探していたので、個人的には嬉しい。一法師探偵も言っているが、犯罪捜査の鑑識と発掘調査は似ているのである。鑑識だけでは無い、僅かな事実をもとに推理していく手法は、ほとんどそのまま考古学に応用出来るだろう。

    しかしながら、小説としては、残念な内容になっている。何処からか引き出して来たような伝説で無理やりネットパニックを演出。わざわざヤマを三つも盛り込む仕掛けを作っている。それよりか、登場人物を絞って魅力的な人物造形をするべきだった。

    確かに弥生時代は何故か偶像崇拝が無い。そこへ来て、あの魅力的な「発見」は普通の人はいざ知らず、私のような弥生時代ファンには、ドキドキする設定ではある。だからこそあのラスト、みーんな古屋を称えているのが、どうしても納得いかない(笑)。
    2012年12月7日読了

  • うーん、設定は面白いのに話の流れというか、組み立てかたがよくわからない。もっとシンプルに時系列で組み立ててくれた方が、わかりやすく楽しめた気がする

  • 3作目から読んでさっぱり分からなかったので、とりあえず1作目を読んでみたものの、やはり分からなかったです。どういうことだ。

  • クールで聡明な一法師が、持ち前の頭脳をもって「ぬかと様」なる謎に挑んでいく。話の中に、考古学的な話や説明がいくつも出てくるが、出土品や発掘現場に関わる考古学知識には少々興味があったので、考古学説明部分には関心が持てた。またストーリーも面白く、古屋が色々巻き込まれて一法師に叱咤されながらも、自分で頭を使って自分も謎を解決しようと成長していく様は、読んでいて応援したくなった。

  • まずは探偵役チームのキャラクターが、なんというか、テレビ映えしそうなキャラクターで。(^^;
    ドラマ化とかちょっと意識しているんだろうか?って感じですね。
    事件はそう複雑ではないのですが、ちょっとした伏線とかが良く配置されているなぁと思いました。
    終盤のパニックものみたいな展開はちょっとやり過ぎの印象も。

  • ワカマツカオリには抗えなくて。
    そのブーストを借りても少ししんどい。優秀な人間を理解できるように描くことが如何に難しいか。「ぼくの考えるいちばんかっこいい考古学者」感、決して嫌いじゃないけど、ゾクゾクする。
    目指すところは京極堂や万能鑑定士なんだろうけれども…

  • 人がよくて運が悪いフリーターの古屋。
    遺跡発掘のバイトに出かけた朝、前日に会ったばかりの現場責任者の他殺死体を発見し、オロオロするうちに犯人扱いで連行されて…


    『考古学ライトミステリ』というふれこみで手に取った。
    化野燐…初めて読むけれど、「幻想文学」誌上でデビュー?へぇ〜!…と、期待が大きすぎたせいか、拍子抜け。

    探偵役の一法師全のキャラも、"ありえないほどの考古学の知識から推理を導きだす"とかいう訳でもないし…文化財専門トラブルシューターという設定もぼんやり。
    古屋の夢にインスピレーションをもらったんなら、『夢探偵古屋』が主役じゃない⁈
    ヒロインの魅力もわからないし。
    人物の話し言葉や文体にも、ちくちくと引っかかって、ストーリーに乗り切れなかった。

  • 良さがわからない

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